薫森正義さんから久住桃子さんへの質問
Question
(Double 薫森正義さん)大きくてスタッフさんもたくさんいらっしゃる
BEAUTRIUMさんのようなお店だと、
店内でイベントをしたりする時でも、
コミュニケーションをとるのが難しいのでは? と思うのですが、
どんなやり方をしていらっしゃいますか?
お店としてこんな風にしているというのでもいいし、
久住さん独自の秘訣があれば、
それもお聞かせいただければと思います!
Answer
(BEAUTRIUM minami-aoyama 久住桃子さん)そうですね、
店舗も多いので
スタッフの人数もかなりいると思います。
でもイベントなどで集まって
まとまらないとか
コミュニケーションが取りにくいと
感じることってあんまりないんですよね。
それは結構普段から
店舗ごとで区切って何かをするのではなくて、
BEAUTRIUM全体というイメージを持って
多店舗合同でいろんなことをしているからなのかなと思います。
何かイベントをしようっていう時は、
なるべく店舗ごとにやってしまわないで、
出来るだけ他の店舗も巻き込んで
やるようにしているんですよね。
幸いお店同士の距離もすごく近いので、
行き来もしやすいですし、
技術的な勉強会や練習会、
ミーティングなんかも、
皆で集まってやることが多いです。
七里ケ浜は距離があるので
そう頻繁にというわけにはいかないですが、
それでも出来る範囲で集まってくれてます。
だから顔を知らないスタッフって、
ほとんどいないんですよね。
練習しているところも見てたりするから、
誰がどれくらいできる子で、
どの子が何を得意にしているか……、
とか、そういうこともわかるんです。
そういう風に普段から
○○店っていうのを意識せずに、
同じBEAUTRIUMの仲間として
コミュニケーションをとっているから、
イベントで集まった時も
違和感がないし、
すぐにまとまることができるのかもしれません。
私個人として気にしていることは、
やっぱりイベントの時は
サロンワークとはまた別の空気があると思うので、
みんなにもそれを思いっきり楽しんでほしい。
だからなるべく、
新しいことをやってみたり、
今までと違うことを取り入れたりして、
皆が興味を持てるような内容になるように、
心がけています。
あとは自分自身がめいっぱい楽しんで(笑)
固くなりすぎず、みんなで楽しもう!
っていう空気をつくれるように、と思っています!!
溝口さとみさんから薫森正義さんへの質問
Question
(LIPPS harajuku 溝口さとみさん)Doubleさんは、サロンワークの中で
何に力を入れてやっていらっしゃいますか?
今後どういった形で展開していく予定ですか?
Answer
(Double 薫森正義さん)Doubleがサロンワークで一番大事にしていること、
それは
妥協しないということです。
例えばスタイル作りにしてもそうだし、
接客にしてもそうなんだけど、
どんなに忙しくても
絶対に作業的にしてしまってはダメ。
お客様に喜んで帰ってもらおうって、
皆そういう意識でやっているので、
お客様一人ひとりに
丁寧に接することだったり、
常に笑顔でいることだったり、
そういうところを大事にしています。
どうしてもお客様がたくさんいらしてるような
大きなお店、忙しいお店って、
そういうことが、おろそかになってしまいがちだと思うんです。
でもうちは、
表参道でやってる忙しいお店なんだけど、
心を込めた丁寧な接客ができるお店でもありたい。
だから
忙しいとか疲れているっていうことを理由に、
妥協してしまわないように……。
メンタルな部分ではありますが、
そこに重点を置いてサロンワークしています。
この前も店内でフォトコンテストとかやったんですけど、
そういうことをすると、すごくみんなの個性が見えてくるんですね。
だから今後も
そういったイベントだとか、
定期的な作品撮りっていうのを、
精力的に行っていきたいなと思っています。
意外とみんな日々の営業に追われてしまって、
疲れてしまっていたり、
だんだん美容の楽しさとか、自分の個性っていう部分を
忘れていってしまうっていうことが
多いと思うんです。
でも、もともとはみんな、
表参道で美容師をやりたいっていう人達なだけあって、
本当は個性の強い子が多いはずなんですよね。
だからその個性や、
美容に対する気持ちを、
押しつぶしてしまわないで、
引っ張り出してあげるような、
そういう取り組みをいろいろしていきたいです。
少しでも多く、
タレント性のあるスタッフを
育てていければと思っています。
秋葉千菜さんから溝口さとみさんへの質問
Question
(drive for garden 秋葉千菜さん)サロンの中には、
ココだけは守っていくっていうものが、
あると思うんですが、
今後、それをどう掘り下げるというのか、
