JUNさんから中野士郎さんへの質問

  • 2008年12月24日

Question

(Bivo PHASE JUNさん)
ご無沙汰しています!
MINXさんって、
ブランドをしっかり確立されているサロンだと思うのですが、
その中でもやっぱり士郎さんの存在感って
すごく強いと感じているんですね。
今、個人のブランディング能力が低い子が多いので、
士郎さんが、
今までどのようにご自身のブランディングをしてきたのか、
是非お聞きしたいです!

Answer

(MINX harajuku 中野士郎さん)
JUNさんこそ(笑)!!

JUNさんこそ一体どうやって
ブランディングしてこられたのか……
僕はそっちの方が興味ありますけど(笑)!!

僕のブランディングって、
きっとあれですよね、
昔やっていたM字バングとか
奇抜なファッションとか
そういうののことかなと思うんですが。
僕的にあれは
何か元々、「こうしてやろう!」っていうのが
あってやっていたことじゃないんですよ。

ただ人とかぶるのがあまり好きじゃなくて、
自分のオリジナリティや趣味を
とことん突き詰めていったら
ファッションや外観は
ああいう風になっていった
っていうだけのことなんです。

だからあれは
ブランディングって言えるものでは
なかったと思うんですが……。
でも
ああいうファッションをしていた僕を
MINXは許してくれていて、
それによって僕の個性は
すごく伸ばされたんじゃないかと思います。

やっぱりブランディングって、
個性を伸ばすことなんだと思うんですよ。
その人の長所を見つけてあげて、
そこを伸ばしてあげる。
そうすることで
個性が育っていって
それがその人のブランドになっていくんですよね。
短所をつつくんじゃなくて、
良いところの方を見つけていってあげると、
言われた方も素直になるし、
やってみようかなって、
実行にも移しやすくなる。

僕たちはそうやって
結構放任主義というか、
自由にやらせてもらっていた。

だから僕も、
下の子たちには
基本、放任主義でやっています。
もちろん個人個人、タイプがあるので、
ある程度レールを引いてあげた方がいい
って言う人もいるんだけど。

放任主義って言っても、
もちろん、
ただ放ったらかしの投げっぱなしにしておくんじゃなくて
責任は当然上の者がとるんですよ。
その子自身がちゃんと
美容師として生きていけるように
責任持って育てていかなきゃいけない。
ただ、口出ししすぎないようにはしているんですよね。
自分で気づいてほしいから
その気づきを待つんです。

僕自身、そうやって育ててもらって、
個性を伸ばしてきました。

ファッションや見た目は、
ブランディングではなかったけど、
そのインパクトと、中身とのギャップで、
得したこともありましたよ。

「あんな格好してる人だけど、結構普通の人なんだね!」
「前髪M字にされるかと思ったけど、大丈夫だったね!」
みたいなね。(笑)
そういう風には利用できていたかもしれません。
でもやっぱりそう言ってもらうためには
中身なんですよね。
お客様と関係性を築いていける人間性。
それがないと
ギャップにならないですからね。

僕の場合は幸いにも
人と話すのがすごく好きだったのもあるし、
誰かに何かしてあげることも大好きだったから、
無理なくお客様と親しくなっていけた部分はあります。
あとは、
アシスタントの時って、
自分のお客様っていうのはいないんだけど
でも全員が自分のお客様のような
そういう意識を強く持ってやっていました。
そのおかげで、
アシスタント時代から、
お客様と結構親しく話をさせてもらったり
してたんですよね。
だから、僕はスタイリストデビューと同時に
お店を異動になったんですが、
その時に、前の店舗に来てくれてたお客様が
僕のお客様として
新しいお店に来てくれたりっていうことも
あったんですよね。
うれしかったですね。

「はじめてきた時には
あの人にだけは髪を切られたくないと思った」
と言っていたお客様が、
もう10年通ってくれていたりもして。

ブランディングって、
無理してなんかするんじゃなくて、
そういう人間関係を築ける人柄と、
自分らしさを、
自分自身でどんどん見つけて伸ばして……
下の子たちにも
そうやって育っていってほしいなと思います。