高橋真以子さんから薫森正義さんへの質問

  • 2007年02月16日

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Question

(RITZ SHIMOKITAZAWA 高橋真以子さん)
自分よりも後輩のスタイリストに対しての
教育で、一番気にしていることは何ですか?

Answer

(Double 薫森正義さん)
若手スタイリストの教育という意味でお話しすると、
スタイリストになった時点で、
若手も僕たちも、同じ、「いちスタイリスト」なので、
Doubleでは、そこからの教育っていうのは、ほとんどないんです。
スタイリストになるまでは、
それこそありとあらゆることを教えるんですが。

そのうえで、
若手のスタイリストに対して僕が気にしていることを
お話しすると……。

若手スタイリストって、最初はカットに自信がなくて不安ですよね。
やっぱり。
でも、それがお客様の前で出ないように、
最初にメンタルな部分をしっかりすることが大事と伝えます。

お客様に接する時、
「とにかくこの人を可愛くしてあげたい」という
強い気持ちを持つこと。
不安げな顔をしてカットするのは絶対NGということ。
たとえ時間がかかったとしても
「可愛くしてあげよう」という気持ちをしっかり持てば、
お客様には伝わるものだと思うんです。

技術は、お客様をたくさん切っているうちに、
必ずうまくなっていくものです。
全部の技術ができなきゃ、とあせるよりは
お客様とちゃんとコミュニケーションをとって、
相手の気持ちをちゃんと察しながらやりなさい。
それが一番大事、と、伝えます。
そして、
必ずお客様に、
「私、可愛くなった」と思わせてお帰ししなさい、ということも
何度もいいますね。
そのためには、別に全部切る必要はないかもしれない。
前髪だけ切ってもいいかもしれない。
とにかく、その人が笑顔で帰ればいいんです。
そういう繰り返しで、
徐々に自信はついていくものです。

もうひとつ。

若手スタイリストに対しては、
空き時間を、「暇な時間」にしないように、ということを伝えます。
そういう時間こそ、お店全体のお客様を見るように、と。
もちろんそれは、先輩の技術を見るという意味でも大事なんですが、
先輩の手伝いをしたりして、
自分自身を忙しく見せる演出を考えなさい、と。
サロンにいらっしゃるお客様は、目もこえているので、
そのお客様に対して、
「暇そうにしているスタイリスト」と見えないような演出。
そして、
服装だったり、自分の髪型だったり、話しかただったりを、
自分なりにちゃんと演出しなさい、と。
そのキャラクターは人によって、様々でいいのですが、
まずはお客様に憶えてもらえるスタイリストにならないと、と
よく伝えていますね。