MARBOHさんから桜井章生さんへの質問

  • 2008年11月28日

Question

(MAGNOLiA MARBOHさん)
さくちゃん、ブランディングって知ってる?(笑)
ブランディングに対して、どんな風に考えているのか、
聞いてみたいです。

Answer

(BEACH 桜井章生さん)
MARBOHさん、
ざっくりした質問、
ありがとうございます(笑)!!
ブランディングですか。
一応聞いたことあるので、
自分なりに考えてみました(笑)!!

あのですね、
うちのサロンとしては
ブランディングって
外部にアプローチして
ブランド力をあげようとか、
戦略的なイメージっていうのは
あんまり持っていないんです。

どっちかっていうと、
サロンとして、どこを目指していくのかの、
「軸」になるものが、
ブランドで、内輪にとって必要なもの
という認識なんですね。

働いているスタッフが、
サロンがどこに向かっているのか、
どういう方向性でやっていこうとしているのか、
それがわかっていないと、
自分が今どこを目指していくべきなのかが
わからなくなってしまうと思うんです。
でも逆に、
それが明確になっていれば、
迷いが少なくなるし、
成長していきやすいんですよね。

だから
サロンの内部に対しては、
「BEACHって、こういう方向に進んでいくサロンなんだよ」
っていうのを
明確にしておいてあげる必要が、あると思うんですよね。

外からどんなイメージで
認識されるのかっていうのは、
今来て下さっている
お客様が判断するものだと思います。
お客様が、
「○○なサロンだね」と言ってくださる、
それがBEACHのイメージなんだと思います。

なので、
まずはスタッフが
自分たちの掲げる
ブランドイメージをちゃんと認識しておくこと。
その上で接客したり
施術することで、
それがお客様にも伝わってくれたらと思うんですね。

で、その結果
お客様が増えていってくれたり、
良い形でどんどんやっていければ
と思っています。

このやり方が
当たってるのか、間違ってるのか、
っていうのはわからないんですが。

もちろん、
大々的に公告うったり
世間にアピールするのも
1つの方法だと思うんだけど
うちの規模だと
そこまでは考えていなくて、
じんわり行ってくれたらいいな……って、
思っているんですね。

だから、
内部に向けての方が意識は強いですね。

こういうところで働いているんだ
というのを、
意識として持ってもらいたいと思うし、
それがまた、
「こういうところで働けているんだ!」という
スタッフのモチベーションを
あげられるものであってほしい、とも思います。

それで、どういうお店を目指しているかっていうと、
「全てにおいてやさしいお店」です。
髪にも人にも優しいお店っていうのが、
大きなテーマ。
スタッフが優しくて居心地が良い、でも良いし、
髪が傷まない髪に優しいお店、でも良いし、
そういうどこかしら、優しさを感じてもらえるお店を、
目指しています。

もちろん細かい目標っていうのは、
たくさんあるんだけど、
一番大きくて大まかなテーマは、これ。

その目指すべきテーマを
スタッフみんなが認識して、
日々のサロンワークの中で、
お客様に浸透させていけたら、
それがブランディングになるのかなと、
思っています。

こんな感じで
当たってますかね、ブランディング(笑)。

塚本繁さんからMARBOHさんへの質問

  • 2008年11月26日

Question

(K-two AOYAMA 塚本繁さん)
お店を出してから、
MAGNOLiAのブランディングということに対し、
一番大切にしてきたのって、どういうところですか?

Answer

(MAGNOLiA MARBOHさん)
えーっとそうですね、
何だろうな……。

ブランディングに対して、
いろいろありますが、
やっぱり「一番大切に」
ということになると、
デザインですね。

「○○っぽいよね」
「○○らしいよね」
と言われるのって、
一番はデザインだと
僕は思っているんで。

サロンで作るスタイルであったり、
マスコミへの打ち出しであったり、
いろんな方にお手伝いして頂きながら、
デザインを作らせていただいているのですが、
その中で
MAGNOLiAらしいデザインというものを
どういう形で確立していくのか……
それが、ブランディングだと、
思うんですよね。

どういうデザインを
MAGNOLiAらしいデザインとして
打ち出していきたいかというと、
これは、
サロンがスタートした
最初のころから
ずっと言い続けていることなんですが
「その人の中にある、ちょっと大人っぽい雰囲気を、
上手に引き出してあげる」
そういうスタイルを
目標にしていきたいんですね。

そこにプラスアルファ
インパクトのあるものを、
作っていく。

このインパクトの部分が、
「オシャレ感」になる部分だと
僕は思っています。

僕が、オシャレと言われてイメージするもの、
それは、
インパクトがあって、印象に残るもの。
もちろん、センスがある中で。

僕は、そういうものを、
オシャレといいたいですね。

こういうデザインの部分が、
ブランディングにおいて、
最重要視している部分ではあるのですが、
もう1つ、
教育によるブランディングということも、
考えています。
これはサロンの内外
どちらに対してもですね。

内部に対しては
今、新しいレッスン体系を作っていまして、
これに力を入れています。
「えー! そんなレッスン体系、聞いたことない!」
っていうようなレッスン体系で
やっているんですが……。
ただ、詳細については、まだ模索中の部分もあるので
残念ながらここではお話しできません……。

でもそうやって、
内側に対して、
どんどん挑戦的に
教育という部分を深めていって、
そこで得たものを、
外に向かって発信していく。
業界誌や、セミナー講習、ショーに至るまで、
いろんな角度からアプローチさせてもらい、
「教育に強いサロン」にしていきたいですね。

MAGNOLiAと言えば、
教育に力を入れているサロンで、
新しい教育を発信しているサロンであると、
周りから認知されるようになれば、
それも1つのブランディングになると思います。

ただまだ、
オープンして半年なんですよね。
だから今は本当に、
未完成の状態です。
でもこれって、
いい意味での未完成というのか、
逆になんでもできる状態なんですよね。
フットワーク軽く動き出せる。

結果は、
まだ出せてないけど、
それに向かって
どんなことでも試せる段階なんで、
ブランディングというのも、
視野に入れつつ
動いています。

どういう形になるのが
「良いブランド」なのかっていうのは、
わからないですけどね。
何もしていないよりは、
動いていた方が良いと思っているので、
あれこれ動きながら、
少しずつ
ブランディングしていっています。

岡村享央さんから塚本繁さんへの質問

  • 2008年11月21日

Question

(MINX central 岡村享央さん)
ブランディングについて
ぜひ聞いてみたかった、塚本さんに。
同じ質問でお願いします!!
個人としてのブランディングと、
お店としてのブランディング、
どんな風にやり方を分けていますか?

