高森恭生さんから樋口いづみさんへの質問

  • 2008年07月30日

Question

(blue faces 表参道 高森 恭生さん)
はじめまして。質問させてください。
色々あると思うのですが、樋口さんの思う、
女性美容師としての将来的な幸せって、
何でしょうか? 教えてください。

Answer

(apish 樋口いづみさん)
男性にはできない女性ならではの仕事ができることは
やっぱり女性美容師として、幸せを感じるところです。

お客様は女性の方が多いのですが、
女性のお客様が年齢を重ねていく中で、
自分も歳をとっていき、成長もしていくし、
感性も、提案できるものも、
バリエーション豊富になってきていると思います。
お客様と一緒に自分も成長しているんだな、幸せだな、と感じています。

それから、女性らしさ、
女性ならではの提案や技術っていうところも、
伸びてきていると思うんです。
そういう部分を生かして、昔よりもっとお客様をキレイに、
幸せにしていけたらいいなと思っています。

女性美容師の将来的な幸せはと考えると、
女性美容師って、みんなから愛される美容師になることが、
やっぱり一番の幸せなんだと思うんです。

「美容師さん」っていうと
なんか変わってそう、とか
きつそう……、とか
そういうようなイメージも
いろいろあると思うんだけど、
そうじゃなくて、
やっぱり周りから
愛された方が幸せですよね。

だから、私自身、
愛される美容師になるため、
いつでも明るく、笑顔でいられるように
心がけています。

もちろん疲れている時もあるし、
気分が晴れないときもあるんですが、
自分の好きなことをしたり、
好きなものを食べて、
なるべくリフレッシュさせています。
あと、体調や体力のことも考えて、
ご飯は3食きちんと食べていますよ!

下の女の子たちにも
愛される美容師になるってもらうための、
アドバイスをしています。
笑顔がなかったり
疲れているのが表情に出てしまったり……、
そうするとやっぱり周りに伝わってしまうんですよね。
それってお客様にもだけど、
スタッフ間にもよくないんですよね。
全体にいやな雰囲気を持ち込んでしまう。
だから仕事の間は
いやなことがあっても、
自分の感情はちょっと抑えて、
気持ちを切り替えて笑顔でいるように、
私は努力しているし、
下の子にも、そうであってほしいと思っています。

お店としての将来はと考えると、
もっと女性が長く働けるサロン作りを
していけたらなと思います。

私は結婚をしていますが、
結婚してからお店での働き方って
何も変わってないんです。
それって、結婚したからといって、
スタイルを変えないですむような
お店の環境があったからだと思うし、
そういう意味では
今だって十分働きやすいサロンと言えるんだと思うんですが。
これから先、出産とか子育てということになったら、
また状況は変わってくると思うんです。

自分の下にもたくさんの女の子がいますが、
今からスタイリストになろうという子もいるし、
結婚しよう、子供も産もうっていう子もたくさんいる中で、
そういう子たちがずっと続けていけるお店づくりを、
し続けていきたいなと思っています。
子供がいても、安心して働くことができるサロン
ライフスタイルが変わっても働きやすいサロン、
そういうサロンになっていければなと思います。

お客様にとっても、
お子様を連れてきやすいサロンになったら
もっと素敵かもしれませんね。

布瀬久美子さんから高森恭生さんへの質問

  • 2008年07月28日

Question

(GARDEN 布瀬久美子さん)
初めましてなんですが、すみません。
代表の方って、ご自身の夢もあると思うんですけど、
お店に対しての夢もあって、それをスタッフに
見せてあげたり、
ひっぱってあげたりする方でもあると思うんです。
そういうビジョンや将来の夢を伝えていく時に、
女性スタッフ対してと、男性スタッフに対してでは
伝え方を変えたりするのでしょうか?
是非お聞きしたいです。

Answer

(blue faces 表参道 高森 恭生さん)
自分の夢やサロンに対しての夢を、
下のスタッフに伝え、共感してもらうって、
なかなか大変なことだと思います。
でもこれって、とても大切なことなんですよね。
せっかくサロンに入っても、
サロンの夢やビジョンに共感できないと、
辞めていってしまう人もいると思いますし。

学校を卒業して、
うちのサロンで働きたい! と思ってくれていても、
入ってみたら、やっぱり違う……と思うことも
もちろんあると思います。
そういうズレを少しでも無くす為に、
どこのサロンでも一緒だとは思いますが、
サロンワークの雰囲気や、自分の仕事を
まず見てもらっています。
そして1人1人の目標や夢っていうのを、
理解したうえで、
サロンのビジョンを伝えるようにしているんですね。

女性スタッフと男性スタッフで
ビジョンの伝え方を変えているか
って言うことでしたが、
結論から言うと変えてないですね。

僕が美容師になりたての頃は、
女性は結婚する、とか、
結婚してお店を持たせてもらう、とか、
そういう夢を持っている人が多かった。
男性は、僕もそうなんですけど、
当時は美容師2世が多かったので、
実家に帰ってお店を継ぐって言う人も多かったし、
独立して自分のお店を開くとか、
そういうことを言っている人が多かったですね。

でも最近の人達を見ていると、
女性も男性も関係なくなってきているというか、
みんな自立を目指して、
ガンガン仕事をしている気がします。
サロンワークでもそうだけど、
撮影の仕事なんかもどんどんこなして、
自分を世間に売り込んでいきたいっていう人が
増えてきたと思うんですよね。

