鈴木定さんから吉沢ジュンさんへの質問
Question
(pace 鈴木定さん)アシスタントの子に、はさみとか、そのほかの道具について
どういうものを使うといい、などとアドバイスしていますか?
僕は、道具にすっごくこだわっちゃうタイプで、
最近は富山まで、はさみを作りに行きました。
全部鉄でできているんです。
Answer
(LIPPS omotesando 吉沢ジュンさん)はさみは、お店のオリジナルのシザーがあるので
それをとりあえず買ってもらってるんですね。
特長は、ブラントの切れ味がいい、というところでしょうか。
うちって結構ラインを重視してやっているんですけれど、
このオリジナルシザーは、インチのわりに刃先が長いので
スパッとラインどりがしやすいんです。
あと、僕の場合は最後に、チョップカットをよくするんですね。
オリジナルシザーはブラントで切っていく分にはいいんですけれど、
チョップカットで切るには小まわりがききにくい部分があるんです。
ですので、その場合に使うはさみについては
刃先の薄さだったり、刃先の短さだったりという部分に関して
自分の経験の範囲内でアシスタントに伝えています。
オリジナルのセニングは、すきが弱い感じのものです。
一発でばんばんとれるものではなく
なめらかにとっていく感じですね。
繊細な柔らかさが出しやすくって
うちが撮影で出しているような感じが出しやすいものです。
はさみ以外のブラシなども、だいたい同じのをそろえています。
自分についている子には、
「最低これだけ持っていたらいいよ」とアドバイスして
その道具は同じワゴンに入れています。
これは、同じ道具を使うことによって、指導がしやすくなるからですね。
同じくらいの角度で同じくらいのテンションで同じ熱をあてたときにこうなる、というのは
ある程度、あわせておいたほうが教育しやすいので。
コームはアシスタントにおまかせなんですけれど
やっぱり聞かれますね。
「なんでそれを使うんですか?」って。
コームは、大きさでも、色でも
存在感を出したいかどうかというのがあると思うんですよ。
例えば、赤だと存在感でますよね。
僕は灰色なんです。
僕は、コームが髪になじむ感じが好きなので灰色を使っています。
コームを空気のような存在で使いたければ
僕みたいな色を選ぶだろうし
コームの存在を感じさせたいなら
はっきりした色を選ぶと思うんですよね。
アシスタントも自分でやっていくうちに
この部分はこの先輩のマネをしよう、
この部分はこの先輩の感じで、というふうに
選び分けていくみたいです。