Answer

(K-two AOYAMA 塚本繁さん)
質問ありがとうございます。

ブランディングについて僕が思うこと、
それは、
ブランディング=「刻印」だということです。

個人であれば
自分の名前を
相手に刻み込む。

店であれば、
店のイメージを
相手に刻み込む。

なので個人とか店とかで、
ブランディング方法を変えるということは
ないです。

「相手の心を自分色に染めること」
この1つの目的に対し、
出来得るあらゆる事柄を
徹底的にやりぬくこと、
それがすべてだと思います。

ブランディングをするにあたって、
相手というものは
TPOにより変わるものだと思うので、
常に
「誰のために、どんなものを提供して、どんな満足を感じさせるのか?」
という定義を明確にしておくこと。
これが大事になってくると思います。
それを
シンプルでわかりやすい形にしておくことが、
毎日自分自身が行っていることでしょうか……。

あと大切だと思うのは、
「想い」です。

「常に期待されている以上のことをやる」
という断固たる決意が、
ブランドを作っていくにあたっての
核になるのではないかと思っています。

なので、まずは、
「K-twoというものは、自分にとって、どういうものなのか?」を、
スタッフやお客様に
イメージしてもらいやすいよう、
シンプルにわかりやすくしておく。

そして、
環境を整え、コンテンツを揃え
イメージしてもらうために
必要なことを、固めていく。

で、皆がイメージした形が、
個人によっていろいろあるわけですから、
できるだけその要望にマッチングする体制を作り上げる。

それをK-twoという箱の中で、
出来るだけ、可能な限りにおいて、
膨らませてあげる。

そこに「想い」を込めて。

そうすると「対自分」
または、「対人」に対して
ブランドの価値が刻印として、
刻み込まれるのではないかな……
と思っています。

古賀栄三さんから岡村享央さんへの質問

  • 2008年11月19日

Question

(eizo 古賀栄三さん)
岡村大先生へ!
あの、すごく難しいですよ(笑)。
僕がもらったのと同じ質問をします!!
個人としてのブランディングと、お店としてのブランディング、
どんなところに違いを出してやっていますか?
後輩の意見も取り入れつつ、自分のやりたいことも通すために、
どんなやり方をされているのか教えてください。
参考にしたいので、ぜひお願いします!!

Answer

(MINX central 岡村享央さん)
ブランディングですか!
え~、むずかしいな(笑)。
僕ブランディングって、
あんまり意識してないんですよね。

お店でもどちらかというと、
教育担当なもので……。

でも考えてみたんですけど、
個人としてやる場合でも、
お店としてやる場合でも、
根本的には
そんなに変わんないような気がするんですよね。

どちらにとっても言えることがあって、
それは
「本物かどうか」
ということ。
それが大事なんだと思います。

個人としてやる場合には、
色んなタイプの人がいるじゃないですか。
一人ひとり得意な部分って持ってると思うんです。
だからそれを伸ばすような
ブランディングの仕方をしていくのが
いいのかなと思うんですね。
カットが得意ならカット、
カラーが得意ならカラー、
そんな風に、
自分が「コレだ!」と思うところを
磨いていくことが、
自分のブランドを作ることに、
つながるんだと思います。

僕の場合もそうでした。

いいかどうかは別として、
僕自身は、
戦略的なことって、
何もしてこなかったんです。
なぜかっていうと、
そういうのって
長く続かないと思っていたから。
自分として、
ごく自然体にやっていましたね。
ただひたすらに、
得意な分野を伸ばし、
自分の個性を光らせること、
それに注力していた。

うちの場合は、
みんなにも、
わりとそういう感じで
やってもらっています。

で、そういう個人が、
集まって、MINXになっている。

つまり、
得意分野をもった、
強い個人が集まっているということが
MINXのブランドを支えていると思うんですね。

だからあんまり
個人の方向性と
僕の考えるお店の方向性に
違いがあるっていうのは
感じないですね。

お店としてのブランディングっていうと、
やっぱり、世間一般に対して、
認知されることが大切だと思うし、
業界に対しては、
認められていくことが大切だと思います。

そういうところで言うと、
実際どうなんでしょうね(笑)。

MINXが、どういう風に思ってもらえているのかって
中にいる僕らには
見えないところもあるので……。

ただ僕らは、
スケールっていうのにはこだわっていません。
スケールよりも内容なんですよね。

今までもこれからもそうですが、
ブランド名を売りたいとか、
店舗を増やしたいとか、
それはもちろん大事なことなんだけど、
それだけを目標にして、
何かをしてきたわけではないんですね。

ブランドを有名にしたり、
店舗を増やしたりっていう、
ブランドとしてのスケールは、
後からついてくるものだと思うので。

ただお客様に満足していただいて、
スタッフが楽しく働けて、
そんな日々の積み重ねなんです。
その結果、
ブランドが認知されていく。
お客様が増えて、
スタッフが増えて……
箱がいっぱいになれば
お店を出すしかない。

