榊原章哲さんから高木裕介さんへの質問
Question
(Bivo 榊原章哲さん)高木さんご自身の、個人としてのブランド、
U-REALMさんの、サロンとしてのブランド、
2009年から先、
どんな風にブランディングしていかれますか?
Answer
(U-REALM 高木裕介さん)今、雑誌やメディアによく出るメンバーって、
もう決まってきてるじゃないですか。
だいたい20人とか、それくらいで、
いつも同じようなメンバーが
ローテーションしているような気がします。
なんかそうやって同じメンバーばかりで
ずっとやっていって、
ひとくくりになっていって、
いわゆる美容界の「幹部」
みたいな感じになっちゃうのって
僕としてはいやなんですよね。
なんで、
来年再来年で、
そういう流れから脱却したいなと思って。
頭ひとつ、抜けられるように、
いろんな方法を考えています。
もちろんその方法は、
秘密なんですけどね(笑)。
みんな今、
撮影をしたりしてると思うんだけど、
もう、僕らの世代って、
それをやっていても
自分の飛躍には
結びついていかないんですよね。
うまいのは当たり前だから。
どうしてもまだ、
僕も含めてみんな、
うまく作ることに夢中になっちゃうし、
うまく作れることに
意味があるんだっていう空気があると思うんですが、
でももう
そういうことじゃなくなってきてると思う。
例えば
無名の新人が、
雑誌の表紙を飾って、
かわいくって評判になれば、
それはその人の名前を売ることにつながるし、
それをもとに仕事も増えて……って、
間違いなくプラスになる。
次のステップに、
つながる仕事だって思うんです。
でも僕らが雑誌の表紙を飾るのって、
それとは意味が全然違っちゃうんですよね。
もちろん全く意味がないんじゃないし、
無駄なことだなんて思わない。
でも僕らの場合は、
「うまくて当たり前」なんで、
うまく作れたからって、
それ以上その先に何かあるかって言ったら、
そこには何もないんですよね。
思ったとおり、かわいく出来た。
それでおわり。
当然かわいくなかったら話にもならないんだけど(笑)。
べつにそれに不満があるとか、
そういうんじゃないんです。
ただ自分の飛躍につながるかって言ったら
これだけじゃダメなんじゃないかなって思うわけです。
だから
来年はもう、
「撮影やってかわいく作れた」
っていうのにばかり、
必死になってる場合じゃなくて、
もっと別の角度から、
自分のブランドをあげれるように、
やり方を考えていかないとなと、
思っていますね。
サロンに関しては、
「固める時期」ですよね、
来年度は。
出店したり広げていこうっていう展開は、
今年は考えていません。
世相的に景気も悪くなっているので、
今は我慢の時だと思います。
そういう時に、
しっかり中を固めておきたいですね。
ヘアメイクをちゃんとやれるメンバーを、
もっと増やしていけるように、
地道に育てていきたい。
僕や、店長クラスのスタイリストが
雑誌やメディアにでてサロンを有名にして、
フリーで来てくださったお客様を
与えてもらえちゃう。
今までって
そういう傾向にあったんですよ。
だからいつまでたっても、
自分でお客さんを引っ張って来れない。
僕らが若かった時って、
そうじゃなかったんですよね。
自分で外に出て、
どんどん仕事をとってきた。
だからみんなどんどんスキルアップしたし、
23~5歳くらいで、
もううまい子は頭角を現してたんですよね。
甘やかしちゃうと、
中途半端にしか育たない。
中途半端に育って、中途半端に終わる。
そういう中途半端なスタッフしかいないと、
サロンだって中途半端になってしまう。
だからもう
黙っていてもお客様を与えてもらえるような
甘えられちゃう環境には
しないつもりです。
仕事を自分で取って来れないなら、
サロンにいられないくらいの気構えで、
もっと挑戦的に
自分を鍛えて、
自分を売り込めるようにならないと、
成長していけないと思うので。
一人ひとりが、
一人でも生きていけるような
そういう強いメンバーの
集まったサロンになれるよう、
サロンづくりをしていきたいと
思っています。