薫森正義さんから角薫さんへの質問

  • 2008年06月30日

Question

(Double 薫森正義さん)
どうしても、どうしても! 角さんにお聞きしたい質問があります。
僕は角さんに、とってもリーダーっぽさを感じているんですが、
リーダーとして必要な資質や、
普段リーダーとして意識している部分などがあれば、
是非、教えていただきたいです。

Answer

(ACQUA harajuku 角薫さん)
是非にとのご指名、とても嬉しいです!
薫森さんとは何かと相性がいいんですよね(笑)。

リーダーとしてというご質問ですが、
自分では、元々リーダータイプっていうわけではない
と思っているんですね。

でも美容師としてスキルアップしていく中で
自然と今のポジションについてしまい……。

お店で店長としてやっていく中では
周りに助けられることも多いし、
どちらかというと
自分がぐいぐい引っ張っていっているって言うよりは、
周りに活かされているという気もします。
周りのサポートがあってこそ
リーダーとしての私っていうのがある、という感じですね。
先輩も同期も支えてくれるし、
後輩もこんな私に
一生懸命ついてきてくれている。
そういうみんなあっての今なんですよね。

なのでリーダーとしてはまだまだ勉強中、
という感じです。
毎日試行錯誤しながらやっていますね。

でも美容師としては
いつも一番を走っていたいんですね。
まだまだ上を目指し続けているし。
だからその部分では
本当に誰よりも努力しているつもりだし、
そういうことっていうのは
下の子に常に伝えるようにしています。
言葉じゃなくて、結果で見せていく
背中を見せていく
というスタイルをとることが多いのですが。

それと私、夢を持っているんですね。
5年後、10年後っていう先の夢を、
いつも持ち続けていて、
それをよくスタッフと飲みに行った時とか
語ったりしています。
夢を持っていることって、結構大事だと思うんです。
夢を持ち続けていられれば、
どんなに落ち込むことがあっても
ポジティブでい続けることができると思うから。

このポジティブさっていうのは
大事だなと思うんですよね。
スタッフが落ち込んでいる時に、
自分も落ち込んでしまっていては、どうしようもないけど、
そういう部分では、
いつでも相談役になってあげられると思うんです。
手をかけなくても伸びる子は伸びるものですが、
壁にぶつかっちゃう子や悩んだりする子も
もちろんいるわけで、
そういう時、その子の立場に下りて
必ずプラスのアドバイスができる! 
っていう自信はあるんですよね。
夢を持って常に前向きで、ポジティブでいること、
これはリーダーとして、必要なことかなと思っています。

そんなわけで
自分自身もまた次なるステップ、
もっともっと上を目指しているので、
次のリーダーを育てるっていうことも
していかなきゃいけないなと思っています。
今その為に、頑張っている感じですね。
スタッフも現在50人弱いるのですが
バランスのいい人材を育てるっていうのは
本当に難しいなぁと感じています。
自分の得意分野、美容師としてっていう部分は
走り続けながらも、
周りのサポートもしていくってなると、
すごくバイタリティがいるというか……
ちょっとハードルが高いですよね。

まだ、私自身もみんなに迷惑をかけていそうだなと思うんですよ。

でも、テンションの高さだけは負けない自信あります(笑)。
スタッフたちよりも、寝てないと思うし。
むしろ、寝るのがもったいない! っていう感じなんですよね、今。
常にテンションは高い中でも、
そういう特に調子がすごくいいっていうか、
気分がすごくのっている時って、時々あるんです。
昨年の今頃は、まだ本当に悩むことも多かったり、
先輩方に相談することも結構あったのですが……。
やっとリーダーとして、
自分のやりがいを感じることができているというか、
楽しめている感じがしますね。
夏休みとかも、休んでるのがちょっともったいないくらい!
でもこれ、私がというよりも、
スタッフが成長してくれたからなんだろうなと思うんですよね。

リーダータイプなわけじゃないんだけど、
みんながついてきてくれている理由っていうのは、
きっと私がスタッフのことを
ちょっとくさいですけど、
心から愛しているからだと思います。
お店のことも愛しているし、
そこで一緒に働いているスタッフのことも
本当に愛しているんですね。
だから対、人として、
一人一人ときちんと向き合って話をすることを
とても大切にしています。
自分の物差しで人を見るんじゃなくて、
相手の立場に立って一緒に考える。
その子その子によって、同じ事柄でも
感じ方ってちがうと思うから、
自分の感情とかおいといて、
仕事のできるできないも持ち出さないで、
対、人として向き合って話をするようにしています。
本当に単純に、
スタッフみんなに幸せになって欲しいんですよね。

相談に乗ったりアドバイスをするにしても、
自分の経験でしか話はできないんだけど、
その分、自分の経験っていうのをつんでいきたいなと思います。
常に前を見て、自分自身勉強し続けたいですね。

そうやって成長し続ける自分でなければ、
誰もついてこないんじゃないかな、とも思うんです。
成長することに、終わりはありません。
美容師として、リーダーとして、
成長していく自分っていうのを、今とても、
楽しみながらやっています。

高柳司さんから薫森正義さんへの質問

  • 2008年06月27日

Question

(FLOWERS 高柳司さん)
Doubleさんの作品を見ていると、
「らしいなぁー」って思うものが本当に多い。
デザインっていう部分を教えていかなきゃいけない中で、
そういう都会的なオシャレさっていうのか、「Doubleらしさ」、
どうやって教えているのかな? それを聞かせて下さい。

