鈴木大志さんから河野悌己さんへの質問

  • 2008年08月04日

Question

(kakimoto arms GINZA 2 chome 鈴木大志さん)
世界の銀座で、何年後にはナンバーワンの美容室になろうとか、
考えていらっしゃいますか?
そのために、どんなことをしているのか、お聞かせください?

Answer

(drive for garden 河野悌己さん)
銀座でナンバーワンですか?
いや、現時点では全くそんなことは考えてないです(笑)。
なんかお答えになってなくてすみません。

美容室って何をもってナンバーワンとするか
数値みたいなものでは測れないので
あいまいというか、難しいですよね。

まして、僕らはまだはじめて3カ月ちょっとです。
なので今は、何か特別なことをしようというよりは
当り前なことを、当たり前にやるっていうのを
大事にしています。
お客様がいいなと思ってくださることって、
だいたい、いつも革新的なことか、
逆にとても当たり前なことだと思うんです。

じゃあその当り前なことって
実際何だろうっていうのを、
お互い確認しあったり、
意見を交換し合ったり、
今はそういう話し合いをしていますね。
地に足つけて前向きに進もうとしているというか、
そんな感じです。

だからミーティングはしょっちゅうしていますよ。
GARDENはミーティング好きな会社なんで(笑)。
コミュニケーションをとるっていうことに関しては、
抜群に力があります。
スタッフも
ミーティングは嫌がらないですし、(おそらく……)
むしろ率先して参加してくれています。
自分が思っていることを
提案したり主張したりする場だと考えてくれていて、
アシスタントからもたくさん意見がでます。
活発なミーティングが行えていますね。

GARDENは「世界一」っていうのを
目標に掲げていますが、
それに対して
具体的にこんなやり方をしてっていうのは
確かに必要ですが、今の段階では
一歩一歩前に進んでいくことが
必然的に上にあがっていくことになると思っています。

今回銀座店の名前にも、
そういう気持ちを込めているんです。

driveっていうところですね。

進み続けることが大事だと思うんです。
スタッフもみんなモチベーションが高い子ばかりなので、
一人ひとり、一美容師として、
自分の夢や目標っていうのを
持っていると思うんだけど、
壁を乗り越えたり苦しさに耐えたりしていきながら
その夢をかなえていく。楽しみを覚えていく……。

スタッフ全員がそういう風に向上心を持って
考えることができたり、
仕事に取り組めるようになること、
それが会社全体の夢の達成にも
つながっていると思うんですよね。

スタッフみんなにそういう前向きな考え方を
してもらおうと思ったら、
上の人間がまず進んで実行している姿を
見せることだと思います。
日々、前向きに、上を目指して進んでいくことが、
目標達成への第一条件のような気がしています。

銀座への出店も、そういう前向きな行動の一つだと思っています。

青山・原宿・表参道って、
サロンがすごくたくさん混在している中で、
いいサロンを作ろうと考えていくことも
もちろん大事なんですが、
そこで培ったものを他のところでも試してみたい
っていうのはやっぱりありますよね。
鈴木さんも「世界の銀座」って言われていますが、
その新天地として考えたとき、
銀座がいいのかなって思ったんですね。

銀座はいい街ですね(軽くてスミマセン……)。

なんというか、とてもエレガンスな感じなんだけど
全然無理をしていない感じが好きです。
銀座だからって気負いしている感じもなく、
だけどちゃんとしている。
適度な緊張感を感じますね。
そういう意味で本当に大人な街なんだなって思っています。

銀座ってすごく会社が多くって、
だから銀座にいる人っていうのは、
銀座に働きに来ている人がほとんどなんですよね。
何気に千葉だったり埼玉だったり、
全然別のところに住んでいる人の方が
多かったりもする。

なんか銀座で働くようになってみて、
ある種周りが作り上げてる銀座のイメージっていうのは
架空のもので、実際この街で働いている方々のイメージとは、
ちょっとぶれがあるな、というのは感じるようになりました。
いい意味で、今まで思っていたよりも
カジュアルさを感じましたね。

こういう街で、
働く大人の女性像っていうのを、
作っていけたらなって思いますね。

銀座店がオープンする前、
表参道に来られているお客様にいろいろ聞いてみても、
結構銀座、丸の内界隈で働いていらっしゃる方って多かったんです。
そう考えるとお客様って、
表参道にいたときとそんなに変わらないと思うんですよね。

銀座方面からわざわざ来てくださるお客様が、
たくさんいらっしゃったことは、
そういう方々に、もっと近い存在でいるべきだなって考えさせられたし、
それが銀座出店につながる原動力の
1つになっていたと思います。

逆に、表参道の方が近かったのに、
こっちのお店に移ってくださったお客様もいらっしゃって、
そういうお客さまに対しては
申し訳ないと思うところもあるんです。
やっぱり不便な思いをさせてしまっているところもあると思うし。
でもそういう部分を、
僕らはデザインだったり空間で返していきたいと思っています。

オープンしてからこの3カ月、そういうことを
非常に強く思っていました……。

お客様がうちに来たいって思ってくれる気持ちと、
それに答えたいっていう気持ちは、
いつもつながっていたいなと思うんです。

お客様にアンケートを書いていただいたり、
前の方がよかったところとか、今の方がいいところとか、
そういうリサーチをしているんですが、
それをもとに少しずつ、いい形を作っていけたらと思っています。

僕自身は、銀座にきて何か変わったかっていえば、
何ですかね、多少大人になりました(笑)。
でもスタンスは何も変えてないですね。
なんかこれで銀座に溶け込みすぎちゃったら、
意味がないというか、
いい意味で溶け込まず、
カジュアルさを出していけたらいいですよね。