そういう形で、結果として、
「店舗展開することができてる」
という現状が、あると思うんです。

まだまだだとは思いますが、
一歩一歩、積み重ねて
ブランドができてくれたら、
と思っていますね。

ただやっぱり、
ブランドを先に求めすぎるというか、
いきなりドンっと有名になることよりも
僕が一番大切だと思っているのは、
どれだけ高いレベルを
どれだけ長く続けていけるか
ということです。

そのためには、
作らないことだと思います。
自分の得意なことをどんどん伸ばして、
ありのままの自分でも
周りから評価を得られるように
力をつけることができたら、
それが
「本物」だと、
僕は思うんですね。

戦略を練るよりも、
「本物」になるための努力をする方に、
力を注ぐこと。
そういうブランディングを、
個人としても、
お店としても、
していきたいと思っています。

河野悌己さんから古賀栄三さんへの質問

  • 2008年11月17日

Question

(drive for garden 河野悌己さん)
いつもお世話になっています!!
個人的なブランディングと、
お店としてのブランディング、
やり方に差があると思うのですが、
どんなところに違いを出してやっていますか?
お店って、下の人間の気持ちも汲みつつ、
自分のやりたいことも通してで、
バランスを取るのが難しいのではないかと思うのですが、
そこら辺についてもお聞きしたいです。

Answer

(eizo 古賀栄三さん)
質問ありがとうございます!!
っていうか、難しすぎます、コレ!!(笑)

僕、あんまりブランディングって
考えてないかもしれません……。

お客さまにDMをおくったりとか、
特別なサービスを何かするとかも、
あまりしたことがないんです。

昔は、自分にお客様をいっぱいつけることを
一番に考えていました。
お店のことも、考えてはいましたよ、
考えてはいたんですけど、
でもまずその前に
自分がっていうところがあったような気がするんですね。

自分がお客様をたくさんつけることが、
お店や会社に貢献することなる
とも考えていたんで、
お客様がついてくださることは
自分の自信にもつながっていました。

今もそういうところって残ってて、
一定のお客様の数は
キープしておかないと嫌だっていうのは、あるんですね。
自分に自信が無くなっちゃうっていうんですかね。
ただ、以前に比べれば
そういう意識は随分少なくなったというか、
以前は2番目に考えていた
もっとこうした方が、お店がよくなるとか
組織的な部分への意識の方が、
大きくなってはいます。

でも、そうやって、
お客様をいっぱいつけることを
一番に考えていた時だって、
じゃあそのために
何か特別なことをしようっていうのはなくて、
ただただ、
来てくれるお客様に、
僕としてはごく自然に接してきました。

そういうスタンスって、
今も変わってないんです。

まぁ、強いていうなら、
「気に入ってくれたらお友達紹介してね」とか
「お母さんとも一緒に来てね」とか、
そういうことは言ってたかな。
あとは、ファッション。
私服のお店だったから、
自分らしいスタイルでいようとは思っていましたね。
「ちょっと変わっているけどオシャレだね」とか、
「古賀さんらしいね」って言われるような、
自分にしかできないファッションを
常に目指していました。

でも本当に、
それくらいのことですね。

ただ
このあたりで働いていると、
お客様って、
わざわざ電車に乗って、
お店まで来てくれるわけですよね。
お客様の家と僕の働くお店、
その間には、
何百件という数のお店があると思うんですが、
お客様は、そのすべてを越えて、
僕の所に髪を切りに来てくれているわけです。

その期待に
ちゃんと答えなきゃいけないという思いは
昔も今も、変わらずあります。
「ここに来てよかったな」
「素敵になったわ、ありがとう」
そういう風に言われることがうれしいし、
そういう風に思ってもらえるように、
と思いながらお客さまに向き合うんですね。

僕はそういう
気持ち的な部分が、
一番大事なんじゃないかって思っています。

あと僕は、
カットとか、パーマを巻くのが、
大好きなんですよ。
技術は、できることなら
全部自分でやりたいくらい
本当に好きなんです。
だからパーマでも、
自分で巻いちゃうんです。
パーマって本当に
角度のちがいとか、スライスの厚さのちがいで、
ちょっとしたところで
雰囲気が変わったりするでしょ。
だから、できる限り、自分でやりたいんですよ。

自分が巻いた方が
早いっていうのもあるんですけどね。
めっちゃ早いんですよ、僕(笑)。たぶん……。

仕事の能率、とか、
後輩が育たないんじゃないかっていうところを考えると、
全部自分でというわけには、
もちろん行かないんですけど。

でも、お客様の側からしても、
せっかく自分を指名して、
自分の技術を受けようと、
お店まで来てくれているわけだから、
やっぱりできる限りは
自分が直接施術したいと思っているんですね。

それもあるし、僕本当に
技術するのが好きなんですよね。
だから
昔はイケイケっていうんじゃないけど(笑)、
上限作らずいくらでも
施術したいと思っていたし、沢山のお客様をつけたかった。
今も一定数のお客様は自分につけてたい。
なんか経営者にはなりきれていないんですよね。
なんなんでしょうね、
ただ本当に美容が好きだから……、
そんだけなんですよね。

ブランディングっていって、
自分に無理させたりって一切してないけど、
ひたすらに美容が好きな気持ちだけは
ずっと持ちつづけています。
それがブランディングに、
なっているのかもしれません。

今、お店として
どういうお店を目指しているかっていうと、
ちょっと奥まった場所にあるので、
長くやった後に、
『隠れた名店』
みたいな存在に、なれたらっていうイメージはありますね。
それと、
前から結構言っていることになっちゃいますが、
『3世代で来れるお店』なんですね。
イメージとしては、
家族みんなで通えるような
人間味のある、
温かみのある、
それでいてオシャレな……
そんなお店が目標です。