Answer

(Double 薫森正義さん)
実はうちのサロンでは、
特にデザインのレッスンとかはやってないんです。
それに、教え方とかも決めてないんです。

デザインについては、営業中に切り込むというか、
営業で誰かスタイリストが作っているスタイルを見て、
まわりがそれを真似していくというか、
影響を受けていく感じですね。
なので、雑誌などの撮影スタイルも、
基本は営業で作るスタイルがベースです。

でも、お店として、まったくレッスンのようなことを、
何もしないということはなくて
デッサンをみんなでやったりすることはあります。
紙にヘアスタイルの絵を書いて、
その平面のスタイルを、立体に起こしていくんです。
あとは、作品撮りは精力的にやっています。
スタイリストは、みんなお互いの作るスタイルを
かなり意識しているので、それが刺激になって、
良いデザインを生んでいるのかなって思います。

それと、スタッフ同士の会話ですね。
誰がどういうスタイルが好きか、
何を意識しているかとか、
普段の何気ない会話の中から、
ヒントを得たりすることもあると思います。
特に、アシスタントの子なんかは、
スタイリスト同士の会話から、
勉強になることが、結構あると思います。

だから、うちのお店のスタイルって、
外からは「Doubleっぽいね」って、
わりとまとめられちゃうんですけど、
お店の中でスタイルが話題になる時は、
「誰々っぽいね」って言い方になるんです。

他のお店だと、わりとそのお店のスタイルっていうのを、
レッスンを通して、スタッフに教育して行くんだと思うんですが、
うちでは新しいものを作るというのを、個々でやるんです。
たとえばコンサバティブな中にも
その子らしい格好良さがあればいいという感じで、
個人個人の感性を大切にしているんです。
もちろん、何でも良いわけではないですが、
個性を大切にする点が、
他のお店とはちょっと違っていると思います。

そうやって、個々でデザインやスタイルについて、
勉強しているんですけど、
やっぱり、好きなものや格好良いと思うベースが、
結構似ていたりするんですよね。
だから、個々でやっていても、
共通点があるんですね。

あとは、オーナーの山下の影響もあると思います。
山下や上原の作品を見て、
それが頭の中に残っているというか、
自分がスタイルを作る時に、
まったく同じものではないんだけど、
影響が出ていたりすると思います。

だから個性がうまくまとまって、
外から見た時のうちのお店っぽさに
なっているのかなと思います。

ただ、個性を大切にするという分、
個人で努力しないといけないので、
ある意味で、厳しい環境にはあると思います。

植田高史さんから高柳司さんへの質問

  • 2008年06月26日

Question

(S. 植田高史さん)
いつも僕に質問を回してくれるタカさんに、
今回は僕から回します。
MARBOHからもらった質問がよかったので、
そのまま回しちゃいますが、
自分を教育してくれた方について、
印象に残っていることを教えてください。
今の自分があるのはこれがあったから! 
というようなエピソードを聞かせてください!

Answer

(FLOWERS 高柳司さん)
植田君、この間も飲んでる途中で寝ちゃってごめんね。
最近夜が弱くってね(笑)
次はいつ?
(編集部注:定期的に、ご一緒に飲んでいらっしゃるそうです。)

で、質問ですが、
僕は、美容師ブーム真っ只中っていう時代を経験しているので、
こういう質問をいただくと、
そのときのことをすっごくいろいろ……
本当にいろいろなことを、思い出しますね。
それはみんなに言えるようなこともあれば、
言えないようなことも山ほどあって。
とても感慨深いです。

でも、今回この質問をもらって思い浮かんだ
とても印象に残っていることはね、
今やGARDENの超カリスマ経営者である須崎さんと
共に働いていた時のことかな。

時はまさに美容師ブームでして、
須崎さんもかなり忙しくなってきていたんですが。
結構夜な夜な、みんなが帰った頃に
こっそりウィッグを出してきて、
人に見られないようにしながら
端のほうで、何かこそこそやっているんですよね。
で、何をしてるのかな~と、
それこそデザインの勉強でもしてるのかな~と思って、
「何してるんですか?」って聞きにいったんですよね。
そしたら須崎さんは、
やっぱりすごく見られたくなさそうにしてるんですよ。
で、「見るな」と。
そして「みんなにも言うな」と。
そう言うわけです。

そんなわけで口止めされてて
この話、今まで話してませんでしたが
いい話なので言っちゃうと……(笑)。

その時、須崎さんは右手の腱鞘炎が悪化しちゃってて
うまいこと動かなくなってきていたらしく、
なんと、みんなが帰ってからこっそりと、
左手でカットする練習をしていたんですね。

そしてあるとき突然営業中に、
左手で切ったんですよ。
それもね、ちゃんとキレイに。

それを見た時ね、すげーなと。
感動って言うか、何て言うか、
言葉では言い表せない思いでしたね。

もしオレが同じ立場だったら、続けられたかなと。
右手でダメなら左手で、っていう発想がオレにわいたかなと、
本当に胸打たれてしまって、
こんなちゃらんぽらんな僕の心にも
ズシーンと響いたんですよね。
ちゃんとしなきゃな、と真剣に思えた。

っていうのが、昔ありましてね。
このことは本当に、考えさせられた。

そのあと、僕がぼちぼち忙しくなり始めていて、
お客様も来てくれるようになっていた時のこと、
金曜の夜、バイクで事故を起こしまして
あばらと足首の骨、やっちゃったんですよね。
ひびが入っちゃったの。
でも土日休むわけいかん! と
夜に家でギブスをはずし、
土日営業に出たんですね。
お店に入って、お客様もちゃんとやった。
お店のみんなは、
「大丈夫か大丈夫か」って
すごく心配してくれたんですけど、
須崎さんは違ったんですね。