今ってそういう時代なんですよね。
女性も男性も、そんなに変わらなくなってきているというか。
だからうちのサロンでは、
ビジョンの伝え方っていうのは
あえて変えていません。

サロンとしての考えとすれば、
この美容の仕事において、
男性にできて女性にできない仕事は、
基本ないと思うんです。
ただ逆に、
女性にできて男性にできない仕事は、
まだちょこちょこ残ってるんですよね。

例えば、最近ネイルのサービスをしているサロンが
増えていると思うんですが、
どこかのネイルサロンと、
契約してやっているところもあるけれど、
スタッフが勉強してサービスしているところもあると思います。
そういうことをしようとした時、
やっぱり男性に手を握られてやってもらうよりも、
女性にやってもらう方が、
安心感があると思うんですよね。
なのでうちのサロンでも
そういうセクションでは
当然女性スタッフをメインにして
サロンワークを行なっています。

そういうところ、
やっぱり、まだまだあると思うんです。

男女の違いがあるとすれば、
逆にそういうところかなと思っていますね。

お店としては、
やっぱりサロンを大きくしていくっていうのが、
大きな夢です。
サロン数をどんどん増やしてっていうよりは、
サロンのブランド力を強くしていきたいんですね。
海外からもいろんなチェーン店が入ってきていますが、
そういう資本投下の大きいサロンよりは、
しっかり良いスタッフを育てて
ブランド力のあるサロンにしていくことが目標ですね。
そのために、拠点として、
銀座とか、注目されるところに
お店を出していければ、とは思っています。

僕自身も、アシスタント時代は
実家が美容室をやっていたんで、
それこそ実家に帰ってお店を継ごうとか、
そういう夢を持っていたんですが、
今は代表として、自分の夢っていうのは
お店の夢と重なります。

お店を大きくしていく為に、
より教育に力を入れて、
良いスタッフをもっと引き上げていきたいなと思いますね。

今の方が、昔より、
ずっと現実的になったのかなとは思います(笑)。

実家に帰って継ごうとおもっていた夢が
変わったきっかけっていうのは、
やっぱりあの美容ブームがあったからだと思います。
ACQUAさんだったり、ZACCさんが
美容業界の流行を作ってくれて、
他のサロンの人もそうなんだけど、
雑誌やらWebやら、メディアに露出する機会も
随分増えたんですよね。

それまでもちょこちょこあったけど、
今ほどじゃなかった。
今も、あの美容ブームの頃に比べたら
減ってしまっていると思いますが。
でもそういう時期を経て、
考え方は大きく変わりましたね。
可能性がぐんと広がったというか。
実家を継ぐよりも、
東京の中心で、チームで何か大きな夢を叶えたい
と思うようになったんですね。

こういう話は時々スタッフにもするんです。
頻繁にするわけじゃないんですが、
モチベーションアップにもつながっているようで、
語ってあげると、結構一生懸命聞いてくれています。

基本的に夢を見せたり、
ビジョンを語ったりもそうですが、
お店の方針というものは、
サロンの中でも上のスタイリストにまず話をしています。
上のスタイリスト達に理解してもらって、
下の子達に落とし込んでもらう。
その上で、もう一度全員でも話をするようにしています。
聞いた聞かないっていうのは嫌なので、
私は聞いたけど、私は聞いてないってなると、
問題がおきやすくなっちゃいますよね。
そういうのがなるべくないように工夫しています。

木村亜沙美さんから布瀬久美子さんへの質問

  • 2008年07月25日

Question

(K-two AOYAMA 木村亜沙美さん)
男の人は、自分の店持ってとか、役職について、
っていう目標を持ちやすいと思うし、
逆にビジョンも見せて上げやすいんですが、
女性スタッフにはどういう風に
ビジョンを見せてあげてるのかな? っていうところ、
お聞きしたいです。

Answer

(GARDEN 布瀬久美子さん)
木村さん、ありがとうございます。

私も男性って売り上げだったり役職だったり、
そういうものに目標を持つなぁと思ってました。

最初は私も、
やっぱりそういう風になっていかなきゃいけないのかな
と思っていたし、
男性と同じように、バリバリやって、
背中を見せていかなきゃいけないのかな、
とか思っていましたね。

でも、やっぱり、女性には女性にしかできないことも
あると思うんですよね。

営業もにもそうだし、
スタイルもヘア&メイクもそうだけど、
女性にしかできない、作れないものや、
考え方もあると思うんです。
そういうところをもっと大事にしていきたいな
と今は思えるようになりました。

売り上げとか、役職につきたいとかじゃなくて
自分の一番やりたいと思っている仕事を
楽しんでやっていくっていうのも、
とても大切なビジョンにもなると思うんです。

女性って、結婚や出産っていうのもあって、
先のビジョンと言っても、
あんまり先までは見づらい子もいると思います。
だからあんまり先のことを考えさせたり、
数字のこととか役職のことばかり言っても
行き詰ってしまったりするのかなと・・・。
そんなときにそれよりも、
もっと近くのやるべきことを
やりたいと思わせたり、
モチベーションを上げてあげることが
大切なのかなと思います。

そう考えると、
私達が楽しんで仕事をしているところを
見せてあげるっていうのも、
大事なんだと思うんですよね。

なんていうか、
立ち止まっている子を動き出させてあげるというか、
途中で息切れしちゃってる子を、
引っ張り上げてあげるっていうか、
そういうイメージなんですけど。
「コレがんばろうよ! やってみようよ!」とか
そればっかりじゃなくって、
「私もこうだったから……」っていう
一度同じところ、同じ視線に戻ってあげる、
そういうことが必要な時もあると思うんです。

