浦さやかさんから岡村享央さんへの質問
Question
(FLOWERS 浦さやかさん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
イケメンだし、脚も長くて、冷静で、
弱点などなさそうに見える岡村さん。
そんな完璧に見える岡村さんでも、
失敗することなんてありますか?
「岡村さんでもこんな失敗するんだ!」と、
ほっとさせてくれるような失敗談があれば、
是非聞かせてください!
Answer
(MINX central 岡村享央さん)失敗談なんて、
いろいろありますよ!
僕、見た目のイメージからなのか、
クールでしっかり者という印象を
持って頂くことが多いんですが、
実はそんなことないんですよ!
クールどころか
相当アツいです(笑)!
失敗談も普通にたくさんあります。
ありすぎて何を話そうかと思うくらい。
そうですね……
アシスタントの頃は、
先輩スタイリストが
セミナーをするのについていって、
ハサミを忘れちゃった!
なんてこともありました。
一番大切な道具を忘れちゃって
先輩の仕事にも支障をきたしてしまったし、
周りにすごく迷惑をかけてしまいました。
なんとかセミナーはできましたが、
あの時は本当に反省しましたね。
準備と確認の必要性というものを
心から実感として感じました。
それ以来、
準備とその確認は
しっかりと行うようになりましたね。
失敗って
僕もそうだし、
皆、誰でもするものだと思います。
失敗はしていいものだと思う。
どんどんしてかまわないし、
むしろ失敗を恐れちゃダメだと思います。
ただ、どんな失敗であれ、
同じ失敗を繰り返さないこと。
それが大事ですね。
何がいけなかったのか、
原因と結果を、
振り返ってしっかり確認すること。
そこの答えを明確にしておかないと、
同じことを繰り返してしまうので。
繰り返さないようにしてさえいれば、
失敗はいい経験になり、
次のステップへの架け橋に
なってくれるんじゃないかと思っています。
yu-kiさんから浦さやかさんへの質問
Question
(pas de deux by u-realm yu-kiさん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
浦ちゃんが一度、
酔っ払い過ぎてふらふらになっているところを見たことがあるのですが(笑)
美容師ライフでも、そんな感じの失敗ってしたことありますか??
Answer
(FLOWERS 浦さやかさん)あ、yu-kiさんが言っている
酔っ払ってふらふらになってたっていうのは……。
テキーラ飲み過ぎて
倒れて運ばれちゃった
あの時のことですね(笑)!
そういうこともありましたね~!
そんなことになったけど
翌日は土曜日だったので、
ふんばって営業に出たのを覚えています。
にしても
失敗の話……って、
私、失敗ばっかりなんですけど!!
一番印象に残っているのは
アシスタントの時
撮影中に熟睡してしまったことです。
アシスタントの時のことなんですけど、
その時も今の社長である高柳の下について
ヘルプをしていたんです。
立ってヘルプをしていたんですが、
本当に眠くて眠くて、
立ったまま寝てしまって、
なんと
床に倒れちゃったんですよ!
貧血とかじゃなくて
ただただ眠くて(笑)!
それで高柳から
頭に一発、
グーで
本気のパンチをもらいました。
それで、ようやく目が覚めた感じです。
編集の方もカメラマンさんも、
びっくりしていましたね。
なんだったんでしょうね、
あの眠気は……(笑)。
たしかに、忙しい時期ではあったし、
前日も徹夜していたりして、
眠いのもしかたなかったかもしれないけど、
すごくやる気はあったのに……。
今だったら寝ないだろうと思うんですが、
その時は
何故か、どうしても耐えられなかったんです。
本当に、
こんなこと言うと怒られちゃいそうだけど、
時間がたった今だから言えるんですが、
あの日の撮影のこと、
あんまり覚えてないんですよね(笑)。
それくらい眠かったんです。
でも、やっぱり眠いなら眠いなりに、
なんかしら眠気対策を
とらなきゃいけなかったなーと反省しました。
眠眠打破を飲んでおくべきでしたね。
でもそれ以降は
撮影中の居眠りは
……あんまりしてないと思います(笑)!
