堀之内大介さんから古賀栄三さんへの質問

  • 2009年02月20日

Question

(ZACC vie 堀之内大介さん)
他のサロンとの差別化を図るために、
どんなことを心掛けていますか?

Answer

(eizo 古賀栄三さん)
ホリ、質問ありがとうございます。

まずハード面で言うと、
これは前にいたサロンでもそうだったんですが、
施術する前に、
ガウンに着替えてもらうことにしています。
海外のサロンでは、
こういうサロンもかなり多いんですよ。

うちではフィッティングを2つ用意して
このガウンに着替えての施術を取り入れています。
ボトムスはそのままでもいいし、
脱いでもらってもいいんですが、
基本的にトップスは脱いでもらうことにしています。

ガウンに着替えていただくことによって、
お客様のお洋服を
施術によって汚してしまったり、
くしゃくしゃにしてしまうことがなくなります。
だから
「せっかくヘアをキレイにしたのに、
長時間座っていたのでワンピースがしわだらけ…」
というようなこともなく、
ヘアもお洋服もしっかり決まった状態で、
お帰りいただくことができます。
お出かけ前にサロンに来ていただいた時などは、
お洋服の状態も特に気になりますから、
ガウンに着替えて頂いていると、安心です。
あと、お洋服の間に髪の毛が入ってしまうことも
ままあると思いますが、
ガウンの場合は、
施術後にささっとはらうこともできるので、
体に髪の毛がくっついて気持ち悪いというようなことも
避けることができますね。

それと、そういうことを気にせずに取り組めるという点から、
施術のしやすさもメリットの1つとしてあげられます。
タートルや首周りのつまったお洋服を着て
来られる方もいらっしゃるので、
ガウンに着替えていただければ、
そういう場合でも変わらずに施術でき、
技術的に安定させることができます。

それに加えて、
お客様にリラックスしていただくことができるっていう
メリットもありますね。
僕も自分が髪切ってもらう時は
ガウンに着替えるんですが、
やっぱり素肌の上にガウンを着ていると、
解放感もあるし、
洋服を着た上から着るのとは
気持ち良さが
全然違うんですよね。

そんなところから、
ガウンに着替えていただくことにしています。

あとは
カラーリストがいるっていうのも
強みにしていきたいなと思っています。
もちろん1人で全部できるって言うのも
大事だとは思うんですが、
うちの場合は、
専門性を出していきたいなと思っているんですね。
その方がより可能性が広がるかな……
と考えています。

スタイリストから見る目と、
カラーリストから見る目と、
お客様のご希望と、
3人の視点で相談していけば、
デザインの幅も広がっていきそうだなと思うんです。
1人の担当者だけの提案だと、
少しその人の好みが入りすぎる場合もある気がするので、
各専門職から意見が出るっていう方が
いいのかなと、
僕としては思っています。

ハード面ではそんなところですが、
一番重要視しているのは、
ソフト面の方ですね。

接客。
これはずっと、
一番力を入れていることです。

格好つけていかなきゃいけない部分もあると思うんですが、
人間味のある接客をして、
温かみのあるサロンにしていきたいですね。
お客様の出すサインを見逃さないとか、
細やかな気づかいを積極的にしていくとか、
そういうことを、
一番大切に考えています。

例えば、本当に些細なことですが、
どんなに忙しくても極力、
サロンのエントランスを出て、
お客様が曲がり角を曲がって見えなくなるまで、
お見送りをさせていただくようにしています。

義務というわけではなく、
心がけとしてなんですが。
お見送りするのは、
担当しているスタイリストじゃなくてもいいんです。
携わっていなかったアシスタントでも、
誰でもかまわないと思います。

むしろ、誰でもすっと入ってきて、
お見送りさせていただけるような、
そういう空気作りをしていきたいと思っています。
誰のお客様とか、そういうんじゃなくて、
皆のお客様という意識で、
接客していけるのが
一番いいんじゃないのかなと考えています。

その温かみのある接客で、
差別化を図っていきたいなと思っています。