実際、私自身が、結構息切れしちゃうタイプで、
そんなに走るタイプじゃなかったんですよね。
なんか、テストでちょっと遅れちゃったり。
そういう、ちょっと嫌なことがあると、
すぐに辞めたいなと思ったり、
みんなが、ガツガツ頑張っているのを見てると、
私には無理かな……とか、
思ったりしていたんですね。

そういう時に助けてくれたのって、
本当にお客様と、周りのスタッフ。
あと、1つ上の先輩ですね。
その先輩には、今でも本当に感謝してるし、
会うと嬉しい気持ちになります。
すごい厳しくしめられたりもしたんだけど(笑)、
それでも、
どんなに疲れてても
飲み連れて行ってくれたり、話を聞いてくれて、
そういうの全部、
自分の為にしてくれてるんだっていうのが
すごく伝わってたから、
頑張ろうって思えたんですよね。
あと、お客様に必要とされてるんだなっていうのが
分かってくると、本当に頑張らなくっちゃって、励みになりました。

私がアシスタントだったり、
シャンプーマンだった頃のこととか、
今の下の子達には想像できないみたいなんですけど、
そういう時の話をしてあげると、
きっと励みになっているんじゃないかなと思います。
あの人もこの人も、
今はすごい上の人だけど、
昔はこうだったのよっていう話で、
自分だけがつらくて、
自分しか見えなくて、
前に進めないとか思ってしまっている子が、
もう一度周りを見て頑張れたりするのかなって思うんです。
そういう話でモチベーションって
ちょっと上がるんだと思うんです。

「世界一」っていうサロンの大きなビジョンと、
今の現実との間を割ってあげて、
下の子達にも近づけてあげる。
楽しく仕事をできるようになりたいなとか、
そんな風に、
近い未来を提示してあげる。
甘やかすんじゃなくて、
そうやって近いビジョンを見せてあげることが、
女性には必要なんだと思うし、
それを見せてあげられるのも
女性ならではなのかなと思うんですよね。

男の子って本当に、木村さんの言ってる通りで、
役職に憧れてたり、
お店を出したいとか目標があって、
それでついていける部分ってあると思うんですけど、
女の子はもう1つ、なんか
プラスアルファが必要なんですよね。
それがプライベートなのかなと思うんですけど。
仕事だけがすごくできる人っていうよりも、
プライベートも幸せだよっていう人の方が、
憧れやすいというか、
目標にしやすいんだと思うんです。
トータルしたライフスタイルで
考えているんだと思うんですよね。

だから迷っている子に、
ただ「大丈夫だよ!」って
言っうよりも、
自分自身のことを色々話してあげて、
憧れてもらうっていうか、
こんな風になりたいなとか、
私も大丈夫って
思ってもらえればいいなと思うし、
そう思ってもらえる自分でいたいですよね。

中村康弘さんから木村亜沙美さんへの質問

  • 2008年07月23日

Question

(Tierra 中村康弘さん)
美容の仕事を
将来も長く続けてやっていく上で、
木村さんにとっての心の支えって何ですか?

Answer

(K-two AOYAMA 木村亜沙美さん)
そうですね。
私が支えにしているのは、
自分の中の強さじゃないですけど、
メンタル的なもの。
向上心とか自信とか
そういうものです。

自分の成長具合を
自分自身が楽しんでいく気持ちがあって、
それを感じながら、仕事をしているんですね。
心の中で目標を決めてやっていくと、
進歩することが本当に楽しくなっていって、
次はこうやりたい! っていう願望が次々出てくる。
それをきっかけにして、
どんどん前に進んでいけるというか。

やっぱり目標持って
それを絶対かなえてやろう! 
っていう心構えで仕事をしていれば、
プラスになることも多いし、
成長していけるんやと思うんです。

これってちょっと体育会系の考え方かもしれませんね(笑)。
元から私は結構体育界系で育てられてたんで、
そういうところがあるのかな……。

中学時代、吹奏楽をやったりして、
5人先輩がいたら5回挨拶をしろ! っていうような
厳しい上下関係を経験してたんで、
それもベースになっているのかもしれません(笑)。

アシスタント時代も体育界系に育てられ、
結構きつい言葉をかけられることもあったし、
悔しい思いもしましたが、
そうやってメンタル面を鍛えられていたので、
その分強くなったんだと思うんです。
今ではそれが自分の支えにさえなっているんやし。

もちろん、周りのスタッフが
良かったっていうのは言うまでもなくて。
人にはずっと恵まれてきました。
アシスタント時代も今も、
つらいと思った時は、すぐに相談できていたし、
そういう相談できる環境がちゃんとあったんですよね。
同じ環境で頑張っている、支えてくれる仲間がいた。
それがあってこそ、
今の自分がいるんだと思います。

メンタル面を支えにしていくってなると、
やっぱりバランスをとっていくのはそれなりに
難しいこともあります。

気晴らしっていうか、リフレッシュできるような
そういうものを持っていることも大事だと思います。

私は結構ビューティー面で、
ネイルサロンに行ったりとか、
エステに行ったりとか、
あとは服を買ったりするのも
すごく気分転換になっています。
行き詰っちゃったら
イメチェンしてみようとか、
そういうきっかけを探しにいったりもします。

基本飽き性で、刺激を求めていく性格なんで、
仕事でも面白いことを追い求めていきたいんですよね。
マンネリにはなりたくない。

次々新しい目標を持って
偏らないで、グローバルに
いろんなことに取り組んでいきたいです。
やったことがないことを、どんどんやりたいですね!