須崎さんに呼び出されて、
思いっきりぶん殴られたんですよ。
あのでかい体、あのでかい手で!
すっごい手、でかいんですよ(笑)。

で、
「今自分のおかれている立場を考えろ、
美容師として責任感が無さ過ぎる!
ついてくれているお客様もいて、
ついてくれているアシスタントもいるのに、
事故りました、はさみ持てませんじゃ
取り返しつかねーだろ!」
と、めちゃくちゃ怒られました。

でもそんな須崎さんの言葉だからなのか
すごく胸に響いた。

こうして仕事ができるっていうことが
本当に嬉しいことなんだって思えましたよ。
こうして来てくださるお客様もいるんだし、
ちゃんとしなきゃいけないなと。
それはそういうことを、
すごく考えさせてくれた事件でしたね。

そんなちゃらんぽらんな僕も
今はお店を持って、
従業員がこれだけいてくれている。
こういうことを思い出して、
今再び、ちゃんとしなきゃなって思いましたね。

美容師ブームだったあの頃、
僕の周りには、本当にそうそうたるメンバーが
勢揃いしていたので、
みんなにお話ししたいこういうエピソードって
それこそ死ぬほどありますね。
本当にいい時代にやれていたなと思います。

MARBOHさんから植田高史さんへの質問

  • 2008年06月25日

Question

(MAGNOLiA MARBOHさん)
沢山のひまわりありがとうございました。
真っ先に届いたお花で、うれしかったです。
質問ですが、自分を教育してくれた方について、
印象に残っていることを教えてください。
これがあったから今の俺がある、というような
エピソードをお願いします!

Answer

(S. 植田高史さん)
まずはMARBOH、あらためまして
オープンおめでとうございます。
10年前が懐かしいです(笑)。

印象に残っていることっていうと、
メンタル的なところになるのですが……。

AKsにいた頃、それもまだアシスタント時代なんですが、
当時の代表の浅井さんから「一流になるという夢を、
達成できる人と達成できない人との違いは何か?」
と、聞かれたことがあったんです。

でも、突然の質問だったので、
その時の僕は応えられずにいたんです。
そこで、浅井さんが答えを教えてくれたのですが、
それは「毎日毎日、どんな局面でも、
そうなりたい、と強く思い続けていられるかどうかだ」
ということだったんです。

結局のところ、
思いの強さっていうのが、大事なんですよね。
上手いデザイナーになりたい、
一流のスタイリストになりたい、
って、どれだけ思い続けていられるか、
それが勝負だっていうことなんですよね。
それを教えてもらいました。

思いっていうのは、
それこそ、目が覚めてから夜寝るまで、ずっと、
プライベートも仕事も関係なく、
四六時中そういう気持ちを持ち続けていられるかってことなんです。
やっぱり人間だし、流されたり、
気持ちが揺らいじゃうことも、あるとは思うんですが、
そこをどうキープしていくか。

それが問題なんですよね。

そういう強い志を、
四六時中持ち続けていられるかどうかで、
情報の入れ方、チョイスの仕方って言うのも
変わってくるものです。

その時、そういうことに気づかせてもらいました。

つまり、教わる側の心が乾いていなければ、
いくら教えてもらっても、しみこまないということなんですね。
別の言い方をすれば、教えてもらう本人が、
上手くなりたい! と思っていなければ、
どんなに教えても仕方がないんですね。

この時、教わったことは、
自分の人生の中で
ずっと残っているものです。
今になっても、それが一番大事だなって思えるし。

レッスンも含めて教えてもらったことは
本当に色々と沢山あったけど
結局どこから一番学んだかって言うと、
そういう強い気持ちを持っている人たちの背中からだったりもしました。

「思い」っていうのは、伝染するものだと思うんですよね。
強い「思い」をもっている背中を見ながら、
自分も「思い」を募らせていったところがあります。

後にantiのBOSSとしてMARBOHの師匠にもなった小松さんも、
AKs時代の先輩なのですが、小松さんの背中も、
本当に素敵で、すごく印象的でしたよ。

僕自身にそういう人生観というか
考えがあるって言うことは、
今のうちのスタッフ達にも話をしています。
だから僕の「思い」も、スタッフに伝染していると思うし、
僕も彼らに助けられている部分が大いにある。
スキルの上げ方などで、
行き詰っちゃったり、戸惑ってしまう時なんかは
色んな方法だったりが必要になるけど、
基本的にはそういう「思い」を
継続させていくことが大事なんですよね。
それが根底にあると思います。

CHIEさんからMARBOHさんへの質問

  • 2008年06月23日

Question

(anti lagoon CHIEさん)
お疲れ様です!
オーナーとして、教育の仕方、
スタッフとのコミュニケーションの取り方、
MARBOHさんのお考え的に、
お店を出す前と変化はありましたか?
そこら辺をお聞きしたいです。

PS,お店、遊びに行きますね!

Answer

(MAGNOLiA MARBOHさん)
是非、遊びに来てくださいね!