そのために何か工夫をしているかっていうと、
そうですね……
内装とか少しだけこだわりました。。
温かみを出すように、
木材を結構つかっていたり、
あと、ライトもオレンジっぽい
暖色系のものにしていたり、とか、色々……。

でも、それよりも何よりも
スタッフですよね。
スタッフが、どれだけ気遣いができるか、気づけるかどうか。
それが決め手になってくると思うんです。

お客様って
結構サインを出しているものです。
たとえば
トイレに行きたいなとか、
のどが渇いてきたなとか。
何かして欲しい時に、
気づいてあげられるかどうかって、
大事だと思います。

ちょっとした気遣いなんだと思うんですけど、
それがすごくうれしいっていうこと、
あると思うんです。

だから、一生懸命技術に励む中でも、
お客様のそういうサインには
いつでも対応できるように……
ということは
スタッフにいつも言っています。
と言っても、
教育というほどのもじゃなくて、
コレって言い方の違いだと思うんですが
「想いを伝えてる」という感じです。

それ以外のことは、
結構自分たちで考えて
自由にやってねって
言ってます。

後輩のやりたいっていうことや目指しているものと
自分のやりたいことに、
ずれっていうのは、あまり感じてはいない気がします……?!
もちろん、後輩一人ひとり、
いろいろお店をこうしたいとか、
こんな風にしたいっていうのは、
あると思うんだけど、
それって、すごく嬉しいことだと思っています。

実は最近
ちょっと嬉しいこと言ってくれるな
っていうことがありまして。

まだ、うちのお店って
僕を含めてスタイリスト2人に
カラーリスト2人なんで、
一日に施術できる人数って
どうしても限られてきちゃうんですね。
だから待ち合いのスペースっていうのが
一応あるんですけど、
待ってもらうっていうことも
そんなにない状況なんです。

で、この前後輩のアシスタントたちが
「自分たちが早く成長して
お客様の数をもっと増やして、
待ち合いのスペースも、
いっぱいにしたいね。」って、
言ってたみたいなんです。

なんかそういう、
お店に対して前向きな気持ちって、
お店のことを考えてくれる気持って、
本当に嬉しいなと思います。

ブランディングって、
そんなに意識してやってることは
本当にほとんどないんですが、
自分たちらしく自然体で
そのままを
お客さまに気に入ってもらえるよう、
努力していけばいいのかなと思っています。

吉沢ジュンさんから河野悌己さんへの質問

  • 2008年11月14日

Question

(LIPPS omotesando 吉沢ジュンさん)
銀座に出店されて、しばらくたっていますが、
うちも吉祥寺への出店を控えているので、
出店つながりで聞かせてください。
2店舗目を構えるにあたって、
ブランディングの差別化は、
どういう風に考えていらっしゃいましたか?
そしてそれを今、
どんな風に実行していらっしゃいますか?
どちらのお店にも、すこしお邪魔させていただいたのですが、
両店舗ともすごく素敵でびっくりしました。
その中でもこだわっている部分があれば、
教えていただきたいです。

Answer

(drive for garden 河野悌己さん)
吉沢さん、ありがとうございます!!
吉沢さんのような、
クレバーな方からのご質問にお答えするのは、
かなり緊張してしまうのですが……。

まず、ブランディングの差別化について、
というところから、お答えさせていただきます。

差別化ということになりますので、
GARDENとdrive、
両方の話をさせていただければと思います。
2店舗目を構えるにあたって、
2つの店舗では、
メインになるもの、軸にしていくものを、
別のものにしていきましょうという話になりまして、
つまり、役割を分担しようということですね。

具体的にその中身を言うと、
GARDENは、
サロンとしてのシステムの強化や
周りに対してのリードという部分を、
これから中心にして伸ばしていこう。
それに対して、driveの方は、
デザインの強化、時代に対してのリードという部分を
中心に伸ばしていこう、という分担です。

GARDENは、
「スタッフが辞めないお店」などと
言って頂くことも多いのですが、
スタッフが楽しく働けるような環境作り、
という部分に注力しておりまして、
サロンワークのやり方をはじめ、
サロンとしてのシステム的なところでは、
青山、原宿のいわゆる「青原」といわれる界隈においても、
安定している方だと思っています。

たくさんの顧客を抱え、
たくさんのスタッフを抱えているサロンですが、
今後もますますの拡大を考えていますので、
内に対しても外に対しても、
今以上に影響力のあるお店に
なっていかなくてはと、
前から考えていたし、
今後もそう考えて取り組んでいくつもりでいます。

driveは、
目に見えるデザインの部分を
しっかり強化していくというのが
方向性としてあるのですが、
目指していくのは、
だいぶ先の未来の提案ではなくて、
半歩先、までも行かない、
ちょびっと先の提案です。
それをデザインに落とし込んで、
お客様が、今求めているもの、
「そうそう、これこれ!」と
言って頂けるようなものを
つくっていかなければいけないと思っています。

そんな、対業界、対美容室、などに
スポットを当てて
サロンワークやそのシステムなどで
モーションを掛けていくというか、
影響力を持っていこうというGARDENと、
雑誌媒体や、メディアに露出して、
デザインという部分で
世間や一般消費者に
影響力を持っていこうというdrive。

その両方の側面を併せ持って
1つの『GARDEN』として
良いハーモニーを奏でていきたいなと、
考えております。

もちろんどちらのお店も、
お客さまに対しての気持ちは同じだし、
『対お客様』の仕事であることに変わりはなく
当然そこがベースではあるのですが、
持てる最大の強みを、
より活かして軸にしていく……、
というイメージですね。

driveに関して言うと、
来てくださるお客様が
自然と絞られてくる部分もあって、
平均すると30歳前後の方が多いのですが、
サロンにいるスタッフの方も、
同じような年齢層で構成されているので、
なんというか、
等身大の提案がしやすいし、
お客様にも身近で、わかりあえるという感覚を
持っていただきやすいのかなと思うんですね。

