高木裕介さんから三笠竜哉さんへの質問

  • 2007年11月02日

Question

(U-REALM 高木裕介さん)
なんて質問すればいいかな。
ちょっと抽象的なんですが
お客様がサロンにきたときの髪型を1として
お客様がサロンから帰るときの髪型を10としたら
そのデザインを作る要素のうちの
どれくらいの割合を、自分で触っていますか?
例えば僕の場合、
カットのデザイン比重が4、カラーが3、ブローが3だとしたら
カットしかしなくて、あとはアシスタントにまかせるので、
10のうち、4なんですよね。
青山・原宿でやっていく美容師として
どれくらいが適正だと思いますか?
これずっと自分の中での課題なんですよ。
時々、僕って、触らなさすぎるのかな? とか。
三笠君はどうなんだろう?

Answer

(Tierra 三笠竜哉さん)
これ、本当に難しい質問ですね。
まず、どれくらいの割合で自分がやっているかというと
僕も基本的に、自分が100%やるのはカットなんですが、
それ以外の部分もあいている限り、できるだけやります。
できるだけパーマも巻きます。
特にフロント部分とかは自分で巻きますね。
あとはアシスタントに指示したりするんですが
最終的な仕上げもドライから必ず入ったりするので
だいたい5くらいですかね。
全体の5くらいが、自分が入っているような気がします。

どのサロンの方たちも
デザインという部分にはこだわっていると思うんですよね
僕の場合は、一番大事にしているのは
BEFOREの状態での観察力。
それを技術に落とし込んで指示するのがスタイリストであって
そこから先は、必ずしもすべてを触らなくても
デザインに落とし込めるような気がしています。
アシスタントと常にコミュニケーションをとっていれば
自分が触らなくてもちゃんとデザインができていくと思うんですよね。
ただ、その最初の見極めは絶対的にスタイリストの範囲だと思うんですが。
それがちゃんとできれば、
カットと最終的なフィニッシュだけでも
十分、自分のデザインどおりになっている気がします。

ヘアって、建築とかと違って
ものを足していくということができないじゃないですか。
今の状態のお客様の、どこをどうしていけばよくなるということを考えていく。
ウエイトの位置だったり、前髪のバランスだったり。
そのBEFOREの状態から仕上がりのイメージを、
しっかり持っていける観察力というのがあれば
僕は、10のうち5でも、
十分、やっていけるような気がします。

この割合というのは、デビューしたときからあまり変わってないと思います。
やっぱり下の子を育てようという気持ちがあったのと、
自分だけで売り上げをあげていくということが
無理なのはわかっているので
最初からアシスタントに入って、
どんどんわかってもらったほうが
壁を乗り越えられるような気がしていて。

ただ、経験が多くなればなるほど
アシスタントも慣れてきますので、
何もわからない最初のほうが
コミュニケーションにかける時間が多かったと思います。