どんな風に展開していくのか、
お聞きしたいです。
あと、溝口さん個人として、
サロンがこうなったらいいのになっていう
ものがあったらお聞きしたいです。
Answer
(LIPPS harajuku 溝口さとみさん)秋葉さん質問ありがとうございます。
どんなに店舗が増えても、
絶対に守っていくべきことは、
すごくシンプルで当たり前のことなんですが、
常にどんな時も
ご来店いただくお客様に
より素敵なっていただくということです。
サロンワーク以外にも、
撮影や講習会、
スタイリング剤の開発などなど、
対外的なお仕事もさせていただいていますが、
やはり、来ていただくお客様に
満足していただくということが、
一番大事なことだと思っているので、
サロンワークは最重要視しています。
日々のサロンワークの中で、
いつでもクオリティの高い技術や接客ができるように
しなくてはいけないと思うので、
それができるように、
サロンワークに対する準備の時間というのを
増やしました。
技術の勉強や、理論の勉強、
マナーの勉強など、
中身を固めるための時間を
多く持つようにしています。
カリキュラムも大幅に変更しました。
以前からみんなで考えていた内容で、
新しく組み直し、
2、3ヵ月前から形にして実行しています。
そうやって
お客様を常に一番に考え、
時代の流れやサロンの現状に合わせて、
早め早めに対応し行動していくサロンでありたいと
思っています。
私個人でやっていこうと思っているのは、
似合わせの部分を
もっと形にしていくということです。
ヘアスタイルのプロセスや形を勉強するカリキュラムは
明確にすることができるけれど、
ヘアデザインという、もう一歩踏み込んだ部分は、
どうしても感覚的になりがちです。
「ここはこうした方がもっと可愛いよね。」と言っても、
確かに可愛くはなるのだけれど、
それがなぜだかは説明できない……
ということが多くて
あいまいになってしまうと思うんです。
そのあいまいなところが
もっとわかりやすく伝えることができたら、
サロン全体の技術力を安定させることができるし、
もっといいんじゃないのかな、
と思っています。
木村亜沙美さんから秋葉千菜さんへの質問
Question
(K-TWO eme 木村亜沙美さん)drive for gardenを盛り上げていらっしゃる秋葉さん。
スタッフの意志統一とかそういった面で心掛けていることを
女性としての目線で、教えてください!
また、こういうことをやったらよかった!
っていうアドバイスがあれば教えて頂けると嬉しいです。
Answer
(drive for garden 秋葉千菜さん)木村さん、
質問ありがとうございます。
そうですね……スタッフの意思統一についてですが、
普段から、アシスタントには
営業の中でお客様が来てくださって、
アシスタントがアシストしてくれて、
スタイリストの仕事は
成り立っていているんだよという話を
するようにしています。
ただ、アシストしてるだけじゃなくて、
みんなの力で
サロンは成り立っていると思うようになると、
アシスタントの子たちの
仕事に対する入り方が違ってくるんです。
サロンの人数が多いと、
やっぱり何かをやらせてあげないと、
意識の統一って、なかなか難しいと思います。
先日もヘアショーがあったんですが、
1つのショーにお店全体で関わっていくというか、
たとえば、アシスタントにメイクを任せたりとか、
一人ひとりに責任を負わせるようにしたんです。
そうやって目に見えるところに成果が出ると、
やっぱり、自然にアシスタントも、
スタイリストと同じ目線を持つようになれるんですね。
ヘアスタイルを作るスタイリストだけじゃなくて、
メイクする人がいて、モデルハントをする人がいて、
タイムスケジュールを組む人がいて、
そうやってみんなが協力することで、
ヘアショーは成り立っていくんだっていうことが、
みんなで共有できたというか、
アシスタントの子たちも携わっている感を、
もってもらえたというか。
本当にヘアショーを通じて、
このやり方が良かったんだなということが分かりました。
何て言うか、下が付いてこないと、
サロンて大きくならないと思うんです。
でも、下の子たちがスタイリストと同じ気持ちを、
持ってくれていれば、
ちゃんと付いてきてくれるんだと思います。
アシスタントも毎日掃除ばかりしていたんでは、
自分のやりたいと思っていたことを
見失ってしまうこともあると思うんです。
なので、やったことが成果として
見えやすいようにしたり、
意見を吸いあげたりすることで、
アシスタントにもスタイリストと同じような、
意識を持ってもらうようにして、
それで意識の統一をはかっています。
JUNさんから木村亜沙美さんへの質問
Question
(Bivo PHASE JUNさん)木村さんお元気ですか?