それで、まあ、教育の仕方はですね、
antiの時からも、そうではあったんですが、
基本的には自主性を、養ってもらいたいんです。

自主性を養うということを、キーとして考えると、
「何でも自分でやってもらう」ということになります。
やっぱりこう、言葉で教えているだけでは、
分かってもらえないところがあるので、
何でも自主的にやってもらって
考えて動けるようになってもらうようにしています。

まず、たとえば、サロンワークなどで、
「どうしますか?」という質問を、してこないようにさせています。
単純に「どうしますか?」じゃなくて、
自分が何をしたいから「どうしますか?」になったのか、
そこに至ったプロセスというか、
自分の考えを、話すようにさせています。

先に自分の答えを述べさせて、
良いのか悪いのかという話を毎回チェックする感じですね。
「どうしますか?」と質問されて、
僕の考えを伝えるだけでは、何の進歩もない。

考えることが重要なので、
まずは、自分の考えを出してもらうようにしています。

どこの社会でも同じだと思うんだけど、
確かに、新人のうち、できないうちは
怒られたくないから、「どうしますか?」となりがちです。
でも、少しできるようになってくると、
自分の考えを出せるようになってくる。

そういう姿を見ると、
「おっ、1つステップを上がったな」と思います。
こういった自分の意見を言う姿勢を、
大切にするようにしています。

さすがに、自分の意見を言えるレベルになると、
完全にお門違いなことを言う子はいないので、
だいたい70点くらいのことは言えるんです。
あとの30点を僕が補ってあげます。
そこからは、30点を20点に減らせるように努力してもらう。

ただ、こういう風にしようというだけでは、
まだ合格点ではなく、本当にしっくりくるようになると
「そうだね、そうだね。このお客様はそういうタイプの人だよね」
という感じで、僕と阿吽の呼吸になってきます。
まあ、だんだん、点数が上がっていく感じですね。
でも70点くらいになってからの方が、
評価は厳しくなると思います。

たとえばお客様がカラーについて、
「前回と同じで」と仰ったとします。
アシスタントの子がカルテを前回分しか見ていなくて、
僕に「前回と同じで」と伝えているとしたら、
探りが浅いと言えます。
前々回も同じカラーだった場合、
3回続けて同じカラーということになりますから。

それから、カルテを前々回まで見ていても、
3回続けて同じカラーになってしまうのであれば、
カウンセリングの際、
「こちらから違うカラーを提案していないのか?」
ということになります。
提案をした上で、お客様が「前回と同じで」と仰ったのと、
そうでないのとでは、全然違いますから。
そういったところまで、考えてもらえるようになって欲しい。

あと、技術に関しては
実際にレッスンをやっていかないことには
上手くなりませんから、
レッスンの中で、自主性を養えるようにと考えています。

レッスンでは、こまいところは全て端折ってしまって
ポイントしか教えていません。
僕のポイントを教えて、僕のフォーマットを覚えてもらっています。
ポイントだけを教えると、
何となく形を作れるようになるんですよね。
もちろん、どれも大事なんだけど、
実はここは、それほど大事じゃないんだよ、というところは、
ちょっと置いておいて、僕がこだわっているところを教える。

このへんが、antiの時とは違いますね。
サロンが大きいと、やっぱりステップが違うというか、
1から10まで、順に教える感じなんですけど。
今はまず、10であるゴールを教える。
何となく形を作れるようになって、
「ゴールがこうだから、ここが必要だよね」というふうに、
考えながらレッスンをしてもらうようにしています。

磨いていく感じですね。
「どうします?」っていっているうちは真っ黒。
僕たちが少しずつ、磨いていくんです。
そのうちに、初めは「どうします?」って言っていた子が、
自分の考えを言えるようになって、真っ黒が少しずつ落ちていくんです。

でも、朝近くまで遊ぶという、
スタッフとのコミュニケーションのとり方は
antiの時と変わらないです(笑)。
結果として、みんなで一緒に、
次の日辛い思いをするんですが(笑)。

JUNさんからCHIEさんへの質問

  • 2008年06月20日

Question

(Bivo PHASE JUNさん)
CHIEさん、お久しぶりです。
いつも素敵なCHIEさんに質問なんですが、
僕、男性アシスタントには男同士っていうのもあって
ガンガン厳しく教育しているんですが、
正直、女性アシスタントは苦手っていうか……。
どういう形で支えていってあげれば良いか、
よくわからないんですね。
そこで女性の目線から、
どのようなスタンスでというか、視点で、
女性アシスタントに教育すると効果的だとか、
男性スタッフにはこんなところを
フォローしてくれると助かるとか、
何でもいいんで、
女性アシスタントの教育の仕方について、是非アドバイスをください!!

Answer

(anti lagoon CHIEさん)
まずはJUNさんお久しぶりです!
いつも素敵なJUNさん、
リレーありがとうございます(笑)。

私が女性として思うのは、
女の子って、お客様を安心させてあげられる力があるんです。
それは男の子にはない、女の子特有の力だと思うんです。
だからそういう、勝っているところをほめたり、
もっといえば、頼ってみたりもして、
いい所をどんどん伸ばしてあげるのがいいのかなと思います。
そういうやり方は、女同士だからなのか、
私は結構、自然にやっていることでもあるのですが。

男性スタッフに、
どんなところをフォローしてほしいかという点ですが、
私がアシスタントだった時、
男性スタイリストって、
やっぱり男性アシスタントとの方が
趣味や私生活の部分で共通点がたくさんあるみたいで、
話が盛り上がったりしていて、
うらやましく感じていました。
自分とはちょっと距離を感じてしまうというか。