佐々木純一さんからyu-kiさんへの質問
Question
(LuLu by U-REALM 佐々木純一さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
yu-kiさん、お店に遊びに来てください!
首を長くしてお待ちしています!!
yu-kiさんのお話、是非聞かせてください。
Answer
(pas de deux by u-realm yu-kiさん)うーん、どうしよう……。
というのも、
今だから言えるも何も……、
僕って基本おっちょこちょいだから
美容師がやり得る失敗の
ほとんど全てをやってきてるんですよね(笑)!
シャンプーの時に
顔に水をかけちゃったとか
耳に入れちゃったとか、
そんなんにはじまり、
パーマの薬を間違えてかからなかったり、
カラーが全然染まってなかったり、
かと思ったら、お客様の洋服染めちゃったり(笑)
などなど……
本当に、もうこれ以上はないんじゃないかというくらい
失敗はやりつくしてきました。
だから何を話していいものやら
かなり迷いますが……。
やっぱり最大の失敗はこれかな……。
僕、お客さんを
取り違えてしまったことがあるんです。
ちゃんと各々カウンセリングをした後でのこと。
今自分が作るべきスタイルは
頭に入っていたんですが、
2人のお客様のオーダーを、
完全に入れ替えて、施術してしまったんですよね。
だから
本当はアッシュ系カラーにして、
バッサリ切りたい! と言っていたお客様に、
ピンク系カラーをして、
切らずに返してしまいました。
そしてもう1人のお客様には、
本当はピンク系カラーをして
毛先を整える程度のカットをするはずだったのに、
アッシュ系カラーをして
バッサリ切ってしまいました。
1人目のお客様は
きっと何かおかしいなとは思っていたと思うんですが、
言い出しにくかったんでしょうね、
何も言わずにお帰りになったので、
その時点では僕はまだ気が付きませんでした。
2人目のお客様の髪に、
最初のハサミを入れた瞬間、
お客様の顔色が変って
「え!」と声が漏れました。
そりゃそうですよね、
カウンセリングの時「伸ばしたいんです。」
って伝えたはずなのに、
10cm近く
バッサリ切られたんですもんね。
それで僕は、
2人のオーダーを逆に施術している!
ということに気が付きました。
でも時すでに遅し……。
こうなったらもう
ひたすら謝るしかありません。
幸いにもエクステというものがあるので、
それをつけさせていただくことで、
対応させていただきました。
帰ってしまった方のお客様にも、
すぐに電話してお詫びし、
やりなおさせてほしいと伝えました。
まだカリスマ美容師ブームの最中で、
お客様1人1人にちゃんと自己紹介をして
カットをし始める……なんていう丁寧さなんかが
なかったような、そんな時代でした。
そういうバタバタした環境だったからこそ、
それに飲み込まれて、起きてしまったミスなのかな。
でもそれからは
打ち合わせ内容はきちんとカルテに書くことを徹底し、
いざ切るという直前にも、
ちゃんとお客様に確認して……
という風に、
やり方を改めました。
僕は本当に多くミスをして来たなと思うけど、
やっぱりミスをしてしまったあとの対処法としては、
ミスを認めて謝る
っていうのしかないと思う。
ミスはどうやっても正当化できないし、
しちゃいけないものだと思うんです。
よく
お客様とのカウンセリングで
打ち合わせしたとおりに
仕上がらなかったりすると、
「途中でこういうところがあったから、
こんな風にしておいたよ。」とか
もっともらしいことを言って、
正当化しちゃう人、
見かけます。
でも、それがミスでしかないことは、
本当は自分が一番良く分かってるはず。
それなのにそれを認めず、
お客様の不満をねじ伏せるようなやりかたで
終わらせてしまうっていうのは、
なんだかウソをついているようで
僕だったらそういうのって、
心苦しいなーと思うんですよね。
もちろん美容師としてのプライドもあるし、
人それぞれ考え方もあると思うけど、
僕はどんな失敗をしても
正当化するよりは
誠心誠意謝る方を選びたい。
素直に謝って、
「もう1回やらせて!」
って言っちゃった方が
気持ちもいいし、
ちゃんとやりなおさせてもらう
チャンスも得られるかもしれないし、
ずっと前向きだと思うんですよね。
そうやってきた結果、
今まで失敗してしまったお客様も、
その多くが後には常連さんになってくださったりして……、
その取り違えてしまった時のお客様たちも、
今でも僕の所に通ってくださる
大切なお客様になっています。
やっぱり、お客様にも
自分にも、
嘘つかず、
美容師やっていきたいなと思いますね。
高橋俊友さんから佐々木純一さんへの質問
Question
(GARDEN 高橋俊友さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
じゅんちゃん! お祝できてなくてごめんなさい!