もうすぐ新店舗がオープンされるそうで、
おめでとうございます。
そんな木村さんに質問なんですが、
今回、代表という立場でサロンを引っ張っていかれるにあたって、
目標や抱負をぜひ聞かせてください。
Answer
(K-TWO eme 木村亜沙美さん)JUNさんありがとうございます。
K-twoの新しいブランド
「eme」が、この度オープンすることになりました。
「eme」っていうのは、
「かわいい」とか「愛らしい」っていう意味の
フランス語の単語をもじった
造語なんです。
元の単語がどんなだったか、
ちょっと忘れてしまったんですが(笑)、
「誰からも愛されるお店にしたい」
という想いから、
この名前になりました。
K-two AOYAMAの妹分のような存在で、
言ってみればPRADAとmiumiuみたいな、
そんな関係をイメージしています。
ちょっと、可愛らしい妹分ではあるけど、
自分らしいラインっていうのを活かして、
しっかり独自の個性も主張できる
お店にしたいと思っています。
「eme」の存在が、
K-twoの幅の広さを表現するものになればと思いますね。
やっぱり幅の広いジャンルに
対応できてこそ、美容師だと思うんです。
いろんなジャンルの人がいる中で、
そのすべてに対応できるっていうのが、ベストだと思う。
「eme」では、
その幅の広さっていうのを、
表現していければと思っています。
今って不景気というのもあって、
お金に対してシビアに考えている人が多いと思うんです。
本当に価値を感じられるものにしか、
お金を出さないと思う。
技術がいいスタイリストは
たくさんいるんですよね。
技術がいいっていうのは、
もう大前提で、
その上で何を持って差別化を図るか……、
っていう問題になってくると思います。
そうするとやっぱり接客だったり、
居心地のいい空間作りっていうのを
重視していけたらなと思うんですよね。
リゾート地で出迎えてくれたり
ホテルで対応してくれる人は、
会う人会う人、みんな笑顔で親切だな
と思うんですが、
そんな雰囲気を作っていきたいです。
うちに来てくれているお客様はみんな、
うちのスタッフ全員にとって
大切なお客様。
「誰々のお客様」っていう考え方を捨てて、
「みんなのお客様」という気持ちを持って、
スタッフ皆がお客様を迎え入れられる、
そんなお店作りをしたいですね。
「私のお客様じゃないから」
といってスル―してしまわず、
誰のお客様であっても関係なく、
「今日いい感じですね!」とか
声をかけられるような、
そういう雰囲気作りをしていこうと思います。
スタッフは今までよりはちょっと少なくなります。
今までずっと大人数でやってきたので、
その辺は少し楽しみですね。
意志統一も図りやすいのでは?
と思うし、
一人ひとりのことを、
しっかり見てあげられたらと思っています。
ファミリーのような感覚で
やっていけるといいですね!!
中山響平さんからJUNさんへの質問
Question
(DIFINO 中山響平さん)JUNさんこんにちは。
大胆さと繊細さを兼ね備えた感性で、
PHASEを引っ張っているJUNさんに質問です。
僕がもらった質問と同じ、不景気つながりですけど、
この時代を生き抜くために、サロンとして立てている作戦は何ですか?
少し真似させてください!!
Answer
(Bivo PHASE JUNさん)中山君お久しぶりです。
たまには一緒にうまい酒でも飲みたいね~(笑)!
なんか最近、「不景気」っていう言葉が
流行語みたいになってますけど……、
あんまり使っていると、
どんどん気持ちが落ちていくので、
なるべく気にしないようにしています(笑)。
そうですね、
うちのサロンがこの時代を生き抜くために
やっていることと言えば、
お客様に対して、
当り前のことを当たり前にできるスタッフ創り
っていうんでしょうか。
常識を追求する……そんな感じです。
接客の部分に関しては、常に注意しています。
なんか問題点があったら、
すぐにその場でアドバイスするようにしてるし、
全体に訴えかけるべき内容の時は
ミーティングをして話をしたりもしています。
ただ、最近思うのは、
そうやってアドバイスしている内容が、
果たして本当にベストな内容なのかどうか……、
ということです。
接客業として、
下の子たちよりも経験豊富な自分たちが、
これがベストなやり方だと信じて、
普段当たり前にしている挨拶やカウンセリング。
それがもしかしたら
自分たちが作った「勝手な常識」なんじゃないかな……、
と、思ったりするんですよね。
昔に習ったことや経験してきたことを、
ずっと引きずって凝り固まってしまっていたり、
慣れていく中で思い込みがあったり、
良いと思っていることでも、
もしかすると今の時代には
適していないかもしれない。
つまり、今自分たちが行っている「良い接客」、
それがすべてではないんじゃないかと思ったんですよね。
で、ディレクター同士で話し合った結果、
うちの店としては初めてなんじゃないかな?