それが変わった瞬間っていうのは、
お店から一歩はなれた時ですね。

ご飯を一緒に食べに行ったり、
飲みに誘ってもらったりした時に、
お店にいるときとは全然違って
砕けた感じでお互い話をすることができて、
すごく近づけた感じがしたんですよね。
それでリラックスできたし、
素になって自分のキャラクターを出せるようになりました。

だからそんな風にちょっと
近くに感じさせてあげるというか、
親近感を出してあげるのがいいのかなと思います。
私自身も月に一回はそういう機会を設けていて、
あとは、
「あれ? 元気ないな……?」と思った時とか
タイミングを見て、
ご飯や飲みに誘ったりしています。

JUNさんなんかは特に
男女関係なくアシスタント達には大きな存在なので、
もしかしたら距離を感じてしまう子も、いるかもしれませんね。
営業中は厳しくても
楽しいところでは、楽しくしている姿を見せてあげたり、
逆にみんなをリラックスさせてあげたりっていうことで、
近づけた! と思わせることが、
できるかもしれないなぁと思います。

でもJUNさん優しいから、
厳しくしてもきっと、
その優しさって伝わってるんだろうなぁとは思うのですが。

うちはチーム制でやっていて
3チームに分かれています。
だからスタイリストとアシスタントは
基本ユニットになっているんです。
でも入れ替えのスパンっていうのは
長い時もあれば、短い時もあって、まちまちです。
だから自分のところに来たアシスタントには、
自分のところにいる間に、自分の持っているものをめいっぱい
教えてあげたいって思っているんです。
一美容師として、人間として
楽しんでいける人間になってほしいので。
そういう気持ちが伝わるといいなと思っています。

教える側には
言葉で何かを伝える人間と
背中を見せて伝える人間の
2パターンあると思うのですが、
私はどちらかというと、言葉で何かを伝えるのは苦手なほうです。
なので背中というか、仕事に取り組む姿勢というか
そういうもので伝えていってます。

アシスタントは見てますからね、ちゃんと(笑)。

あと、私がアシスタントだった時、
怖かったり厳しかったのって、
どちらかというと、女性の先輩のほうでした。
JUNさんも男性にはガンガン言っちゃうとおっしゃってましたが、
女性は女性に厳しく言いやすいのかもしれませんね。
男性の先輩の方が優しかった印象があります。

でも両方いなければならない存在だと思うんですよね。
男性も女性も根本が違うと思うのですが
どちらも大切なんですよね。

なので、女性アシスタントに対し、
男性スタッフに望むのは、
親近感を感じさせてあげたり、
優しくフォローしてあげることなのかもしれません。

あとは、JUNさんの信じてきたものを、
そのまま伝えてあげてほしいなと思います。

基本、自分が素直になれば、相手も素直になるし、
相手を分かろうとすれば、自分も分かってもらえる。
そういうものだと私は考えています。

なんかJUNさんのほうが先輩なのに
こんなこと話しちゃって
ちょっと恥ずかしいですね(笑)。

角薫さんさんからJUNさんへの質問

  • 2008年06月19日

Question

(ACQUA harajuku 角薫さん)
最近の若い男の達をみていると、うちのお店だけかもしれませんが、
体育会系の子っていうのが、減ってきたなと感じるんですよね。
そういうちょっとメンタル面が弱いような男の子を
びしっと男らしくするというか、
しっかり責任持って自分の力で這い上がれるようにする為に、
JUNさんはどんな教育をしていますか?
うちはわりと女の子の方がしっかりしている子が多いし、
上も女性ばかりなので、
JUNさんからうちのスタッフに、
びしっと言ってもらえればうれしいです(笑)。

Answer

(Bivo PHASE JUNさん)
角さん、ご無沙汰しております!
今回は僕にピッタリのご質問、ありがとうございました!
では遠慮なく、びしっ!! と言わせていただきます(笑)。

まず僕が思うのは、
美容師の本質っていうのは、クリエイターだっていうこと。

確かに会社って、組織力が大事です。
良い結果に向けて、
先輩とか、後輩とか、同期とか、みんな
お互いにしっかりコミュニケーションを取って、
チームワークで行動していくものだと思うんです。

でもそれって、
組織に甘んじるっていうのとは違うと思うんです。

大事なのは人や会社うんぬんじゃなくて、
自分自身がうまくなること!
そして、少しでも早くお客様やスタッフ、
仕事において自分に関わる人達に
いい形での影響力を持てるようになることだと思うんです。

なんか今の子達って、
どうも組織に甘んじてしまっているところが感じられます。
例えば、同期だったりすると、
仲間意識ではなく、友達意識になってしまっている。
本来、職場での仲間って
少しでも早くうまくなりたいし、
少しでもたくさんのお客様に自分の技術を提供したいから、
「コイツには絶対負けたくない!」って
お互い切磋琢磨し合う
いわばライバルのような関係だと思うんですね。
でも現状は、
楽しい世間話はできるけど、
超真剣な仕事話はできないような関係っていうか、
居心地がいいだけの関係になってしまっている。
なんかズレを感じるんですよね。

僕がアシスタントの時代って、
すごく自己主張の強いアシスタントが多くいて、
下手するとスタイリストより、自己主張強かったりして
同期はもとより、上とだってしょっちゅう
仕事のスタンスなんかをめぐってぶつかっていました。
結構頻繁に、取っ組み合いのケンカにもなったりして(笑)。
毎日がエキサイティングだったのを覚えています。