すぐ行きますね!
今だから話せる話、聞かせてください!
Answer
(LuLu by U-REALM 佐々木純一さん)専門同級生の俊ちゃん
質問ありがとうございます。
そうですね、
一番印象に残っているのは……。
スタイリストになりたての頃です。
23歳くらいの頃でした。
その頃はどうしたらお客様をたくさんとることができるか、
そればかりを考えていましたね。
いろいろ考えてるうちに、
見た目を変えた方がいいんじゃないか
と考えるようになりました。
僕ってその頃、
ロンゲで色黒で、
ちょっと見た目いかつくしていたんです。
それがとっつきにくいんじゃないか……、
と思ったんですよね。
それで、
やっぱり見た目から変えていこう!
と決心し、
長かった髪をバッサリ切って、
ひげも剃ったし服装も変えて、
少しでも爽やかになるようにしました!
美白したりもして(笑)。
ちょっとでも多くの人に好かれたい
という一心だったんですね。
でも、僕のことを
アシスタント時代から知ってくださっているお客様たちから
「今までの方がよかった。」
「変だ。」と、
ダメだしされたんです。
その言葉を聞いた時、
ベースになる自分のスタンスっていうのは、
変えなくてもいいんだ! と、
気がつかされました。
確かにその時の僕は
似合わない格好をしていて
変だったと思います(笑)。
そんなところで無理をするよりも、
見た目なんかは自分らしさを出していった方が、
魅力的に映るんだと気付かされたし、
本当に力を入れるべきなのは別の所だった
と考えさせられました。
それからは
自分のスタンスは守り、
好かれるためだけに
人からの評価を気にして
見た目を変えたりしない!
と決めました。
今は自分の好きなテイストの、
着たい服を着て、したい髪型をしています。
だから見た目は
ちょっとこわもてのまま(笑)。
でもその分、
接客や技術は、特別丁寧にしています。
見た目は自分らしさにこだわってもいいけど、
接客や技術は、
お客様の為のもの。
だからチャラチャラした格好をしていても、
そうしているからこそ余計に、
やることはちゃんとやって
お客様に満足していただかないといけないと思っています。
サロンもスタッフと話し合って、
来てくださるお客様が
喜んでくれたり
居心地良く感じてくれるような
そういう点にこだわって内装も作りました。
来てくださるお客様はやはり、
女性がメインになってくるので、
女性が好む清潔感のある内装になっています。
店名にも、同じような思いを込めて、
可愛らしい雰囲気の名前を選びました。
LuLu(ルル)っていうと、
良く風邪薬を連想されちゃうんだけど(笑)、
うちのルルは
皆を可愛くする薬のような存在!
ってことで、
それもいいかなと思っています。
僕自身はやっぱり
男っぽい感じとか、
カッコいいテイストが好きなんだけど、
お客様の為に用意するものっていうのは、
サロンも技術も接客も、
お客様の好みに合わせて、
切り替えて提供していきたいと思っています。
だから
仕事モードとプライベートは、
結構はっきり使い分けする方ですね。
CHIEさんから高橋俊友さんへの質問
Question
(anti lagoon CHIEさん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
この前は野球の試合お疲れ様でした!
次の試合は必ず見に行きます!