そこを強みととらえ、
デザインを発信することに
活かしていければと考えているんですね。

で、実際、この役割分担を、
どんな風に実行しているかというと、
GARDENの方は、
システムの充実を目指し、
リーダーの育成という点にスポットを当てた
しっかりしたチーム制をとっています。
4人のチーフをリーダーとして、
それぞれ10~12人のスタッフでチームを組み、
サロンワークをしてもらっています。
そのやり方で、
次の時代を担うリーダーを、
育てようと考えています。

driveの方は、
人数もGARDENに比べ、だいぶ少ないですので、
まだ全体で動きを取れる状態です。
なので、スタイリストはみんなで集合して
勉強会をしているのですが、
例えば、対女性ということを考えた
リアルなデザインの提案に関してなどは、
秋葉を中心として行い、
もっと大枠でとらえた
内部から働きかけるデザイン、
などに関しては、
僕が中心になって勉強会を行う、
みたいに、
デザインの最終プロセスまでを
みんなで担当しあって、
考え勉強し合うようにしています。

両店そんな感じで、
ブランディングしていってるんですが……。

こだわっているというか、
いちばん大事なものっていうのは、
僕が考えている限りでは、
距離感、
というのかな。
空気感というのかな。
要するに、
居心地が良いと感じてもらえるかどうか、
雰囲気が良いと思ってもらえるかどうか、
そこだと思うんですね。

結局、最終的には、人対人の仕事なので、
肝心なのって、そういう、目に見えないものが
あるかどうかだと思うんです。

これって、
じゃあ具体的に
雰囲気良くするために、
空気感を良くするために、
何かしてるのかって言われたら、
直接的には、
できることってあまりないというか、
特に何かしていることはないのですが。

だけど、なんていうのか、
スタッフの中に、
「嫌だな」と思って働いているスタッフがいなければ、
これってかなえられることだと思うんです。

気持ちって
良くも悪くも伝わるものです。

シャンプーすること1つとっても、
楽しいな、がんばるぞ! って、
前向きな気持ちで取り組むのと、
嫌だなぁって
ネガティブな気持ちを抱えて取り組むのとでは、
お客様の感じ方は、やっぱり全然変わってしまうと思うんです。

そんな風に、スタッフの持っている感情って、
すごくダイレクトに、
お客様にもつながっているものなんですよね。

だから、スタッフに、
そういう気持ちを持たせたくないなと、
仕事に対してネガティブな感情を与えたくないなと、
思っていますね。

仕事が楽しいって、
前向きな気持ちで取り組んでもらいたいし
そういう気持ちで働いていけるように、
みんなで一丸となって、
考えていくことが大切なんだって思っています。

システムも大切だし、
デザインも大切……。
でもそれを活かすためにも、
そういう根本的な気持ちの部分も、
しっかりかためておきたいですね。

高柳司さんから吉沢ジュンさんへの質問

  • 2008年11月12日

Question

(FLOWERS 高柳司さん)
吉祥寺に出店されるということで、
お忙しいとは思いますが、吉沢さん!
今回の吉祥寺出店もその1つかと思うのですが、
吉沢さんの考える「ブランディング」を
お話いただける範囲でいいので、聞かせてください。

Answer

(LIPPS omotesando 吉沢ジュンさん)
高柳さん、ご質問ありがとうございます。

今回、吉祥寺の方に、
出店させていただくことになったのですが、
新しいサロンも表参道、原宿と、
同じサロンコンセプトで
やっていこうと考えています。

ブランディングを「あげる」
というよりは、
ブランディングを「広げる」というか、
「広める」というか……
そんな感覚でいます。
ブランド力を戦略的にあげていこうとか
そういう感覚では、今回はないんですね。

なんというか、
同じ技術、同じサービスを、
より広い地域の方々に感じて頂けたら
という意味合いで、
決めさせていただいた部分が大きいです。

加えていうと、
ユーザビリティの向上も、
1つの目的になっています。
現状青山界隈に2つあるサロンには、
本当にいろんな地域から、
お客様が来てくださっているのですが、
中央線沿線にお住まいのお客様も
かなりたくさんいらっしゃるんですね。
そんなお客さまにとって、
同じサービス、同じ技術を、
もっと身近な地域で受けていただけるようになれば、
もっと便利に感じて頂ける、という思いもあったんですね。

吉祥寺は街自体、
とても魅力的な街だと思います。
住みたい街NO,1にも選ばれるほどで、
オシャレで芸術的な面もあるし、
幅広い層の方が混在しています。
バスや電車も、
吉祥寺に向かって走ってくるものがたくさんあって、
たくさんの人が集まっている、
面白みのある街だと思っています。
ドラマの舞台としても取り上げられたり
これから先に、
いろいろな可能性を感じさせてくれる街ですよね。

そんな吉祥寺には、
今もうすでにたくさんの美容室があるんですが、
原宿、表参道とは、また別の文化というか、
別の雰囲気の中で、
大きく発展しているように感じています。
その中に、原宿、表参道でやってきた僕らが
混ぜてもらうことで、
また何か新しいものを生み出すことが出来たら、と思っています。

少し話はそれてしまうかもしれないんですが、
ブランディングをしていく上で
僕がものすごく大切にしているのは、
サロンワークの部分なんですね。

つまりお客様ですね。
来ていただいたお客様が、
どれだけ喜んで、
どれだけ満足してくださるか。
それがブランドそのものを左右すると思うんです。

雑誌やインターネットなどの
メディアで取り上げていただくことも
もちろん大切で
それでブランド力が上がるということも
大いにあるのですが、
それだけだと
続いてはいかないんですね。