私は今年で30歳なんで、
美容業界に入って9年目。

結構後輩から相談を受けることも多くなってきました。

後輩達を見ていると、
悩む時期って大体一緒だったりするんですよね。
技術で行き詰るとか、
スタイリストなりたてで、お客さんがつかないとか、
第1段階、第2段階、みたいにして
悩みって出てくるものですよね。

気をつけているのは、同情しあわないこと。
「そうだね、そうだね」みたいな感じで
話はちゃんと聞いてあげるけど、
慰めはしないんですね。
慰めだけでは解決しないと思うので。

話は聞きつつ、
「気持ちは分かる」でおさえて、
同情じゃなくて、ビジョンを的確に説明してあげたり
そういう風にした方がいいのかなと思っています。
慰められると、余計答えから遠ざかってしまうというか、
慰められるほどに、自分が可哀想な存在になってくるんで。
それよりも、
もっとこうしたら、こういう風になるよ
っていうのを見せてあげた方が
本人の成長に、つながると思うんですよね。

あんまり年齢が離れすぎてると、
存在が遠すぎて、アドバイスも聞きいれにくい時、あると思うんで、
そういう時は、本人の1歳上の子とか、
近い存在の人に、
「こういう風にアドバイスしてあげて」って言って
言わせることもあります。

あの人たちと一緒にやりたい! とか
そういう目標を持つのも大事だと思います。
私自身そういう目標をいつも持っています。

頑張っていると、
頑張っている人が周りに集まってくる。
自分があの人たちと一緒にやりたい! と思って
そこにたどり着くように頑張っていれば、
無理やり紹介してもらうとかじゃなくって、
自然な形で、一緒に仕事ができる日が来るんだと思います。

逆に愚痴ばっかり言っていると、
愚痴ばっかり言う人が集まってきて
愚痴る集団になってしまう。
そんな集団をつくっても何もならないですよね。
やっぱり前向きに頑張っていたい。

後輩には、これっていうもの、
自分の中の強み、強さを、
1つでもいいから持って、
周りの人と協力することを大切にしながら、
長く頑張っていって欲しいですね。

ちはるさんから中村康弘さんへの質問

  • 2008年07月18日

Question

(ACQUA harajuku ちはるさん)
中村さんにはよく相談に乗ってもらっているような気がします。
奥様が美容師さんだったこともあるのかもしれないのですが、
女性の気持ちや立場をよくわかってらっしゃるし、
性別のことを抜きにしても、
スタッフの個性などをよく理解してらっしゃるなと、
MINX時代から感じていました。
そんな中村さんに、男性経営者という立場から、
これから先の将来、女性をどんなふうに育てていこうと考えてらっしゃるか、
女性に長く現場にたってもらうために、どんな工夫をしてきたか、
また今後されていくのか、是非お聞かせいただきたいです。

Answer

(Tierra 中村康弘さん)
難しいですね。

結論からいくと、今の自分の方針としては、
男性・女性って分けて考えることを
しなくなってきているんですね。

それはどういうことかっていうと、
10年位前と今とでは、
男性も女性も随分変わってきている
っていうのがあるんですよね。

10年位前って、
女性だからって扱われることを
嫌がる女性美容師が、多くなってきていたんです。
男性と対等の立場で扱われたいっていうか、
そういうスタンスで仕事をしている女性が増えてたんですね。
確かに、
「女性ってこれくらいでいいや」
っていうような見方をするのって、
すごく失礼なことだと思うんです。

それで、僕が以前いたMINXでは
そうやって頑張っている女性を応援するシステムというか、
男女関係なく、
頑張っている人を支援するシステムができたんです。
それは今でも続いているものなんですが、
指名売り上げ月200万以上を達成すれば、
週5日勤務、週4日勤務っていうのが認められる、
いわば自由契約みたいなシステムなんです。

結婚したり出産したりっていう場合だけじゃなくて、
自分の時間を持って欲しいっていうか、
そういうプライベートな部分も大事にして、
少しでも長く働いてもらえるようにしたいですよね。

だからこのシステムは
すごくいいなと思うんですね。

ただTierraでは、
こういうお店としてのシステムっていうのは
やっていません。
今はまだそれを必要とするスタッフが
現れていなっていうこともあるのですが。
実際にそういう必要が出てきた時に、
相談に乗ってあげるとか、
早めに対応してあげることが、大切なのかなと思っています。

男性でも女性でも、
仕事をしていて悩みがあるっていうのは、
同じような気がするし、
そこら辺は、性別で分ける必要はないと考えています。

正直男性美容師も、
10年前とは変わってきているんですよね。
以前の男性美容師みたいに、
蹴っても、何しても、
必死でくらいついてくるみたいな
そういうタイプの子は、もうなかなかいないんですよ。
逆に男性美容師にも、女性と同じように
色々と気を配ってあげる必要がでてきていますね。

男女で違うところ、
分けて考えているところがあるとしたら、
女性には、心の支えになるものがあるか、
それが何か、っていうことが、
すごく大切になっているのかな
と思うんですね。
そこら辺かな。

話を聞いてあげることのできる人が
会社の中にいたり、
会社外部にでもそういう支えになる何かを
持っているかいないか、
それで随分変わってしまうと思います。

会社としてできることは、
話をいつでも聞いて上げられる体制を、
会社内部に作ってあげること。
それはすぐにでもできることなので、
いつでも窓口は開いているというか、
話は聞いてあげられる状態にしています。