でもまたantiが勝ちますよ(笑)!!
高橋さんの今だから話せる、ためになった失敗談聞かせてください。
Answer
(GARDEN 高橋俊友さん)ええ!
次は絶対負けませんよ(笑)!
失敗談ですか……。
失敗はいっぱいありすぎて
何を話していいのか分からないくらいありますよ。
アシスタント時代って、
がむしゃらで一生懸命なんだけど、
でも幅が無くて、
その幅の無さゆえしてしまう失敗が
本当にいくらでもありました。
自分では正しいと思ってやっていたのに、
結果は思い通りに行かなかったりして、
先輩から
「なんでそうなったの?」って聞かれ、
話していくうちに、
いろんなことに気がつかされたりして……。
そんな失敗と気付きを繰り返して、
今があると思います。
だけど今につながらない、
何の意味もなさない失敗もしてきました。
それはどんな失敗かっていうと、
言いわけをしたり、ごまかしたりして終わった失敗です。
アシスタント歴が長くなってきたり、
あと、スタイリストになりたての頃とかもそうですが、
慣れやプライドが悪い方に働いちゃって、
自分の失敗を自分で認めないで、
逃げちゃうようなことってあったんですよね。
これは一番ダメ。
一番成長しません。
やっぱり1回した失敗は
二度としちゃいけないと思うんですが、
したと認めないで逃げた失敗は、
また繰り返してしまう。
繰り返さないためには、
自分の技術や考えから目をそらさず、
失敗に終わったらそれを受け止めないといけない
と思うんです。
この仕事って、
感性によるところも大きいし、
自由な部分も多いので、
ごまかそうとすれば
いくらでもごまかせるようなところがあります。
僕もごまかしたり、
言いわけをしたり、
自分に嘘をついたこと、
何度もありましたよ。
怒られたくなかったり、
認めたくなくて……。
でもある失敗をした時、
いつもよく怒られていた先輩から
絶対責められる!
絶対怒られる!と思って、
言いわけまで用意していたのに(笑)、
怒られなかったことがありました。
先輩は怒る代わりに、
僕に話をしてくれて、
「失敗したんじゃないのかもしれない。
ヘアスタイルは生ものだし
いろんな考え方や受け取り方があるから、
失敗とは言えないかもしれない。
でもお客様にとって、どうだったかっていうとベストじゃなかった。
そこに基準を置いて考えると、結果良くなかった。
なんでそうなったかの理由を掘り下げて考えてみよう。」
と言ってくれました。
全然責められなくて、
いつもと違う先輩は、
なんだか気持ち悪い気もしましたが、
その時僕は
初めて「基準」を与えられたような気がしました。
お客様にとってのベスト。
それが目指すべきところである以上、
言いわけなんかしても意味ないんですよね。
そう考えだしたら、
今まで無意識のうちに
「まぁこれぐらいでいいや……」と、
曖昧な気持ちで人の頭をいじっていたことが
ままあったんじゃないかと、
急に思えてきて、
素直に反省する気持ちになりました。
自分が納得できるかどうかじゃなくて、
お客様に喜んでいただけるかどうか。
OKかどうかの基準は、
そこなんだなと、
その時初めて僕の中で明確になりました。
言いわけなんかせずに、
どんな小さな仕事でも集中して
お客様のためを考え、常に本気で取り組もうと思いました。
そうしないと、
言い方へんですけど
ちゃんとした失敗もできないし、
成長もできませんよね。
そして失敗したら
しっかり受け止めて
次につなげないといけませんね。
自分の価値観を疑うこと、
まずはそこからだと思います。
言いわけをしたり逃げたりっていうのは、
自分の商品でもある技術や
自分たちのブランドを
下げることになる。
忙しい中にいると、ついつい
自分は仕事ができる、みたいな
気がしてきてしまうんだけど
そういうことじゃないんですよね。
今は教育する側の立場になりましたが、
忙しさに流されてごまかしたり
これくらいでいいか……、
っていうような仕事の仕方をしている子を見たら
そこは厳しく指摘するようにしています。
髪を乾かすこと1つとっても、
誇りを持って取り組んでほしいですね。
先輩方からは
人生かけて仕事に没頭する
プロフェッショナルな姿を
たくさん見せてもらってきました。
自分が今、そんな姿を見せられているだろうかと、
振り返ってみると、
まだまだだと思うこともあり、自信はないですが、
プロフェッショナルなスタンスは
これから先もずっと、追求していきたいですね。
足立孝史さんからCHIEさんへの質問
Question
(K-two AOYAMA 足立孝史さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
最近美しさに磨きがかかったらしいCHIEさん。
そんなCHIEさんに質問回しちゃいます。
Answer
(anti lagoon CHIEさん)どこでそんな噂きいたんですか(笑)?