外部の講師を呼んでレクチャーしてもらおう!
という話になり、
元リッツカールトンのホテルウーマンの方を招いて、
セミナーをしていただいたんです。
こんな企画を立てたのに、
ちょっと矛盾しちゃうんだけど、
最初はぶっちゃけ
美容師こそが最高レベルの接客をしている
という自負があったので、
セミナーを受けても
今までやってきたことの再確認ができる程度かな
と思っていたんです。
でも、それは間違いでしたね。
3時間以上レクチャーして頂いたんですが、
はっ! と気づかされることだらけ。
1つ1つの話に、確固たる理由というか裏付けもあり、
うなずかせられることがすごく多かったです。
例えばすごく面白かったのが、
ロールプレイング形式で行ったものなんですが、
スタッフ同士が2人1組になって
お互いに向き合い
1人が、自分がしたいヘアスタイルを、
こうしたい、こうやりたいって伝える。
伝えられた側は、理解できたということを、相手に伝える。
それを一言も喋らないで行うんです。
そうすると、どうなるかっていうと、
表情やジェスチャーで
すごく必死に伝えようとするんですね。
伝えたいと思って頑張ると、
言葉を使わなくても、
案外伝わるものだって、気づかされます。
なんていうか、
普段いかに言葉のみに頼ってしまっているか、
思い知らされる感じがしました。
言葉は確かに一番大事なコミュニケーションツールだと思いますが、
より深く、相手に伝えるためには、
言葉だけじゃなく、
その他の部分でも、表現力が大事なんだなと強く感じました。
もう1つ面白いなと思ったのは、
下を向いている時ほど笑顔でいないといけない
ということ。
まっすぐ前を向いている時の表情よりも、
下を向いている時の表情の方が、
真意を表しやすいらしいんです。
だから下を向いている時に暗い表情や、怖い表情をしていると、
この人は本当はそういう人なんじゃないか……?
と思われやすいんだそうです。
その他にも、
あいさつの仕方や発音、
姿勢のことなど、
細かいところで
自分たちの常識にはなかったことを、
たくさん気付かせてもらうことができました。
たまにはこうして
他業種の人のお話を聞かせてもらえると、
根本的な部分の見直しにもなるし、
すごく勉強になるなと思いました。
今回のセミナーは、
サロンとして大きな収穫になったと思います。
こんな風に、
接客業としての初歩的な部分であり、
一番大事な部分を、
オーナーから一番若い子まで
みんなで共有する機会って、
実はなかなかないんですよね。
それで、そういうセミナーを受けた後に、
上にたってる人間が
率先してそれをサロンワークに落とし込むと、
その姿を見て、
下の子たちも「自分たちもやってみよう」
って思ってくれると思うし、
サロンとして活気が生まれ、
いい形になってくると思うんです。
実際それ以降、
各スタイリストは
自分のお客様のみならず、
他のスタイリストのお客様に対しても、
すごく愛想が良くなったと思うし、
お店全体の空気がぐっと良くなったと思います。
こんな不景気の中だからこそ、
お客様ってやっぱり、
気分を盛り上げてくれる所、
明るい空間に
集まると思うんですよね。
「あそこに行くと、パワーをもらえる!」みたいな、
そんな場所に。
だからうちとしては、
「当り前」のレベルを全体でぐっと底上げして
不景気な今の時代に、
挑んでいきたいと思っています!
喜多代陽介さんから中山響平さんへの質問
Question
(air-b 喜多代陽介さん)どうも久しぶりです!!
たまにはかまってください(笑)!
最近不況とか言われている中、美容室にとっても、
この先組織力が大切じゃないかと思う今日この頃なのですが、
DIFINOさんではどうやって「組織力」UPを図っていらっしゃいますか?
