三笠竜哉さんからJUNさんへの質問
Question
(Tierra 三笠竜哉さん)JUNさん、約束通り、よろしくお願いします!
日本の美容業界における、JUNさんの使命は何だと思いますか?
この先の世代に、何を期待しますか(笑)?
Answer
(Bivo PHASE JUNさん)三笠くんご質問ありがとうございます。
えーっと、……あれ?
約束なんかしてたっけ?
酔っ払ってたから忘れてた(笑)!
なんかだんだん質問内容が
でかくなってきているのは気のせいですかね……(笑)?
ぶっちゃけ自分の美容業界における使命なんて、
僕は考えたことなかったんですが……
良い機会だから考えてみました。
でも、まず言っておきたいのは
僕はたいして勉強してないし、
正直皆さんを納得させるような答えは、
たぶん出せないと思う。
なので、自分なりに、
自分らしく、
質問に答えさせていただきますね。
僕がこの仕事をしていて、
一番嬉しいことは何かっていうと、
それはお客様に喜んでいただけること。
もう15年ちょっと美容師やってるんで、
最近では付き合いの長いお客様
っていうのも増えてきています。
そういうお客様にとって、
僕は少なからず、
人生の様々な場面で必要とされ、
お手伝いをさせてもらえている。
そのことを、ほんとやっとなんだけど、
実感できるようになったかな……?
って思います。
自分もこの15年、歳をとっていっているので、
お客様も当然同じように年をとっていきますよね?
高校生だったお客様が、
大学に入り、就職して、
結婚して子供ができて……、
でもずっと僕の所に髪を切りに来てくれている。
転勤してしまったり、親という立場になったことで
時間の自由が利かなくなっても、
それでもBivo PHASEまで足を運んできてくれる。
それって実は
とてもすごいことなんじゃないかって、感じるんですよね。
お客様によっては、
旦那さんより付き合いが
長かったりすることもあるわけですしね(笑)。
ちょっと前までは
仕事に対しての僕って、
悪い言い方すると軽率っていうか、
この仕事の本当の意味での重みをどこか避けてきたっていうか……。
でも、やっとそれが最近
ちょっと重たいけど心地よく感じられるように
なってきたなと思うんです。
まぁ、それでこれから僕が、
どうしていかなきゃいけないかっていうと、
15年間僕を必要としてくれたお客様を、
30年、いや40年、
どうせなら、できるかどうかわからないけど、
死ぬまで必要とされる美容師、
というか、人でありたいと、思っています。
昔はもっと漠然と、うまくなりたいとだけ思っていたというか、
ただNO.1を目指していたんですが、
なんかの歌じゃないですけど、
今はオンリーワンを目指している、といった感じですかね。
そうなるためにこれから、
自分がもっともっと努力して、
自分を磨いていかなきゃいけないし、
歳を取っていくのと、
いい意味で反比例していかなきゃいけないのかなと思っています。
美容師という仕事の、
一番根本で、
一番地味な部分を、
地に足をつけてしっかりやっていくことが
実は素敵でかっこいいと思うし、
それを下の子たちに対して体現していけたらいいな・・・。
いくらメディアで活躍してても、
いくら流行に乗ってても、
ずっと長く自分を信頼してくれているお客様がいなかったら、
やっぱり全然だめだと思うんですよね。
すべての起点はお客様だと思うし、
そこに100%の情熱を注ぎ込むべきだと思うんです。
その上で、
自分をさらに修練して、
100%越えした部分、余剰の部分を、
外に対して発信できたら……
なんてすごく難しいし、
漠然としてるけど、
僕はそうありたいし、
そうしていかなきゃこの仕事を自分で選んで、
青山というこの場所でやっていく意味って
ないと思うんですよね。
下の子に期待することっていうのは
そういう根本的な部分をちゃんと大事にしていく姿勢。
外に対していろんなことを発信していくのは
もちろんかまわないけど、
絶対的に大事なのは、
目の前のお客様なので。
この仕事を選んだからには、
それをちゃんと根本においてほしいんですよね。
それだけは、どんな世代になっても、
引き継いでもらいたいと思うことです。
美容師が一番大事にしなきゃいけないのって
絶対そこなんですよね。
僕は美容師って仕事は裏方だと思うんです。
だから全然地味で結構。
ただ目の前にいるお客様を美容室から送り出す時、
心も髪の毛も素敵な状態で送り出す
そのことを追求して、
前回よりも今回、今回よりも次回って、
ずっとずっと追いかけていくこと。
それがこの仕事の根本にある大切な基盤だと思うんですよね。
技術でも何でもそうですけど、
ベーシックなものってとても大事です。
基礎になるものがないと、
応用なんてできっこないんですよね。
基礎もないのに応用ばっかり求めても、
それは長くは続かない。
大切なお客様の髪の毛を担当する以上、
僕は死ぬまで責任を取り続けるつもりでやらないと、と思うし、
そういう気持ちで取り組むことが、
やっぱり大事だと思うんですよね。
サロンとしても、同じで、
美容業界全体を通してという視点もすごく大事だけど、
まず自分のサロンのお客様をもっと大事にすることや、
自分のサロンに責任を持って取り組んでいくこと、
そういうことを重視していきたいですね。
今の若い子は
結構自分のサロンっていうのをないがしろにしがちです。
何かの運命で、そのサロンの門をたたいたわけですね。
でも、受け入れてくれたサロンに対して、
恩を感じないというか、恩義を忘れてしまう。
自分が成長していけているのは、
サロンや周りの人たちのおかげだってことを
謙虚に感じることができないんですよね。
結局はお店や周りの人の力。
そのおかげなんですよ。
このサロンに参加させてもらっている恩、
横手というオーナーのもとで育ててもらった恩、
仕事をさせてもらっている恩、
そういうものを感じずに、
お店を平気で捨てていく人がいたり、
恩も返さず会社を去る人間って、
本当に多い。
でもそれって違うと思います。
恩義を感じられる謙虚な気持ちは大事だし、
もっと根本的なところに立ち返って、
基礎、基盤を大切にすることも、
大事なことなんですよね。
下の子にはどん引きされるかもしれないけど(笑)、
明日から、またガンガンテンションあげてやっていきます!
三笠くんありがとう!!