最近髪を切られて素敵になった足立さん!
質問ありがとうございます!!
失敗ですよね……。
失敗はたくさんしてきたと思います。
でも、そのどれもが、
「それがあったからこそ今がある」
と言えるようなもの。
大切な経験になっています。
アシスタントの頃、
まだパーマも巻けなかった頃です。
先輩スタイリストさんたちが
パーマを巻き終わった後、
私がタオルターバンをして、
薬剤塗付をさせて頂くことになりました。
細かいパーマをたくさん巻くスタイルだったのですが、
丁度タオルターバンも慣れてきた頃で、
すごく張り切って巻いたのを覚えています。
ターバンを巻いて、
薬剤を塗布して……
スタイルが完成するはず!
だったんですが……
なんとそのタオルターバンで、
ロットを1つ、
隠してしまっていたんですね!
その隠れたロットの部分には
薬剤(2剤)がかからず、
当然パーマもかかっていなくて。
その部分だけもう一度薬剤を付けて
時間をおき、
パーマし直すということになりました。
仕上がりに問題はありませんでしたが、
時間的にはロスしてしまい
お客様に大変な迷惑をかけてしまいました。
先輩のフォローもあり、
10分程度のロスで済んだとはいえ、
本当に申し訳なかったし、
すごく反省しましたね。
その当時の私は、
自分の出来る仕事を
とにかく、やりたくてやりたくて、
作業にがむしゃらになっていました。
1つのことしか考えられなかったし、
タオルターバンをするってなったら、
タオルターバンをきちんと巻くこと、
薬液を塗付する準備を手際よくすること、
液漏れしないように気をつけること、
そういうことしか考えられていなかったと思います。
でも、その時すごく考えさせられたんですよね。
タオルターバンを巻くことが
仕事なんじゃなくて
最終形である「スタイル」を作ることが仕事なんだって。
パーマをかけている時のお客様の気持ちや、
スタイル全部のことを考えて
動かないといけないなと思いました。
1つのデザインの中で、
1本のロットに巻かれた毛束は
すごく重要な役割を持っている。
そう思えば
タオルターバンの中に包んでしまうようなことは
なかったんじゃないかなと思うんです。
でもその時の私には、
ターバンの巻き方の方が
先行してしまっていたんですよね。
スタイリストになると、
みんなそれなりにデザインやスタイルに
こだわりが出てきて、
意識がかわってくるんですが、
アシスタントの頃って
どうしても自分の出来る「作業」の方に、
気持ちが行ってしまいがちなんですよね。
だけどそんなことがあって、
少しスタイリストの気持ちに近づいたような気がしました。
アシスタントでも、
スタイリストがお客様に対する気持ちに、
負けないくらいの心で、
接客はもちろん、
スタイルを作る「美容師(デザイナー)」として、
いつもスタイル全部のことを考えていないといけないな
と考えさせられた出来事でしたね。
今でもこの失敗だけは絶対に忘れません。
逆に今は、
そのことをアシスタントに
どう伝えていくか……
っていうことを日々考えています!
スタイリストの、
お客様に対する気持ちや、デザインに対する気持ち、
そういうものにちょっとでも近づくことができると、
アシスタントとしての毎日も
絶対楽しくなると思いますから。
木村直人さんから足立孝史さんへの質問
Question
(air-b 木村直人さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
最近つれないね!