例えば僕は最初シャンプーを任されていたんですが、
シャンプーをするということに対しては、
誰よりもいいものを提供しようと思っているわけです。
そのためにしっかり研究もしているし、自信もある。
お客様からの評価もよかったりして、
自分としては、自分の考えが一番だ! という
ゆるぎない物を持っていたんですね。
それを、現場でそこを担当していない者があれこれいうと、
「やってないのにとやかく言うな!」となるわけです(笑)。
上になれば、スタイリストになれば、
全部に関してエライわけでなく、
引き継いでバージョンアップさせている自分のほうが
ここに関してはわかっている! という思いがありましたね。
そう思えるだけ努力もしていたし、自信もあった。
シャンプーでもカラーリングでも、
自分が任されている時は、
スタイリストとかわらない。
お客様は自分の担当のお客様だ、
という気持ちで取り組んでいました。

だからそれは、
ぶつかり合ったとしても
お互いが嫌いだからではなくて、
それぞれの仕事の持ち場に対して、
誇りとプライドを強く持っていたからこそ、なんですよね。
なので、決してそれが悪い方向に向くことは無かった。

今でもたまに自分の意見や考えをしっかり言えたり、
先輩や同期に対しても、堂々と怒ったりするスタッフがいたりするんだけど、
そういうスタッフを見ていると、
多少頭が悪くても、多少ビジュアルがイケてなくても(笑)
コイツはいずれグンッと伸びるんだろうなーと、
なんとなく将来を感じてしまうんです。

やっぱり若いうちって、
特に男ってね、
不器用なのが多いから
なかなか技術が上手にはならない。
でも技術力が無いから自分の意見や思いを言えないっていうのは
間違いだと思うんですよ。

若かろうが年寄りだろうが、
技術力があろうがなかろうが、
美容に対して熱い気持ちを持っていて、
当たり前だと思うし、
若い人の視点が物事を動かすコトだって、
正直多々あると思うし。

ちゃんと、聞く耳くらい持ってますよ(笑)。

ただ言う以上は、今後の自分の行動に責任を持ってほしいと思う。

自分自身決して偉そうなことは言えませんし、
正直、まだたどり着いてないんですが……。

でも男って、仕事ができないとダサいと思うんですよ!
やっぱいずれは、家庭も守っていかなきゃいけないし。
仕事ができて家庭も守れて、そのほうがだって格好いいじゃないですか!
生き様的にね!

というわけで、
ACQUA harajukuの男アシスタントさん!
角さんに心配かけないように、
びしっと「男らしさ」、
見せてやって下さい!!
頑張ってネ!!

僕はこういう話をすごく早いうちから
それこそ新卒の子とか、入ってきたばかりの頃から
しっかりと、当たり前のように話し続けています。
最初の段階で、ここは厳しいところなんだっていうのを
ちゃんと分かってもらったうえで
努力してもらうほうがいいと思うので。
もちろん、そのぶん早くダメになっちゃう子もいるけど、
そういうのは早かれ遅かれなんでね。

基本的にはとにかく
他人じゃなくて、自分が努力することを考えるように!
ということだけは絶対話しています。
他の人なんてぶっちゃけ関係ないです。
自分が努力してうまくなることが
お客様の喜ぶこと、会社の為にもつながるんですよね。
それを伝えるようにしています。

吉田ケンさんから角薫さんへの質問

  • 2008年06月17日

Question

(EGO 吉田ケンさん)
スタイリストデビューしてから,
お客様をつかんでいく際に、
女性じゃないと分からないような
壁や悩みってあるのでしょうか?
女性スタイリストが売れていく中で、
売れる為の工夫っていうのは
色々あると思うのですが、それをお聞きしたいです。
同姓の後輩に伝えたいことがあったら
どうぞ教えてください。
うちは先輩スタイリストも男性ばかりなので……。

Answer

(ACQUA harajuku 角薫さん)
私がデビューしたのは23歳の時だったのですが、
その時最初に思ったのは、
「気持ちは男性になろう!」
ということだったんですね。

やはり女性として、壁というかぶつかるのは
「なめられる」という問題だと思います。
自分が女の子だから、と思っていたら、
絶対女の子としての扱いしかされないし、
なめられるのも仕方がない。
だから、まず気持ちは男性に! と思ったんですね。

女性として、
女性にも男性にも支持されるスタイリストになるためには、
そういう精神が必要です。

あと、見た目も重要なんですよね。
「なめられない」「支持される」スタイリストになるためには、
カッコイイ女性を演じることです。
デビューしたては特に、年上に見られるように意識していました。
当時私は27、8歳に見られるように! と思っていましたね。
服装もそうだけど、話し方や雰囲気も。
「カワイイ」よりも、「クールでカッコイイ」と言われるように
意識的に演じていました。
そうすることで、
お客様にもアシスタントにも安心感を与えられるんですよね。

だから後輩にも、デビューする前は
ラブリーな花柄ワンピとかフリルのスカートを着ていても、
デビューしたら最初はクールなパンツスタイルに変えるよう、言っています。
髪型もフェミニンなスタイルよりも、
ボブとかクールな雰囲気のスタイルを勧めます。

そして、もう一つ。
これは男女関係ありませんが、
売れるスタイリストになるためには、
「新人だから」という気持ちは捨てることです。

私がデビューしたての時、
周りは社長を含めスーパープレーヤーばかりでした。
でも、自分は絶対負けないっていう気持ちがありました!
技術はどうしたって、最初は追いつけない部分があるかもしれないけど、
カットスピードや雰囲気だけは、
並んでやったって引けをとらないように! と思っていましたね。
だから、たとえ隣でベテランが切っていても、
身振りや雰囲気は堂々とするようにしていました。
そうすることで、お客様を安心させられたし、
自分自身の自信にもつながりました。