あとこれは、
美容師やってる中で思ったこと。
一概には言えないんですが、
女性美容師は、同じサロン内に、
目標になる女性美容師がいたほうがいいんですよね。

男性で月の売り上げ500万とかあげている人がいても、
女性はそういう人を目標にというか、
追い越そうとは、なかなかしないものなんですね。
それよりはやっぱり
恋や結婚生活も楽しみながら
仕事でもちゃんと成果を出してっていう
女性美容師がいる方が、歩幅を合わせやすいっていうか、
こういう風になりたいっていうイメージが
掴みやすいのかもしれません。
ACQUAも、ちはるさんみたいなカッコイイ女性美容師さんがいるから
素敵な女性美容師がたくさん育っていくんだろうと思うんですよね。

なんか、本来女性美容師のほうが
長く美容を楽しめるものなんじゃないかな
と思うんですね。
男性って、夢とかビジネスとかっていう部分で
この仕事を楽しむことは、もちろんできるんですが、
女性は自分自身も美容を楽しむじゃないですか。
仕事のために、情報をたくさん集めたりしながら、
自分もキレイになっていくことを楽しめる。
自分自身がキレイになることを楽しみながら、
お客様のキレイになっていくことを
プロデュースすることもできる。

こういう質問をいただいて
考えてみて、あらためて、女性なのかな……って、
やっぱり女性美容師は絶対的に必要だよなって、
会社としてっていうか、
組織のリーダーとして、
そう思いました。

女性美容師にもっと長く頑張って欲しいな、
と思いますね。

僕は美容師の仕事って、
一般の仕事と違う特権が、もっとあるべきだと思うんですよ。
ただ時間がないとか、きついとかだけじゃなくって
サラリーマンやOLになるのとは違った
「面白さ」が、あるべきなんですね。
だから女性美容師が他の仕事をしている友達とかに、
「美容師さんって大変ね」って言われちゃうのは、
すごく恥ずかしいことだと、僕は思うんですね。
そうじゃなくって、
人をキレイにして、自分もキレイになっちゃって、
「素敵な仕事だね」って言われたいですよね。

女性美容師がそういう風に言われる働き方ができるように、
これから先も、サポートしていきたいなと思っています。

CHIEさんからちはるさんへの質問

  • 2008年07月16日

Question

(anti lagoon CHIEさん)
お久しぶりです!
私達の育った環境だったり、今まで見てきた美容業界って
スタート時点から今に至るまでの間に、
すっごく変わってきたと思うんですが、
これからも変わっていく美容業界の将来に向けて、
ちはるさんが率先してやっていること、自ら働きかけていることって
何かありますか?お聞かせください。

Answer

(ACQUA harajuku ちはるさん)
質問ありがとうございます。
今回CHIEさんからこの質問をいただいて、
前のリレー、自分が答えてるものも
他の人が答えてるものも、
いろいろ読み返してみたりして、
私の夢は何なのかなって
改めて考えてみたんですね。
夢の持ち方って、
アシスタント時代と夢が変わってくる人と、
ずっと同じ夢を追っている人っていう、
2つのパターンに分かれてくると思うんですが、
私は夢が変わったほうの1人だなと思うんです。

私はわりと早くに結婚したので、
自分だけのことというよりは、
プライベートと仕事の両立っていうのが、
結構早い時期から新しい課題というか、
夢として出てきたような気がします。
どうやったらうまく両立していけるのか、
それに関しては色々感じながら、やってきた方だと思うんです。

いろんな部分で難しさはありつつも、
パートナー次第で、
仕事とプライベート、結婚生活って、
うまくやっていくことができるのかなとは思います。

私の場合、自分の好きなものを理解してくれる人とじゃないと
一緒にはやって行けないと思っていました。
だからもし、美容師を辞めろって言われてたら、
結婚はしてなかったかもしれないですね。
パートナーである彼は、働いている私を見て、
カッコイイと言ってくれたし、
残業も苦にしない熱い美容師達に対して、
尊敬もしてくれているんですね。
私も彼を尊敬しているし、そうやって
パートナーと理解しあうことができれば、
仕事と結婚生活って、両立していくことはできると思うんです。

ただ、これから先、
出産、子育て、ってなって行くと、
家族に理解してもらうっていうだけでは限界というか、
どうしようもなくなってしまう部分もあると思うんですよね。
仕事、会社のほうに、
理解してもらうことも必要になってくると思います。

例えば原宿、青山だけじゃなく、
全国で同じことが言えると思うんですが、
保育園の時間を考慮に入れて、
働く時間を考えてもらうとか、
美容師をやり続けていく上で
そういうことって、
どうしても必要になると思うんですよね。

それを考えてもらう為には、
やっぱり話をしていくしかないんです。
発信していくって言うのかな。

もちろん、要求するだけじゃだめですよね。
自分自身も信頼できる人になるっていうか、
言っていることとやっていることが違うじゃんって言われちゃわないように、
実績だったりそういうもので、
なんていうのかな、
口ばっかりにならないようにしておくことも大事なんですけど。
その上で、話をすることって大事だと思うんです。

黙っていても誰かが変えてくれるっていうんじゃなくて、
今の自分の状況だったり、
こういうことを考えているんだよっていうのを、
自分から周りに伝えていかなくては、
何も変えることはできないと思うんですね。
だから私はそういう話を、お店の上司にもするし、
同期にもするし、もちろん後輩にもするようにしています。