その工夫と、DIFINOさんの会社としての理念やテーマがあれば、
ちょこっと教えてください!
Answer
(DIFINO 中山響平さん)喜多代さん質問ありがとうございます!!
家も近いことですし、今度喜多代邸で呑みたいです!!
確かに、不景気ですよね。
TVのニュースやお客様の話を聞いていると、
すごく景気が悪いんだなぁ……とリアルに感じています。
美容業界も、売り上げが落ちているところも
あるのかもしれないですね。
でもDIFINOでは、
不景気だからと言って、
何か特別なことをやるということは考えていません。
「こんな時代だから」という取り組み方ではなく、
「どんな時代でも」通用するような取り組み方をすることを
大事にしていますね。
自分たちを支持してくれるお客様と、
常に向き合っていくこと、
それがベースです。
撮影、デザイン、接客、教育、などなど、
サロンにかかわるすべてのことはお客様が対象で、
お客様があってこそのもの。
お客様を対象にすべてを考え、
それを実行できるスタイリストが売上を上げ、尊敬もされるし、
それを実行できるサロンが支持され、存続していく。
そういうものじゃないかと思うんです。
つまり、底力をつけることが、大切だと思うんですよね。
今だけでなくて、いつでもずっと、
同じようにそれを大事にしていきたいです。
その気持ちをDIFINOでは全スタッフ共通で
持っていてほしいと思っています。
伝え方はすごくシンプルです。
「常に一緒にいる。」
それだけです。
DIFINOはまだまだ小さいので、
「組織」というよりは「ファミリー」という感覚。
スタッフ皆が、ファミリーです。
だから、組織力はつまり、ファミリーの結束。
ファミリーって、常に一緒にいることで
共通の価値観を作ったり、
結束が強くなったりするじゃないですか。
だから「常に一緒にいる。」これが大事なんですよね。
みんなで飲みに行くとか、
そういうのも、コミュニケーションを取るための大事な時間。
何て言うか、ノミニケーションですね(笑)。
でもほら、飲みに行くのも、
やっぱり、お互いよく知らないと、
なかなか行けないじゃないですか。
だからDIFINOでは年間のイベントをあえて多くして、
お互いのことを知りあえるチャンスを作っています。
イベントのための練習や、準備を通して、
すごく深く分かりあうことができるんですよね。
どんなイベントがあるかっていうと、
例えば、「楽しい社員研修」!
ほとんど遊びがメインなんですが(笑)。
そこで毎年違うテーマ、違うチームで
プレゼン大会をしているんです。
1つのテーマを掲げて、チームごとにプレゼンするんですが、
みんなかなり全力を出して、取り組んでいるんですね。
研修前の2~3週間は、その準備で全員てんてこ舞い。
火花が散るほどバトルしちゃうんですが、
でもその分笑顔も増えるし、絆も深まる。
プレゼン大会当日は、自分が頑張った分、
他のチームのプレゼンも楽しみになるし、
楽しんで聞くから、自然と頭に残ったりして、
勉強にもなるんですよね。
こういうのって、基本、
下の子の教育っていうのが名目でやってはいるんですが、
僕は自分も率先してチームに入っていきます。
それで、みんなの本音を引き出すために、
あえて嫌なことを言ってみたりしてみる。
たまに噛みつかれて、
悲しい思いもするんですが(笑)、
お互いを理解し合うきっかけを作るようにしています。
その甲斐あって、
結構上下関係、関係なく、
プレゼン大会を楽しめています。
プレゼンのテーマは必ず、
お客様に関わることになっているので、
全スタッフにとって、
すごくパーソナルなテーマになります。
お客様という共通項で結ばれているんだと再認識され、
ファミリーの結束もより強まるのではないかと思っています。
DIFINOには理念がありません。
と言ってしまうと、ちょっと分かりづらいかも知れませんが……。
オーナー曰く、「自分たちの思ったことが会社の理念」
なんだそうです。
一人ひとりの存在が認められ、
一人ひとりが会社のために考えたことを、形にする。
それが会社の理念なので、
つまり1つの型としての理念というものは、持っていないんです。
DIFINOはお客様から見て、何でも揃うデパートでありたい。
プレイヤーから見た時は、
得意分野を活かせるサーカスのような集団でありたい。
そう思っています。
全国から奇跡的に集まった仲間、
一人ひとりの個性が発揮でき、
それによってより多くのお客様に満足していただく……。
それがDIFINOという、会社のテーマだと思います。
CHIEさんから喜多代陽介さんへの質問
Question
(anti lagoon CHIEさん)喜多代さんお久しぶりです!