ブランドの中身は、
やはりお客様がどう感じてくださるか、
それによるものだと思っています。

来てくださったお客様が、
本当に心から満足してくださっていれば、
その気持ちをお友達に伝えてくれるし、
サロンをお友達に紹介してくださる。
それが評判になって、
ずっと続いていけば、
ブランドになっていく。
僕はそんな風に考えています。

なんというか、ブランドは本当に、
一人ひとりのお客様がつくってくれる、
あげてくれる、そういうものだと思うんです。

日々来てくださるお客様、一人ひとりに、
感謝をこめて、心をこめて、接客をしていくことが
ブランディングそのものです。

一人ひとりのお客さまに、
満足を感じていただくために努力することが
大切だと思っています。
本当に当たり前のことなんですが、
そういった日々のサロンワークの積み重ねが、
ブランドになっていくんだと信じているんです。

LIPPSの、ブランドとしての目標は、
あらゆるゾーンのあらゆる方に、
満足していただけるサロンだと
認識されることです。

洗練されたサロン、
洗練されたスタッフ、
洗練された技術を含めたサービス、
そのすべてを持ち合わせ、
「お客様を素敵にしている集団」だと
思って頂けるように、
努力していかなくてはなりません。

どんな方にでも、
「きっと満足できるサロンだ」と、
思ってもらえるような、
ブランドを構築していきたいですね。

これって今もこれからも
きっとずっと変わらないものです。
あらゆる層の方に、というのを
追い求める以上、
答えのない作業になるので、
永遠に追い続ける目標になるんだと思います。

例えばラーメン屋さんだと
あれもこれもに手を伸ばして
全部の味が売りですっていうやり方をすると、
結局どれにも味がないじゃない、
ってなってしまう場合もあるかと思いますが、
そうならないように、
「コレ!」っていう売りを、
一人ひとりが持っていれば、
それが集まった時、LIPPSとしては、
たくさんの売りを持った集団に
なれるんじゃないかと思うんですね。

みんな同じ、LIPPSとしての理念や価値観に
向かってはいるけど、
それぞれ個々に強みや持ち味ってあると思うんです。
だからそれをしっかり活かして、
目標に近づけたらと思っています。

僕だったらこれを引っ張っていく、
矢崎だったらこれを引っ張っていく、
溝口だったらこれを引っ張っていく……
っていう風に、
得意分野で引っ張っていければ、
これって成功するんじゃないかなと思うんですね。
ただ、これはあくまでも、理屈の上でのことなので。

まだ50人程度のサロンです。
これから個性の強い
いろんな人材が育っていけば、
もっともっと
サロンとして強くなっていけるという
可能性を感じています。

お答えになっているか、
分からないのですが、
こんな感じで大丈夫でしょうか。


大野喜郎さんから高柳司さんへの質問

  • 2008年11月10日

Question

(ZACC prime 大野喜郎さん)
タカさんは、ブランディングについて、
どういう捉え方をしていらっしゃいますか?
ブランディングがどの程度必要だと思っているかとか、
その辺の感覚的なところをお聞きしたいです。
すごい難しい質問ですみません(笑)。

Answer

(FLOWERS 高柳司さん)
あまりにも難しい質問なんですけど(笑)

ブランディングをどうとらえているかって
そこから考えると、
ブランドとしての方向性なんだと思うんだけど
その先にある……
なんていうか
ちょっとくさいんですけど、
夢に向かっていく途中の
プロセスの部分なのかな。
っていう風に考えていますね。

ブランディングを戦略として打てるほどの
資本でもあれば、
それはまた、わかんないですけどね。
僕たちはそんな資本もないし、
駆け出しのペーペーなので、
戦略としてっていうのは、
実際無理だし、
1つ1つ結果を出して、
その上でおのずとできていくものが
ブランド、と考えています。
ブランディングはだから、
あるブランドを使って……っていうんじゃなくて、
ないところからブランドを作っていくっていう
とらえ方を今はしているかな。

だから、
僕らはまだ3年目なんですが、
2年間やってきた結果、
表参道にある、ここのサロンに移ってこられた、
それも1つのブランディングなんだよね。
ここに来るために、
みんなで2年間頑張ってきたし。
でもここに来れたことは
まだまだ終点なんかじゃ全然なくてね。
今回はとりあえずここにたどり着けた。
大事なのは、
「さて」の部分。
さて、その次はどうするって、
次の展開を考えていかないと、いけないわけです。

ここでまた1からスタートして頑張って
次を目指していこうっていう気持ちを、
スタッフとはたくさん話して、
それを積み重ねてブランドを作っていきたいですね。

それって店舗展開ということだけじゃなくてね。
例えばだけど、
これまでうちって、
ちゃんとしたホームページを作らなかったんです。
作りましょうよって言われても、
ホームページを作るのは、
スタイリストが6人になったら
って決めてたんだよね。
だから新しいサロンに移ってもちゃんとは作りませんでした。

で、スタイリストが6人になってね。
ホームページができた。

それだって立派なブランディングの1つなのかなと
思うんですよね。

経営者サイドの、
いわゆる金を稼ぐっていう目的での
ブランディングだけだと、
どうしてもスタッフと感覚がずれてきちゃうと思うんです。
そういうのって僕はあんまり好きじゃない。
1つ1つ、
目標を見せて、
それを達成するためにどうしなきゃいけないの?
いま何しなきゃいけないの?
っていうのを、考えられるスタッフを育てたいし
気持ち的なブランディングも
大事にしていきたいなと思っています。

喜郎くんが聞きたいのは
もしかしたら店舗展開のことなのかな?
なんてちょっと思ったんだけど、
まだまだ駆け出しの僕らがいうと、
それはあまりにもリアリティがなくてさ、
でもやっぱり
遠い先の未来にはそれも考えてないわけではない。