他のお店の美容師さんたちとも、
そういうことをよく話すんですね。

それが少しずつ形を成してきて、
今、形になったって言うとアレですけど……。
変えることができたこととしては、
美容師って職業は週休2日制だったりって、
お休みが確立していないことが多いんですが、
会社に話をして、
私は週休2日をもらっているんですね。
もちろんある程度の売り上げをキープすることなど、
条件はいろいろとあるのですが。

長く続けていく為には、
頑張りすぎないことって大事だと思うんです。
それは結婚している、していないに関係なく。

20代は頑張る時、
30代はプライベートを充実させる時、
みたいに、自分なりのペースを配分をすることが、
仕事にも良い影響を与えてくれるんだと思います。
今、30代の女性美容師って、どんどん増えています。
うちのお店でも、10名ほどいるのかな。
結婚しているのは私と角だけですが、
プライベートっていうのは、もちろん、
結婚生活だけじゃなくて、趣味でも何でもそうです。
1人の女性としての生活。
それが充実してくると、
もっと女性らしい、柔らかい仕事が
できるようになるような気がするんですよね。

今までうちみたいな、女性スタイリストが多いサロンで
第一線をはって、バリバリ活躍してきた女性美容師達が
30代を迎えて、これから先どうなっていくんだろうって、
今どのサロンさんからも、
男性美容師さんからも、
すごく注目されていると思うんです。
色んなところから、
見られてるなって感じがしているんですよね。

だから、何も言わなかったら
何もしてもらえなかったとか、
そうではないんですよね。
何かしてもらいたかったら、
その時はちょっと面倒なようでも
会社に話してみたらいいと思うんです。
言わなきゃ分かってもらえないことって
絶対あると思うので。
あの時言葉にして良かったなって
思う時が必ず来ると思います。

お店では、何か感じることがあったり、
困ったり迷ったりした時は、
まず、すぐ上の角に話をしてみることが多いですね。
時には直接社長に話すこともあります。

オーナーが今も第一線で
サロンワークや撮影をやっているタイプか、
経営に専念してやっているタイプか、
そういうことでも大分違いはあると思うのですが、
うちのオーナーの場合は第一線からは、
離れてしまっているので、
お店での仕事そのものに関しては、
実際のところ見えにくい部分も、出てきてしまうと思うんです。

例えば何時から何時まで
スタッフはどういう仕事をしていて、
どれだけの撮影をしていて、
果たして家にいる時間が何時間あるのか、とか。
そういうことを具体的に分かってもらっておくことって
大事だと思うんですよね。
自分のことだけじゃなくて、
お店全体の現状の話も、
リアルに伝えて、把握してもらいたいと思っています。

現状を伝えて分かってもらうっていうことは本当に大事です。
いろんなことを抱え込んでパンクしてしまう前に、
なるべく早く話をすることですね。
すぐに変えてもらえることもあるけど、
時間がかかることだってあるので。
それに、もう駄目だって参ってしまったら、
それこそ辞めるしかなくなってしまうから。
そこまで行く前に現状を伝えたり、話をすれば、
何かが変わるかもしれないじゃないですか。

私が率先してそういう姿を見せていくことで、
自分の生活って、
そうやって変えていくことができるんだっていうことを
下の子達にも分かってもらえると良いなと思っています。

将来の美容業界を、仕事プライベート、
どっちも充実させられて、
女性でも、長く働き続けられるような業界に
していけたらいいなと思っています。

久住桃子さんからCHIEさんへの質問

  • 2008年07月14日

Question

(BEAUTRIUM minami-aoyama 久住桃子さん)
CHIEさんが個人的に考える、
女性美容師さんとしての将来のビジョンとか、
そういうものをお聞きしたいです!

Answer

(anti lagoon CHIEさん)
まずはモモ! 元気ですか?
リレーありがとう!

えーっと、私にとって
美容の仕事って、
人生の一部なんですね。
私の人生の中で、
切り離すことのできないものなんだと思うんです。

美容師としてやっていく中で、
私はモットーとして、
「一日一生」というのを掲げています。
1日1日を精一杯楽しみたいと思っているんです。
その結果の積み重ねが、
今後というか、将来につながっていくというイメージで。

だから「将来のビジョンは」と言われると、
やっぱり目の前のことを1つずつやっていくことしかないのかな
と思うんですよね。
精一杯楽しんでやっていく毎日があることで、
そこから何かが生まれてくるっていうか。

あまり先々のことを考えるよりも、
1歩ずつ前進していく延長線上に、
将来像っていうのが見えてくると思っています。
ずっと先っていうのは、
自分でも見えないんですが、
今できることをとにかく精一杯やっていくことで、
少しずつ形になっていくと言うか、そんな感じです。

女性美容師としてっていうご質問だったから、
もしかしたら
もうちょっとプライベートな部分も
お話をしたほうがいいのかなとは思ったのですが、
自分自身先のことは本当に見えてないんですよね。
もちろん、女性として、
いい人がいれば結婚もしたいし、
子供も欲しいなとは思うんですけど。
今はまだわからないというか、
まだ想像しきれないですね。
そうなった時も美容はやっぱり、
最初にお話ししたように、私の人生の一部だし、
ずっと続けていくんじゃないかなとも思うのですが……。
やっぱりそれも、まだまだ分からない部分というか。
その時が来てみないと、
具体的にイメージするのは難しいですよね。

夢というかやってみたいことっていうのは
沢山あって、
でもそれは本当に沢山ありすぎるので、
また飲んだ時にでもお話ししますね(笑)!