お酒の飲み過ぎには注意してくださいね?(笑)
airさんはすごく自分のお店の色を
確立しているように感じるんですが、
たくさんのスタイリストさんがいる中で、
お店の色を確立するのって難しいのではと思います。
どんな努力をされているのか、お聞きしたいです。
また、喜多代さんって、
すごくサロン内の雰囲気作りが上手なイメージがあります。
店長さんとして、
どんな風にサロン作りを楽しんでいらっしゃいますか?
モチベーションの上げ方など、参考にさせてください。
Answer
(air-b 喜多代陽介さん)CHIEちゃん、先日はどうも(笑)。
リレーありがとうございます。
ん~、お店の色……。
そうですね。
airでは、それぞれの店舗がある
場所柄などを考慮して、
各店でコンセプトを掲げています。
ヘアスタイルのテイストはもちろん、
接客のスタイルや
フロントの対応も、
お店が掲げているコンセプトに
沿うようにしています。
個人の個性は大切にしていますが、
お店全体として
大切にしていくことっていうのもあります。
それは、スタイリストからアシスタントまで
全員で話し合って、
具体的なキーワードとして形にしています。
それをベースにして、
意識の統一をするようにしています。
サロンの雰囲気は、
スタッフ同士がどのくらいコミュニケーションをとっているかで
変わってくると思います。
営業外でどのくらい遊びに行ったり、
のみに行ったりするか、
それが大切かなと……(笑)。
そうやって、営業外で交流していく中で、
営業中には見えない一面とか、
思いがけない良いところを
発見することができることもあるし、
お互いをもっと好きになることができるんですよね。
そうするとサロンの中でも、
相手に対してやさしくなったり、
人のことを本気で考えられるようになると思っています。
僕自身、
下の子たちと話すことで、
自分も頑張ろうって思えるし、
下の子たちも、
その逆ってあると思います。
だから話す機会、遊んだり飲んだりする時間を
大事にしています。
そんな中でお互いのモチベーションを上げたり、
「やる気スイッチ」を押してます!!
高橋俊友さんからCHIEさんへの質問
Question
(GARDEN 高橋俊友さん)大好きなCHIEさんに質問させてください!!
僕は、自分を最大限に生かすことが、
サロンや後輩、そしてお客様のためになるって思っています。
CHIEさんって、自分の色を
すごくしっかりと持っている方だなと思っているんですが、
そんなCHIEさんの色、
お店でどんな風に表現しているんでしょうか?
対お客様だったり、一般誌向けのスタイルは、
当然好き勝手にはできないと思いますが、
そんな中で自分自身の感性を
どうやって磨いているのか、
どうやって表現しているのか、
お聞かせ下さい。
Answer
(anti lagoon CHIEさん)こちらこそ、
大好きな高橋君、質問ありがとうございます!!
まずは、
自分の色をどうやって持つようにしているのか
っていうことなんですが、
私は自分の主観をすごく大事にしていますね。
1つのものを見たり聞いたりする時、
ただそれをそのまま受け入れて
流してしまうんじゃなくて、
こうだったらもっといいんじゃないか、
こうしたらこんな風にかわるんじゃないか、
そういうことを常に考えるようにしています。
それがデザイナーとして
とっても大事なんじゃないかな
と思うんですね。
例えば同じ映画を見ても、
「あの女優さんの演技がよかった!」という人もいれば、
「ファッションやヘアスタイルが斬新だった。」という人もいるだろうし、
「ストーリーの展開がおもしろかった!」っていう人もいるかもしれません。
どこに注目しているのか、
何を感じるのか、
それは、人それぞれの主観であって、
それこそが個性だと思うんです。
だから、
自分がどう感じているか、
どう判断しているのか、
それを常に意識するようにしています。
意識するというか、
楽しんでもいるんですが。
自分の感性に向き合うことで、
主観を育てているんだと思います。
後輩から
「このスタイル、どう思いますか?」って
意見を求められたりした時、
「私はいいと思う」とか
「私は好きだな」って、
はっきり自分の意見を言ってあげられるくらい、
主観をしっかり持っていたいです。
そういう主観をちゃんと持った女性が、
自分の理想の女性像でもあるので、
「自分の色がちゃんとある」っていっていただけるのは
とってもうれしいです。