なんて、忙しいんだと思うんだけど(笑)
またゆっくり飲みたいですね!
同世代で集まりましょう。
drive for gardenの河野くんから
僕に回ってきたメッセージと
全く同じメッセージ、足立さんにも送ります!
いい経験になった失敗談、聞かせてください。
Answer
(K-two AOYAMA 足立孝史さん)そうですね、
僕も若いころは
たくさん失敗したし、
お客様に泣かれたこともありますよ。
あれはつらいですね。
なんで泣かれちゃったのかっていうと、
やっぱりお客様の思っていたのと
仕上がりが違ったからなんですけど……。
それが、切りすぎちゃった! とか
失敗した!! っていうんじゃなくて、
僕からしてみたら、
「え! さっきこうしてって言ってたやーん!」
て思うようなことだったんですよ。
つまり、
お客様の感覚と、
僕の感覚との間に、
ずれがあったんですよね。
もちろん切る前にちゃんとご要望をお伺いして、
切りながらも確認して、
一つひとつ、
お客様の良いといわれる形を整えて、
完成させたはずだったんですよ。
でも、最終形はお客様の思うようにでき上がらなかった。
それでお客様に泣かれてしまったんですが……
それはよく考えたら
仕方のないことだったんですよね。
だってお客様は
髪に関して言えば、
アマチュアなんですよ。
アマチュアの判断に従って、
思い通りになるかって言ったら、
なかなかそうはいかないですよね。
例えば「鎖骨くらいの長さにしてほしい。」
っていわれたとしても、
それは引っ張って伸ばした状態で鎖骨くらいなのか、
ブローして巻いた状態で鎖骨くらいなのか、
それでだいぶ差があると思うんですが、
お客様にはそれが
分かってなかったりする。
だから本当はもっと僕が、
お客様の言葉の意味を奥底から考えて、
お客様のなりたい最終的な仕上がりを考えて、
リードしてあげなきゃいけなかったんですよね。
でもその頃の僕は、
お客様の言っていることを
鵜呑みにしすぎていました。
イエスマンだったんですね。
とりあえずお客様の言ってる通りにしとかな!
っていうようなところがあったんです。
だけどその結果が
泣かれてしまうという展開になって……。
プロの立場っていうものを考えさせられました。
お客様がしたいスタイルっていうのはあるけど、
あくまでもそれは
アマチュアレベルで考えている漠然としたイメージです。
それを明確にしてあげたり、
どうしたらそうなれるのかを考えて
理想の結果に導いてあげるのがプロの仕事ですよね。
アマチュアに任せているだけなら、
それはプロの仕事ではないと思う。
僕らがお医者さんにいって、
「なんか風邪っぽいんですよね。」って言っても
お医者さんは
「じゃあ風邪ですね。風邪薬だします。」
っていう風にはならないじゃないですか。
素人サイドにはどうしても、
間違った判断っていうのがあるから、
プロはそれだけに左右されるんじゃなくて、
「じゃあ診察してみましょう。」って
必ず自分で確認して、判断を下すものだと思います。
その結果
ただの風邪だと思っていたのが
肺炎だったりぜんそくだったりインフルエンザだったり……
別の病気だった!
なんてこともありうるわけですよね。
同じようなことなんじゃないかと思うんです。
お客様にはじめて泣かれてしまった時、
僕はそのことについて
すごく考えさせられましたね。
本当にお客様が求めている髪型は
どんな髪型なのか……
そのイメージをちゃんと把握できるように
カウンセリングすること。
言葉の本質をとらえること。
それが大事ですよね。
それから、それが掴めたら、
お客様に言われるがままではなくて、
僕の方でその髪型になるよう、リードすること。
切っている途中のところをみると、
お客様にとっては「思ってるのと違う」て感じることもあると思うけど、
そういうところは、
「仕上げ見てから決めましょう。」と提案してみたりもしています。
その出来事以降は
そんな大泣きされるような事態は
起きてません。
1回失敗したら2回目は絶対にないように
と思っているので……。
しかしあんだけ泣かれちゃった時は
「えらいことになったー!」と
さすがにびっくりしましたね。
ほんまに、もう泣かせたくない! と思いましたよ。
河野悌己さんから木村直人さんへの質問
Question
(drive for garden 河野悌己さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
最近つれないね。
なんて、忙しいんだと思うんだけど(笑)
また、ゆっくり飲みたいですね!