僕らのやってる仕事って、
本当にお客様に喜んでもらうために日々研究し、
努力する繰り返しで、
そのために一緒にやっていくスタッフみんなが
夢や希望を持って頑張れる環境を作ることが、
組織作りなんだと思うんです。
それをずっと繰り返して、
お客さんが増えて、
スタッフが増えて・・・・・・

まぁさ、
そんな店舗展開も視野に入れた、
これから先の未来。
来年はこうしよう、
再来年はこうしようっていう目標は、
スタッフみんなで共有してね、
ひとつずつ達成していけたらなと思っています。
それが今のうちのブランディングかな。

そうやって積み重ねてね、
いずれはいい意味で、
ZACCと戦えるような力をつけたいし、
ZACCを倒したいという思いもある。
いい意味でね(笑)

なんて言うか、
言えることと言えないことがあるって言うとさ、
秘密主義者みたいでやなんだけど(笑)。
こっぱずかしさもあって、
まだ人様には言えないなっていうことも
ありますよ。
でも最終的にこんなブランドを作りたいっ
て言う夢は、
ちゃんと持っておかないとなと思っています。

朝日光輝さんから大野喜郎さんへの質問

  • 2008年11月07日

Question

(air 朝日光輝さん)
ZACCさんは多店舗展開されているし
スタッフさんも多いと思います。
1つ1つのお店のブランドをどう際立たせているのか、
また「ZACC」というブランドをスタッフみんなに浸透させて、
それらのお店を統一するために、
どんな努力をされているのか、教えてほしいです。

Answer

(ZACC prime 大野喜郎さん)
ブランドを際立たせるために
何か方法があるというわけじゃないんですが
ZACCのサロン名は、
『ZACC○○○○』っていう風に、
ZACCの後ろに
もう1つ言葉をつけた名前になってるんです。
その言葉が、結構軸になってるんですよね。

例えば
copainなら「仲間」。
primeなら「最上級」。
その言葉の表わす意味が、
お店の持つイメージと重なるように、
意識しています。

サロンの雰囲気作りもそうだし、
スタイル提案もそう。
ちゃんとサロンの名前と
ぶれていないか。
随時確認しながらやっています。

そうすることが、
ZACCという大きなブランドの中で
1つ1つの
サロンカラーを際立たせること、
サロンのブランディングに
なると思うんですよね。

とはいえ、これはまだまだな部分もあって
本当はもっと、わかりやすく、明確に、
色分けしていかなきゃいけないんだろうと思うんですよね。
せっかくサロンの名前も変えて
色分けしてあるわけだから。
1つ1つのお店が
そういうところを、もっと考えていかなきゃいけませんよね。
ZACCならどこのサロンに行っても変わらないっていうんじゃなくて、
独立した個々のお店として、
ちゃんと違いを出していって、
そこら辺、もう少し世の中に浸透すればいいなと思いますね。

これがちゃんとできてるかどうかは、
各店のトップが、ちゃんと方向性を見定めて
舵をとっていけてるかどうかの問題になってくるので、
トップにはそういう話をするようにしています。

全体に向けて話すのは高橋の役目。
個人個人に話をするのが僕の役目。

考え方的には、
ZACCがあって、
各店があって、
その下に個人個人があるんですね。

ZACCというブランドを
まずはしっかり理解して、
その上で各店の色をだす。
それが出来た上での、個人なんですよね。

それを踏まえて仕事の仕方を
考えていかなきゃいけない。
言い方は悪いけど、
いい意味で、仕事は選んでいかなきゃいけないと思うんです。

例えば僕でいうと、
primeに所属しているので、
primeのターゲットを考えないといけません。
それを考えて
出る雑誌を選んだりスタイルを作ったりするわけですね。
それとあんまりティーン誌には出ないようにしています。
そうしないと自分の下の子たちの活躍の場が減ってしまうし、
育っていかないということもあるし。
やりたい気持ちはあるんですが、
それはセーブしている部分もあるんですよね。

自分がやりたいことだけを
自分の感情だけで決めてどんどんやるような、
自己満足で終っちゃう仕事じゃ、
やっぱりいけないんですよ。

上が自己満足になっちゃったら、
下はそれに振り回されて、ついてこれなくなりますよね。
組織のことをちゃんと考えて、
軸をそこに定めていかないと、
結果的にうまくいかない。
そういうことを考えられる人間が、
どれだけいるか、
どれだけ増えるか、
それが、サロンのブランドを確立させられるかどうかの
要になっているのではと思います。

じゃあそういう人間を増やしていく為に
どうしているのかっていうと、
それはやっぱりもう、
コミュニケーションしかないんで、話し合うしかない。

自分は組織で働く人間なんだっていう部分を、
個々にわかっておいてもらわないといけませんよね。
自由にならない、我慢しなきゃいけないことがあるのは、
組織で働く以上当たり前のことで、
どこへ行ったって、
自由にできるお店なんか、ないんです。

そういうところで不平不満を抱え込まないように、
こういう風に考えた方が楽だよっていう話を、
僕は個人個人によく話しますね。

これは前にもちょっとお話をしたんですが、
本当、組織の悪口や、人の悪口を言う方が、
辛くてもったいないことなんですね。
考え方を変えてみれば、
その方が楽に、楽しくなることって、結構あるんですよ。
マイナスな気持ちって成長を妨げてしまうと思うので。

どれだけプラスにとらえられるのか。
想像力を膨らませて、
経営者側の気持ちに立って考えられるかどうか。
雇われているうちって、
シュミレーションじゃないですけど、
「自分が経営者だったら」という気持ちで動くチャンスだと思うんです。
試させてもらえるという気持ちで、
今の仕事をやってみたらいいと思う。

結局この仕事って人間力がものをいう仕事なんで、
人のいいところを見つけてほしいし、
見つけられるような人間になっていってほしいし、
そうして人間力をあげることが、
自分自身のためになると思うんですね。