作るヘアスタイルにも、
そういう女性像を反映出来たらいいなと思っています。
あと、感性を磨くという部分では、
うちのサロンでは、サロン内にスタジオを持っているので、
季節ごとにテーマを決めて、
スタイリストコレクションをしています。
同じテーマで、それぞれ皆がスタイルを作るんですが、
それをすると、
すごく自分の感性と向き合えるし、
また、皆がそれぞれ違った主観を
持っているんだなっていうのが、
バチバチ感じられます。
テーマは時々、あえて決めない時もあって、
今作りたいものを作るっていう時もあるんですが、
そうなるとなおさら自分と向き合う時間は増えるし、
すごく感性が磨かれているなと実感します。
雑誌の撮影などのお仕事だと、
そんなに自分の好きなものだけを
全面に押し出すことは勿論できないんですが、
読者の方が見て、
可愛い、新しい、と思えるもの
というテーマの中で、
自分らしさを表現して
提案するようにしています。
雑誌だったりメディアだと、
自分のためじゃなくて、
編集さん側にも、
「あっ!」と思ってもらえるような
スタイルを提案したいと思っていますし、
編集さんがじゃあどんなスタイルをかわいいと思ってるかって考えたら、
やっぱり読者の方が求めるスタイル、
新鮮に感じてもらえるスタイル、
ってなってくると思うんで。
モデル選びから、コーディネートも含めて、
時代の流れを意識した
新しさを感じてもらえるものを
いち早く提案できるようにと思っています。
常に、そういう気持ちを持っていることが、
すごく大事だと思うので。
後輩のアシスタントたちにも、
そういう意識を持っていてほしいですよね。
最近はすごくマイペースで素直な子が
増えてきたなと思います。
それ自体は全然悪いことじゃないんですが、
意識の面でもマイペースになりすぎているというか、
ただ受け入れるだけの考え方に
なってしまう子も結構多いように思うんです。
でもやっぱり
素敵なスタイリストになってもらうためには
意識がいちばん大事なんですよね。
意識が変われば、
掃除の仕方ひとつでも、
違いが出てくると思います。
人から言われたことをやるだけだと、
どうしても限界があるし、
変われないんですよね。
でも自分で変わろうという気持ちを持っている人は、
変われると思います。
だから後輩たちには、
考えてもらうようチャンスを
たくさんあげたいなと思っています。
うちではアシスタントの子に
撮影の時のメイクをしてもらっているんですが、
もちろん私のスタイルに合わせたメイクになるので、
私の主観を反映したものになるだろうし、
私の中ではコレがいいというのは一応持っています。
それでも担当するアシスタントの子に、相談します。
1つの作品をより良くする為に、
一緒に考えてもらって、
一緒にデザインすることを楽しんでもらいながら、
その中で最終的に決定するようにしています。
撮影の時だけじゃなくて、
普段のサロンワークでも同じ。
スタイリング剤を選ぶのも、
カラーの配合を決めるのも、
全部一緒に考えてもらうように、
と思っています。
考えてもらって、
たくさん疑問を感じてもらって、
それに対して私がコメントをする。
それによって成長していくっていうのが、
いい形なんじゃないかと思っています。
全部私が「こうして」「ああして」って
指示をしているだけだと、
なにも成長しなくなっちゃうと思うので。
後輩の考えてきたことに対して、
「いいと思う。」「私はこうしたい。」と
コメントをするためにも、
私自身主観をしっかり持っていないとと思うし、
考えながら、自分と向き合いながら、
意見をはっきり言う自分の姿を見せることで、
後輩のみんなも
自分の色をしっかり持ったスタイリストに育っていってくれたらと、
今はそういうことをよく考えています。
VANさんから高橋俊友さんへの質問
Question
(Double VANさん)俊ちゃんは、若いのに「俊兄」ってみんなに慕われて、
うらやましいなぁと、いつも思っています。
急成長して行くGARDENというサロンの中で、
俊ちゃんが、
俊ちゃんの立場でしかできないことと、
逆に俊ちゃんの立場だからこそできないことを
教えてください。
また俊ちゃんが今後GARDENとして
どうしていきたいのか、
個人の高橋俊友としてどうしていきたいのか、
それも聞かせてほしいです。
Answer
(GARDEN 高橋俊友さん)VANさん!
ありがとうございます!
頑張って答えさせていただきます!