同世代で集まりましょう。
木村さんの失敗した話、聞かせてください。
Answer
(air-b 木村直人さん)またまたー(笑)
勘弁して下さいよ!
僕の失敗談ですか?
それって……
死ぬほどあるんですけど(笑)!
何話すか迷いますねー……。
そしたら
つい最近、僕が昔やった失敗と同じことを
アシスタントにやられちゃって、
思い出したことがあったんですが、
それを話そうかな。
アシスタント時代なんですが、
パーマの1剤と2剤を、
間違えてつけちゃったことがあったんですよね。
これって髪の毛に
何か大きなダメージを与える
ってわけじゃないんですが、
逆に全くなんにもならない。
2剤を先につけたところで、
全然パーマってかからないんですよ。
もちろんもう一回始めからやり直して、
1剤をつけて2剤をつけてってやれば、
パーマはかかります。
でもそれってすごく時間の無駄。
お客様の貴重な時間をいただいているのに、
大変な迷惑をかけてしまったと、
ものすごい後悔しましたね。
当然先輩からも怒られましたよ。
めちゃくちゃ忙しい時期ではあったけど、
1剤と2剤の差なんて、
匂いからも色からもわかるはずなのに、
スキがありすぎるって言われました。
それから
知識がないから起きるミスだ、
とも言われました。
全くその通りだと思いましたね。
その薬剤がどういうもので、
どんな効果があるのか、
こんな風に使うとどういう結果になるのか、
そういうことを全然理解せずに、
ただ言われたとおりに使えばいいという認識だったから
起きてしまったミスだったと思うんです。
逆に言えば、
その薬剤についてもっと知っていれば、
そんなことできなかったと思う。
この失敗を機に
薬剤に対する知識が高まりましたね。
失敗したっていうことで、
すごく責任も感じたし、
サロンワークやっていく上で、
そういう知識も必要なんだってわかったので、
ちゃんと勉強しようと思いました。
今ではその知識に、
神経質な僕の気質も手伝って、
すっごい気を付けてるし、
そういうミスはしなくなりました。
あの時お客様に迷惑をかけてしまったけれど、
1つ勉強させていただいたなと思います。
先日アシスタントが同じミスをしてしまった時は、
とりあえず、
リアクションでずっこけました(笑)!!
僕の時は正座で反省!
でしたから、
ちょっと甘かったかな……。
でも同じように、
薬剤や毛髪に対する化学的な知識があれば、
そういうことってできないはずだから、
興味を持って
ケミカルな学習も自分からやった方がいいと
アドバイスをしましたね。
彼も身をもって体験したわけだし、
きっといい経験になったんじゃないかな、
と思います。
失敗ってしちゃいけないと思うけど、
してしまった失敗は、
やっぱり一番勉強になるものだとも思います。
次につなげることができれば、
「良い経験」になりますよね。
大野喜郎さんから河野悌己さんへの質問
Question
(ZACC prime 大野喜郎さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
最近つれないね……。
そんな河野君の失敗談、聞かせてください。
Answer
(drive for garden 河野悌己さん)勘弁して下さいよ、大野さん(笑)!
そうですね、
僕、人生の半分以上失敗してるんで
何とも言えないんですけど……(笑)。
かなり印象に残った出来事で、
今の自分につながっているなと思うのが、
昔、アシスタント時代のことなんですが、
カットモデルをお願いした女の子に、
施術後、泣かれてしまう
という事件があったんですね。
前髪を切りすぎてしまったんですよ。
元々前髪のないスタイルの方だったんですが、
「前髪を作ってみようかな……」と言っていたので、
前髪のあるスタイルを提案しました。
その時は
「まぁ、そうですね……」という感じで
僕の提案を受け入れてくれた!