新人だからって、ゆっくり切っていたらカッコ悪いし、
お客様にも、カッコイイとは思ってもらえない! と思っていたので、
カットスピードを上げる為の練習も、たくさんしましたよ。
そして、あえて、ベテランの隣で切ったりもしていました(笑)。

社長も店長も自分も変わらない。
同じスタイリストですから。
それは新人だって同じなんですよね。
お客様から見ても、やっぱりそうだと思うんです。
新人だからという甘えがあるスタイリストは
いつまでたっても売れるスタイリストにはなれません。

だから後輩にも、
私と並んで切ってもお客様が不安にならないように、
安心感を与えられるように、と教えています。
そのためには、カットスピードを上げる為、
練習もしなくてはいけないし、
特に女の子は、見た目的にも
大人っぽく見られるようにしなくてはいけません。

デビューしたては、年上に見られるように、
老けて見られるように意識して、
30歳くらいに見られちゃって丁度いいくらいです。
大人の女性を演じることです。
30歳過ぎたら逆に、若く見られるように!

つまり女性の憧れる素敵な女性像、っていうのを、
いつも追い続けていることですね。

女性のスタイリストはなめられるというのもあるけれど、
逆に女性ならではの強みもあります。

女性のお客様って、男性スタイリストにはどうしても
「おまかせ」になってしまうというか、
自分の気持ちを伝えにくいところって、あると思うんですよね。
でも女性のスタイリストはそういう
お客様の気持ちを引き出してあげることができる。
それは男性にはとても難しいことで、
それができるっていうのは女性ならではの特権なんです。

まず若い頃は、カッコイイ女性を目指すことが大事ですが、
お客様の信頼をある程度得られるようになってきたら
ライフスタイルや、人生のアドバイスもできるようになるのが理想ですね。
ヘアスタイル以外でも相談にのれるスタイリストに、
女性はなっていけるんですよね。
逆に自分よりも年上のお客様には、
娘のように可愛がってもらうこともできます。

若い女性のお客様には、何でも話せる先輩に、
年上のお客様には、かわいい娘のような存在に。
そうやってお客様にとって、
必要とされるスタイリストを目指していってもらいたいですね。

そのためにはアシスタント時代から、
お客様に可愛がられておくことが大切です。

私自身が女の子を教育していく上で、大事にしているのは、
そういうことです。

プラス気にかけているのは、
プライベートを充実させてあげること。
話を聞いてあげて、働きやすい環境を作ってあげること。
女の子はストレスを溜め込みやすいので。
精神的に弱ってしまったり、
プライベートが充実していないと
お客様とのコミュニケーションも
上手に取れなくなってしまったり、
伸び悩む原因になってしまうと思うので、
そこは気にかけていますね。

ムッシュ豊田さんから吉田ケンさんへの質問

  • 2008年06月16日

Question

(afloat-f ムッシュ豊田さん)
僕なんかが質問しちゃっていいのかなぁと心配しつつも
やっぱりお聞きしたいのでお願いします。
EGOの、EGOらしさ、EGOイズムっていうものを
下の子達にどうやって浸透させていますか?
あと、チーム制って導入していますか?
チーム制についてのお考えをお聞かせください。

Answer

(EGO 吉田ケンさん)
「らしさ」っていうのは、
2つに分けることができると思うんですよ。
形のあるものと、形のないもの。
その2種類があると思う。

形があるものっていうのは、
技術だったり、ヘアデザインだったり
お店の方向性をどういう風にもって行くのかだったり、
そういうものですよね。
これを伝達するのは簡単なんです。
例えば実際自分がやって、スタイルをつくって見せたり
カリキュラムに沿ってレッスンさせればいいわけです。

逆に形がないものっていうのは、
流儀やスピリット的なもの。
これは、伝えるのが難しいんですよね。
でもそれが、お客様に接するに当たって
一番必要なものだったりもします。
だから僕としては、とても重要に思っているところです。

じゃあこの形のないものを
どうやって伝えていくのかっていうところですが、
これには効率のいい方法だとか、
マニュアル的なものっていうのはなくて、
やっぱり言い続けるっていうことしかないんですね。

なので、勉強会や営業を通して、
ひたすら言い続けています。
どんな些細なことでも、必ず言うんですね。
仕事に関する考えだったり、
お店に対する想いだったり。
塵1つ、髪の毛1本に対してだって、
自分のこだわっていることはすべて
言い続ける。

言い続けることで、
スタッフに浸透していくんですね。

あと、チーム制に関してなんですが、
うちもチーム制をとっています。
うちはレセプションにも力を入れているので、
レセプションも含めたチーム制です。
つまり、スタイリスト・アシスタント・レセプション
というようなチームもあるわけです。
抱えているお客様の人数によっては
まだチームをもてないスタイリストもいますが。
基本的にはチーム制に賛成です。

技術とかサロンワークの流れだけを考えれば、
別にチーム制である必要はありません。
でも接客という部分では、
チーム制にしておくことで変わってくることが
たくさんありますね。
例えばアシスタントは、
自分がついているスタイリストのお客様を、
自分のお客様としても考えることができるようになります。
自分のお客様として、何度か接客にあたる中で、
気遣いというのは、どんどん深まっていくものです。
前回の接客で、お客様と話した内容をふまえて、
今回の接客で膨らませたり、
好みを覚えておいて、それに対応することもできます。
経験の中から生まれる、フィット感というのでしょうか。

よりきめの細かい接客が、できるようになるんですね。
お客様のほうも、
「私の担当はこの人なんだ」っていう認識ができ、
安心感が生まれると思います。

やりやすさ、だけじゃなくて、
お客様目線で考えて、
より良いやり方を、追求していくべきだと思うんですよね。

吉井誠さんからムッシュ豊田さんへの質問

  • 2008年06月13日

Question

(Stellar 吉井誠さん)
これからの美容業界は、サービス・雇用・組織など、
どう変わっていくと思いますか?
それに対応して、どのように教育を行なっていきますか?