秋葉千菜さんから久住桃子さんへの質問

  • 2008年07月11日

Question

(drive for garden 秋葉千菜さん)
久住さんが、アシスタントの時に抱いていた将来の夢と、
今自分の求めている将来、思い描く将来像に、
すごく変わった点っていうのはありますか?
どんなところが変わったのかお聞きしたいです。

Answer

(BEAUTRIUM minami-aoyama 久住桃子さん)
スタイリストになってから夢が変わったかどうか
っていうことですよね?
うーん……
そんなに変わらないかなぁ……(笑)。

なんというか……
アシスタント時代は
ひたすらがむしゃらにやっていたというか、
本当に目の前のことで精一杯でした。
身近な先輩だったり
先輩スタイリストさんだったりを見て、
いつか自分もこういう風になりたい! って
思う感じだったんですけど。

それは「夢」というよりは
「目標」といったほうが、近いのかなって気もします。

サロンワークはもちろん、
雑誌でも活躍している先輩が
私の周りには沢山いたんですよね。
だから「この人を目標に!」
っていうような感じではないのですが、
本当に漠然と、
そういうところに自分も入っていきたいっていうか。

それがアシスタント時代の「夢」であり、
「目標」だったのかな、と思います。

今は自分も少しですけど
その目標としていた部分に
入っていけているというか、
やりたかったことを、やらせてもらってる感じなんですが、
それでもやっぱり「夢は?」ってなると、
昔とあまり変わっていない気がするんですよね。

うちのお店でいうと、
一番の憧れの存在って言うのは
やっぱり川畑さんだったりするんですけど。

もちろん川畑さんだけってわけじゃなくて
他にもすごく秀でた先輩って沢山いるんです。
だけど川畑さんの存在はすごく分かりやすい
目標の形なんですよね。
私は結構近いところで、やらせてもらってるからかもしれませんが。

お店の中でもバリバリやって、
お店から出てもすごく有名で。
BEAUTRIUMっていう看板がなくっても、
川畑さんは川畑さん個人で名前が通っている。
そういうところ、
やっぱり圧倒的にすごいなぁと感じますね。

今の私の夢、というか目標は、
後輩や周りの方達にとって、
私自身が川畑さんはじめ、
私が目標としている先輩達のような存在に
なるということ。

お店の中でのお仕事をやりながら、
最近はヘアメイクとか撮影のようなお仕事も
色々やらせてもらっているので、
そういう部分もしっかりやっていきたいですよね。

別にヘアメイクになりたいとかっていうんじゃないんですけど、
どっちも偏りなくやっていきたいんです。

お店の中だけでしかやっていないと、
お店に守られているというか、
看板に甘えちゃう部分が、どうしても出てきてしまうと思うので。
そうじゃなくて、個人としても、
お店の外に出ても、ちゃんと成り立っていけるような、
そんなスタイリストになりたいですね。

BEAUTRIUMのスタイリストっていうだけじゃなくて、
久住桃子という名前をちゃんと浸透させたいというか、
お店の名前に頼り過ぎない自分になっていきたいなと思います。

私はいつもあんまり大きなビジョンって持たないんです。
だから例えば「自分のお店を持ちたい」とかも全然なくて……。
ホント、それ全然ありませんね(笑)。
コレ! っていう「夢」みたいなものがないというか、
どちらかというと本当に「目標」になっちゃうんですけど。
なんですかね……、
目の前のことを1つ1つ精一杯やっていくっていうか、
ちょっと先の目標を1個ずつクリアしていくタイプなんですね。

でも、いつもひたすら前を見ている。
それだけはずっと変わらないんですよ。

溝口さとみさんから秋葉千菜さんへの質問

  • 2008年07月09日

Question

(LIPPS harajuku 溝口 さとみさん)
GARDENさんは、すごく大きな夢を持っていて、
みんなでその夢を実現させていっているエネルギーを感じます。
サロンとしての夢の実現は
スタッフみんなの力が必要になると思うのですが、
1人1人のパーソナルな夢と、
サロンとしての夢とにずれがでてくることもあると思います。
また、そもそも夢を持っていない人も多い気がします。
そうならない為に、意識的にしている話や、
話し方というのはありますか?

Answer

(drive for garden 秋葉千菜さん)
1人1人の夢とサロンとしての夢に
ズレがあるという部分なのですが、
私たちはそれをズレとは感じていないというか、
そもそも一緒にしようとは思っていないんですね。
スタッフも100人以上いる中で、
色々な夢があって当たり前だと思うし、
それを受け止めてあげられるサロンでありたいと思うんですよ。

なんというか、1人1人の夢を、
かなえるためのGARDENなんですよね。

個々の夢がGARDENで働くことで
もっと大きくなったり、
もっとかないやすくなったりする。
それが本望なんです。
つまりGARDENで働く日々は、
個人の夢の通過点であると考えているんですね。
サロンはそういう存在であることが
重要なんじゃないかなとも思うんです。

サロンとしての夢というか、
うちのサロンで
上の者達がいつも言っているのは
「世界1を目指す」ということ。

「世界1」といっても、
それは技術でなのか? とか、
規模でなのか? とか、
とっても漠然としていますよね。
私自身も正直ピンと来ない部分はあるのですが(笑)。
でも常に「世界1を目指す」、
あぐらをかかないというか
止まらずに前を目指して進んでいく、
そういう姿勢を持ち続けることが大事なんだと思います。
美容の仕事に「終わり」はないと思うので。