と思ったんですが、
仕上がりを見たモデルさんは、
思っていたのと、だいぶ違ったようで、
ショックを受けてしまったんですね。
僕の提案には、
こうするとこんなイメージになるとか、
こうした方がここがこうなるっていう、
裏付けや細かい説明が抜けてたんですね。
だから、僕はイメージ通りに作れたと思っていても、
モデルさんにとっては
納得いかないスタイルになってしまったんです。
本当に前髪だけの問題でしたが、
たかが前髪、されど前髪、なんですよね。
前髪って、顔の一部なんだな
とその時思いました。
それから僕は、
前髪1mmにもこだわってカットしていこうと、
心に決めました。
それと、
もっとお客様の気持ちを汲んで、
その上で可愛くすることが大事なんだなと、
学びましたね。
それまで僕は美容師って、
もっと発信する側っていうイメージが強かったんです。
でも自分が可愛いと思うものを押しつけても
お客様側が可愛いと思えなかったら、
意味がないんですよね。
お客様と美容師、お互いに作り上げるような、
そんなスタンスで、やっていかなくてはいけないなと思いました。
僕は失敗しても
かなりポジティブなので、
やってしまったことはしょうがないけど、
次は絶対しないようにしよう!
って、大体はそんな風に考えています。
しかしそれにしても
カットして泣かれてしまうっていうのは
その時がはじめてだったので、
僕としても、すごくびっくりしましたね。
髪型って、人を泣かせてしまうような
そんな力があるものなんだな……、
自分はその髪型を作る仕事をしているんだな、
なんて、自分の仕事の重みを再確認しましたよ。
そのお客様には、
あとからお詫びの手紙を出しました。
そしたら返事を下さって、
そこには
「その時はびっくりしたけど、意外に良くて気に入っています。」
というようなことが書かれていました。
嬉しかったですね。
でも、もっと嬉しいのは、
そのお客様が今でも僕の所に通ってくれているってことですね。
あれはまだ僕が21歳の頃、
美容師になって2年目だったんで、
ホントにもう長いお客様になります。
あれからずっと、店舗が変わっても
僕に髪を切らせてくれるなんて、
本当にありがたいことですよね。
良い経験でした。
三笠竜哉さんから大野喜郎さんへの質問
Question
(Tierra 三笠竜哉さん)【質問:今だから言える、いい経験になった失敗談をお聞かせください。】
いままで失敗して、辛かったことや、ためになったこと
何でもかまわないので教えてください。
Answer
(ZACC prime 大野喜郎さん)失敗談ですか。
そうですね、
僕、美容師免許をとるのが、
遅かったんです。
自分の中で、
資格のことって、そんなに重視してなかったんですね。
でも、美容師ブームなんかもあり、
美容師資格に対しても
世間の意識が高まっている時期でした。
当然、免許が無ければ、
技術があってもお客様の髪を切れません。
悔しかったですね。
他のスタッフが、カットしているのを
見ている気持ちは、ホント、たまらなかったです。
お店に対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
それをきっかけに、
いろんなものの考え方が
大きく変わったなと思います。
それまでは、お店に対して
ありがたさを感じたり、申し訳なさを感じたりって、
ほとんどなかったんだけど、
その時はお店に対する感謝が自然とわいてきたし、
適当にやってちゃダメなんだな、
やるべきことは1つ1つ
しっかり積み重ねていかないとダメなんだな、
ということもかなり考えさせられました。
すっごく悔しかったし、辛かったけど、
資格に対する世間の感覚が厳しくなったことは
今となってはありがたいことだと思うし、
僕としても
そんな経験をしたからこそ、
今があるんじゃないか、
と思っているので、
良い経験でしたね。
人間本当に「悔しい!」と思わないと、
次のステップには進めないのかもしれませんね。