周りの人間のいいところを見つけ、
自分の働くお店のいいところを見つけていってほしい。
そしてね、
自分が働こう! と選んで決めたお店に、
ちゃんとプライドを持ってほしいですね。

いろんなブランドがありながらも
それをZACCとして1つにまとめているのは、
「再現性」「似合わせ」
というキーワードだったり
ヘアケア剤だったり、
ZACCとしての武器となるものたち。
それをもっといいものにしていくよう、
追及していく。

それって
ZACCを自分のお店だと思っていたら、
自然にできることです。
そして、
自分のサロンを愛し、
自分のサロンの商品を愛して、
自信を持ってお客様に勧める。
そうすればお客様も喜んでくれるんですね。
これはよく高橋がいうことなんですが、
「まず口を開くこと。」
話さないと、はじまりません。
自分のサロンに対するプライドや、
スタイルに対する思い入れ、
商品に対する愛情を、
しっかりお客様にも伝えれば、
お客様の満足度も上がるんです。

お客様に喜んでもらうことが、
ベースの商売なんで、
これって一番大事なことです。

そうやって、ZACCとしてのぶれないコンセプトを
一人ひとりが把握して、追求し、
お客様に浸透させていくという部分で、
ZACCは1つにまとまっていけてるんだと思っています。

鈴木定さんから朝日光輝さんへの質問

  • 2008年11月05日

Question

(pace 鈴木定さん)
airさんはお店のネームバリューを作っていくのが、
うまいと感じているのですが、どんな工夫をしているのでしょうか?
あと、スタイリスト一人ひとりも
ブランディングができている印象があるのですが、
どんな教育をしているのですか?
そこらへんを教えてほしいです。

朝日君、最近全然遊んでくれないじゃないかー!

Answer

(air 朝日光輝さん)
そうですね。

うちは外でヘアメイクの仕事をしている人間が、結構いて、
そういう人たちがメディアに進出することによって
知名度が上がっている部分も、
もちろんあると思います。

でもやっぱり基本はサロンです。
これはスタッフ全員に言っているんですが。

外での仕事も、
結果としてサロンに
結びついていないといけないんですね。

つまりメディアをうまく使って、
サロンの集客だったり、
サロンのイメージアップだったりを図っていく。
そういう風に
必ず「サロン」につながる動きをしなさいって
外に出ているスタッフには特に言っています。

メイクさんをしていても、
美容師をやりながら
メイクもやるのであって、
そこを忘れないようにしながら、
仕事を選びとって、
取り組んでいくようにしなきゃいけない。
それをちゃんと、心がけていなきゃいけないんですね。

美容師をしていると
本当にいろんな仕事に携わるチャンスがあるんですが、
何をするにしても、
お店につながるような仕事を
していかなきゃいけないと思うんです。

例えば作品にしても、
一般の人が見て可愛いと思うものを作ることが大事です。
もちろん媒体にもよると思いますが……。
やりすぎちゃだめなんですよ。
リアルをわきまえて、
今を見定めて、そこに少し提案を加えたような作品を作る。
「リアルにほんの少しの夢を持たせた仕事」
それがちょうどいいというか、
サロンへの集客につながっていくんじゃないかと思います。
一般女性の感性から
かけ離れ過ぎずに、
ちゃんと支持されることが大事ですね。

外で活動する人間は、
メディアを介してairを広めていくことを、
しっかり意識しなきゃいけないし、
サロンでサロンワークをしている人間は、
airを楽しみにしてきてくださるお客様の、
期待にこたえるおもてなしをする。

サロンのブランディングっていっても、
ほんと、
シンプルにそれだけなんですよね。
そんな基本的なことを積み重ねていくことが、
ブランドをつくっていくことに、
つながっているのかなと、思っています。

一人ひとりのブランディングという部分ですが、
コレに関しては、
どんなお店もそうだと思うんですが、
根底にある軸をすごく大事にしています。

なんていうか、
この場合、airというのは伊勢丹みたいなものだと思うんです。
つまりスタッフは、伊勢丹に入っているブランドのようなもの。

個性やオリジナリティはもちろん大事なんだけど、
自己主張だけが先に進んでしまうと
ばらばらになってしまうんです。
それを一つにまとめてくれるのが
airの看板なんですね。

airのもっているブランド力のもとで、
airの掲げるコンセプトを軸にして
意識の統一を図らなくちゃいけない。
airの一員である以上は
それをしっかり認識しておかなきゃいけませんよね。

ただ逆に、
根底にあるその軸をずらさなければ、
あとの部分は
すごく自由にオリジナリティを育てていっていいんですね。

どんな風に個人のブランドを育てていっているかというと、
一人ひとり、面談じゃないですけど、
話をする機会を設けています。

アシスタントは
まだオールマイティーに仕事を覚える段階で、
どんなことでも積極的にやってほしいし、
自己ブランディングとかそういう段階じゃないと思うので、
これは主にスタイリスト中心の話になりますが。

スタイリストになった時や、
外の仕事をしていこうとする時、
自分がどういうものが好きで、
どういう方向に進みたくて、
どんな仕事を得意としてるか、
自分で考えることも、もちろん大事なんですが、
やっぱり周りのみんなで客観的に考えて、
プロデュースしていってあげることが大事なんですね。
自分では「こうだ!」と思っていても、
実際にはちがった魅力を持っている……
ってこと、結構あるじゃないですか。
そういうところを見落としちゃわないように、
意見を言い合うようにしています。
個人的に話をすることもありますが、
みんなで意見を言いあって、
ミーティングのような形をとることもあります。
そうやって、自分で勝手に枠をきめて走って行かせるんじゃなくて、
みんなで方向性を探しつつ、
伸びしろを大きくとって、
進んでいけるようなやり方をしています。

とはいえ
うちだってまだまだ全然。

偉そうに言えるほどじゃないんですけどね。