GARDENは今、2店舗目を出したり、
少しずつ大きくなってきています。

そうやってサロンが成長していく過程に立ち会えるというのは、
1つの成功法を自分のものとして身につけられる
貴重な経験になると思います。

世界1を目指して成長し続けている
そういう集団にいられるということが
個人のモチベーションアップにも
つながるのかなと思うんですよね。

そうやって、サロンとしての夢と、
個人の夢をかなえることは
つながっていると思うので、
夢が違うっていう考えはないんですね。
だから、それに対して話し方を変えたりとか
話す内容を変えたりっていうことも
ないのですが……。

でもこれだけは
よく話しているっていうことがあって、
それは、
「1人も欠けてはいけない」ということ。

今のGARDENを作っていく中で、
いろんな役割分担って言うのがあったと思うんです。
目立って撮影に出ている人もいれば、
裏方で材料の仕事をしている人もいるし、
スタッフ間で後輩の面倒を見ている人もいる。
これだけ人数がいるので、
やっぱり分担されていくわけで、
みんなそれぞれ自分の役割があって、
その仕事をやってきたと思うんですが。
誰1人欠けても今のGARDENは
なかったと思うんですよね。

だから、「誰1人、欠けてはいけない」っていうことは、
よく話します。
目立たない仕事をしている人には、
特に話すことが多いかな……。
表に立つ人間ばかりでは、
当然サロンはダメになってしまうのですから。
影で頑張ってくれている人に対する感謝っていうのは、
絶対に忘れてはいけない部分だし、
いつもそういう感謝の気持ちは
伝えていきたいと思っています。

私自身の夢というか、
仕事をしていく中での目標としては、
後輩の女の子達に、美容の仕事が楽しくて、
ずっと続けられる仕事なんだってことを
伝えていくことですね。

やっぱり男の子は
憧れるものがわかりやすいっていうのかな。
上を目指しやすいじゃないですか。

でも女の子って、そういう風に
ガツガツやっていける子って少ないんですよね。
すごくいいものを持っているのに
辞めていってしまった子達とか、
実は本当に多くってですね、
もったいないというか……。
そういう子を逃したくないなと、思うんですよ。
私みたいにガツガツやっていかなくても、
美容っていうのは
楽しんでやっていけるものだと思うし、
それを知って欲しいなと思うんですよね。
でも、やっぱりこの仕事が楽しいんだ! っていうのは、
スタイリストにならなきゃ分からないものなんですよね!
だからアシスタントのうちに嫌になっちゃったり、
体壊したりして、辞めちゃわないで欲しいなと思うんです。

今後も私がいっぱい雑誌に出たり、
ガツガツ仕事することが、
後輩達に夢を与えられるのかな? っていったら
そうじゃないのかもしれないんですけれども……。
違う方向性も含めて、
美容の仕事がずっと続けられる楽しい仕事だっていうことを、
女の子達に伝えていけるように
考えていきたいなと思っています。

平林理恵さんから溝口さとみさんへの質問

  • 2008年07月07日

Question

(DADA CuBiC 平林理恵さん)
面識がないのですが、
溝口さんの作られる作品はすごく可愛くて、
ハッピーでステキなスタイルばかりだなと思い、
いつも見させていただいています。
そんな溝口さんに、
私がいただいたのと同じ質問になってしまうのですが、
女性美容師としての、
将来の夢をきかせていただきたいです。

Answer

(LIPPS harajuku 溝口 さとみさん)
ご質問ありがとうございます!
私も平林さんをはじめ、
DADAさんのスタイルにいつも刺激を受けています!

『女性スタイリストとしての夢』ですが、
女性スタイリストとしてっていうのは特にないんです。

私は仕事上、自分が女性であるということを
ハンデだと思っていた時期もあったぐらいで……。
だから、なるべく性別を感じさせないようにすることを
意識してきました。

でも後輩達を見ていると、
中にはきちんと女性として扱われたい子もいるんですよね。
もちろん状況やライフスタイルに
変化のでてくる子もいるので、
性別っていうのを意識せざるをえない場合もあるんだと思います。

私はLIPPSの女性スタイリストの中で、最年長です。
なので、サロン内では
そういう後輩達の気持ちや状況も理解して、
今後の女性スタッフの在り方を考えたり、
働きやすい環境作りをしていくことが、
必要になると思います。
結婚や出産をしても、
安心して働くことができるサロン作りを
率先してやっていきたいと思っています。
でもこれは、夢ではなくて、
現実的な、目標……ですね。

私生活のことは、
どんな状況でも仕事を中心に結びつけながら
考えていけたらなと思っています。
でもちょっと矛盾するようだけど、
仕事は仕事として、
区切りをつけて取り組みたいですよね。

仕事に関していうと、
自分のお店を出したいとか、そういう気持ちはなくて、
どちらかというと今いるお店を
良くしていきたいという気持ちのほうが強いですね。

夢となると、
色々なことに興味があるので
本当にまだ定まっていません。

昔からやりたいことがたくさんあって、
その中で美容師という仕事に絞って、
今やっているのですが、
他の事にもチャンスがあったら
どんどんトライしていきたい気持ちはあります。

ちなみに、
女性スタイリストとしての夢っていうのと
はずれてしまうのですが、
声優になるのも、その夢の中の一つで、
これは近々叶いそうです!
公のものではないのですが、
トライしてみるチャンスが巡ってきました。
中学生くらいからやりたかったことなので、
楽しみにしています。

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