僕の立場では、
「できないこと」っていうのは
基本的にはないと思うんです。
今ディレクターという立場で
やらせていただいているので、
その立場から全体を見ることもできるし、
末端のアシスタントと一緒に
朝の掃除をしたり、
細かい問題に対しても、一緒に考えたり、
そんな日常的なポジションにいるんですね。
ただ可能、不可能で言えば、
出来ないことはないんですが、
しちゃいけないことっていうのはあると思います。
それは、
「後ろ向きな姿を見せること」、
それから「後退すること」です。
うちのスタッフの中では
結構浸透しているんですが、
(ちょっと体育界系のノリなんですが)
「現状維持は衰退だ!!」
っていう言葉があるんです。
なんかちょっとカッコつけてるみたいな言葉ですが(笑)
これってその通りだなって
僕は思ってるんですね。
進化し続けていくことがテーマ。
上の立場に立てば立つほど、
進化し続けることって難しくなってくるけど、
上に立つ人間こそ、
進化を追い求めていかなくちゃ
いけないんじゃないかと思うんです。
考え方もそうだし、
作るスタイルもそう……
常に、新しいものを
求め続けていかなきゃいけないなと思っています。
僕自身は、
まだまだ全然できてない部分も多いです。
自分が上の立場に立っているという
自覚は持っていますが、
正直そこまで強く自信を持てているわけじゃないので、
上の立場からの視点っていうのは、
どちらかというとまだ
意識的にもつようにしているところがあります。
でも上の立場からの視点を持つことって、
自分も含めて全体を見て、
判断したり決断をすることになるし、
それがまた自分の
成長にもつながっているんですよね。
それを実感しています。
スタッフのこともそうですが、
GARDENというサロンが、
日本一、世界一を目指す上で、
外からどう見えているのか、
客観的な視点で、相対的にとらえて、
考えていかないといけないと思うし、
それが上に立つ上で、
僕の使命になっていくと思うんです。
僕らもそういう先輩方の背中を見せてもらってきたんで、
それにならって、引っ張っていける存在に、
なっていかないといけないと思います。
でも上の立場になったから、
上しか見ないっていうんじゃなくて、
スタッフみんなと一緒になって、
それこそ末端のアシスタントとも
皆で飲みに行ったり、
一緒に掃除をしたりして、
目線を一番下まで下げることができる。
それは僕の立場だからこそ、
出来ることなんですよね。
もちろん、下の子からしてみたら、
どうあがいたって僕は先輩だと思うし、
目線下げ切れてないって
思ってるかもしれないんですけどね。
これは、願いも込めて(笑)
そうでなきゃいけないと思うし、
そうしている、という
実感も一応は持っています。
その結果として、
僕の人柄っていうのを見てくれてる部分もあって、
後輩たちに「俊兄」って呼んでもらえてるんだと思うんですよね。
これって本当にすごくすごくうれしいことです。
ありがたいなって思っています。
あと、GARDENとしてのこれから、
僕個人としてのこれから、
っていうのを考えてみたんですが、
GARDENって、
それがちがうものにならないんです。
個人の個性を形成することが、
GARDENのためにもなるっていう考え方で、
個人の色を出せるような環境作りをしているので、
結局、GARDENとしてと僕個人としての
向かっていく方向って
変える必要がないんですよね。
それがGARDENの良さだと思います。
だから僕にしかないものを、
「俊友っぽいね!」「俊兄っぽいね!」って
言ってもらえるようなデザインを、
作り続けていきたいですね。
それと、
上だとか下だとか関係なく、
一美容師として仲間と結ばれていて、
ディレクターとしても機能する、
そういう僕の描く美容師像を
ちゃんと追い続けていたいです。
今まで僕は本当に恵まれた環境を
与えられてきたと思うんです。
でもこれからは、
それを、作っていく方の立場です。
昔ほど撮影のチャンスも
多くはなくなっているので、
自分を最大限に生かして、
下の子に、
世に出るチャンスを作っていくこと、
お店を、スタッフのみんなを、
引っ張っていく力をつけていくこと、
それが自分としてもやっていきたいことだし、
GARDENとしても僕に求めていることだと思います。
自分の好きなもの、
自分らしいテイストを、
今まで以上に出して、
僕らしい色を伸ばしていきながら、
それが後輩を引っ張り上げ、
サロンを大きくすることにつながっていけたら、
一番良いと思っています。
また、GARDENはそうできるフィールドだと、
僕は思っています。