Answer

(afloat-f ムッシュ豊田さん)
わー、難しいっすねー!
吉井さん、わざと僕に
こんな難しい質問してますよね(笑)。

えーっと、僕が思うのは、
これからっていうか、今もそうなんですけど、
うちみたいに大きいお店、大きい組織は、
大きくなりすぎると、
やっぱり限界があると思うんですよね。

というのも、今まではワンスタイルで、
お店を大きくしてきたところがあるんですよ。
うちで言えばコンサバ・フェミニンを
メインスタイルとして売りにしてきました。
でもお客様のニーズは細分化してるんですよね。

例えば、表参道とかこの辺だと、
もうちょっと、原宿よりの個性的なスタイルも
やらなきゃいけないし、
青山系のコンサバスタイルもやらなきゃいけない。
なので、それに対応する為に、
今うちでは、お店の中を部門分けしているんですよ。
密かに裏原系のスタイルを作れる集団、
なんてのも作っています。

お店として1つのものに向かっているのは
全員ちゃんと向かっているんだけど、
作るスタイルや営業スタイルを
コンサバ、キュート、フェミニン、みたいに
分けちゃうんですよね。
1つの組織の中が、いくつかの部門に分かれている。
イメージは、これまでを専門店とすれば、
百貨店ですね!

理想は、
「何の雑誌を見ても、うちのスタイルが載っている!」
っていう状態。
nonno見ても、with見ても、JJ見ても、CLASSY見ても、
うちのお店のスタイルが出ている!
っていうのが1番いいと思うんですよ。

確かにここまではワンスタイルで
大きくなってきたんだけど、
これからはもう少し
自由に動けるようなサロンの体制を作っていきたいですね。
例えていうなら東急ハンズやロフトみたいなお店。
誰が行っても楽しめる! っていう感じ。
それを目指してます。

これからは総合商社ですよ!(笑)。

で、教育っていう部分ですが。
「お店の中を組織分けする」とかって
口で言っちゃうと簡単そうなんですけど
意外に難しいんですよね。

まず、スタイリスト直前の子には
作品撮りをしてもらって
ブックを作ってもらうんですが、
それを作ってもらう期間を
今までより長めに設けるようにしました。
しっかり作りこんでもらうためです。

そこで作ってきてくれたものを見て、
僕たちが「こういう感じが向いてるんじゃない?」とか、
タイプを見付けていってあげるんですね。
何かに当てはめるんではなくて、
作ってきたものから、導き出してあげる感じです。

作品撮りの期間が長くなれば、
スタイリストになるための準備期間も
当然長くなるわけですが、
その期間で、精神的にも
スタイリストとして、成長できるのかなと思います。

カリキュラム受かって、
「はい、スタイリストとしてやりなさい!」だと
どうしようもできなかったりするんで。
1人1人の強みっていうのを、しっかり引き出して
こういう方向性でやってみよう! っていうのを、
僕らがプロデュースしていってあげることが、
大事なんだと思います。

サービスっていう部分は、表参道やここら辺のサロンって
全体的に遅れをとっているように思います。
今までは雑誌の撮影やって、
スタイル作ってなんぼ!
って感じだったんですよね。

でも最近この辺でも、
内装にラグジュアリー感を出したお店が
増えてきているんですよね。
だけど、まだサービスがその内装に追いついてない、
というか、そこまで対応しきれない部分も
大きいと思います。

サービスは今まで
大勢で揃えてやるサービスっていうのが、
多かったのですが、
これからは1人のお客様に対し
個々のサービスをしていく必要があると思うんですよね。

1人1人のお客様のタイミングをちゃんと見て、
お水やキャンディーを渡したり、
シャンプー台の前できちんと挨拶をしたり。
そういう個別対応のサービスがいいのかなぁと思っています。

サービスに関して目指しているのは、
ディズニーランドですね!
なんかパクリばっかですが(笑)。
全部のスタッフが1人のお客様に対応するっていうコンセプトが
全体に統一されているところ、真似したいですよね。

あと、「いらっしゃいませ」よりも
「こんにちは」という言葉で、
お客様を出迎えたいですね。
「いらっしゃいませ」は商売上大切な言葉だから、
もちろん必要で、言わないわけにはいかないんだけど、
それとは別に、「こんにちは」っていう挨拶は
お客様との距離感を、つめてくれる言葉だと思うんです。
1人のアシスタントが1人のお客様に
最初から最後までついて、
しっかり接客をすることだったり、
そういうお客様との距離を近くする
サービスというか接客を
これからは浸透させていきたいですね。

雇用という部分ですが、
これはぁー!
スタッフをお店から離れられなくする秘策があるんです!
が、
残念ながら秘密です(笑)。
すみません!!

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