高橋俊友さんから足立孝史さんへの質問

  • 2007年04月27日

Question

(GARDEN 高橋俊友さん)
足立さんって撮影現場ですごく落ちついている
イメージなんですが、それはなぜ?
どんなことを考えて撮影されているんですか?

Answer

(K-two AOYAMA 足立孝史さん)
えっとー。何も考えてないんです(笑)。

昔、すっごく考えてやっていたんですよー。
絵コンテ書いて、どこの毛を巻いて、どこに持っていって……って
すっごく事前に考えていたんです。
でも、そうやって作った髪って、すごく硬い感じで、
うまくいったためしがなかったんですよね。
モデルさんに似合ってなくて。
だから、
昔はよく緊張しました。
行く前からいろいろ考えすぎてるから、
実際にモデルさんにあって、鏡の前に立って、
あれ? 似合わないぞって思うと
すごくあせってしまう。

そういう失敗を繰り返して、それ以来、
モデルさんの着た服とか、髪のダメージ具合とか、
そういう部分から発想するようになりました。

僕たちの仕事って、可愛いスタイルを作るのはもちろんですけれども
それ以上に、似合うスタイルを作るのが、
大事だと思うんです。
カッコよく言うと、それが美容師の根本。
前もって決め込んで、計画を立てることも大事だとは思うんですが
僕の場合、そういうのって、一個ダメだったりすると
全部ダメになっちゃったりするんで、
計画しすぎないようにしています。

大事なのはモデルさんに似合うかどうか。
そこから考えて可愛いものじゃないと意味がない。
だから、ごちゃごちゃせずに、
やっちゃえばいいじゃんって、思っています。
それが可愛くなければ
それって、自分自身がそこまでしかできないという
自分の成果でしかないので。

吉沢ジュンさんから高橋俊友さんへの質問

  • 2007年04月26日

Question

(LIPPS omotesando吉沢ジュンさん)
普段撮影のデザインを作る際に、
理想とする女性像のイメージや
デザインの哲学など、
出口(仕上がり)のイメージをどのように
発想していますか?

Answer

(GARDEN 高橋俊友さん)
吉沢さん、ありがとうございます。

難しい質問ですね……。
理想とする女性像のイメージ……。
みなさん、やっぱりイメージソースってあるんですね……。

僕は正直言って、この人とか、この写真とか、
そういうイメージソースっていうのはないんですけれども、
きっとみなさん同じかもしれないんですが、
撮影の場所だったり、人だったり、テーマだったり、環境だったり
その時の現場がどうなっているかなーって想像して
撮影のデザインを考えているかな、と思います。
もしかしたら、受身なのかもしれないですね、僕。
モデルさんも含めて、その場にいる人のテンションとかも考えるし、
そいういうものが元になって、
デザインになっているような気がします。
なんだか曖昧な感じですみません。
計算しつくされた感じじゃなくて、
「気分で作ってるんじゃない?」って言われたら、
ひょっとしたらそうかもしれない。

ちゃんと、吉沢さんの質問に、答えられているでしょうか……。

高橋真以子さんから吉沢ジュンさんへの質問

  • 2007年04月25日

Question

(RITZ SHIMOKITAZAWA 高橋真以子さん)
LIPPSさんの作るヘアスタイルって、
見せかたがすごく上手だといつも思っています。
あの、自然な躍動感というのは
どうやって作るのでしょうか?
コツやポイントがあったら教えてください。

Answer

(LIPPS omotesando吉沢ジュンさん)
僕は、カットする時、
セニングで束を作るように
毛束で二等辺三角形を作るようなイメージで
すいているんです。
それで、撮影の時っていうのは、
その仕上がりを再現するようなイメージで
ヘアスタイルを作っています。

ひと束ひと束はなじんでいないのですが、
全体はまとまっている、そんなイメージ。
近くで見ると、ばらけているんですけれども、
遠くから見るとなんとなくまとまりがある感じ。
そんなイメージで作っています。

撮影の時に使うスタイリング剤は、
基本、ほとんど、ミルボンのイエローのスプレーですね。
なおしがきくのと、軽い質感になるので。
ピンクのほうは、結構固まるので、
最後の最後に、シャッター直前に
ポイントでほしい時だけ使っています。—–

薫森正義さんから高橋真以子さんへの質問

  • 2007年04月24日

Question

(Double 薫森正義さん)
僕、アレンジについて聞きたいんです。
僕って、アレンジの撮影の時、
どうしてもかっちりというか、きっちり作っちゃって
うまくラフっぽい質感が作れないんですよね。
高橋さんのアレンジ、すごく可愛いと思うんですけれど、
ああいうラフな質感のアレンジって
どうやったらできるんでしょう?

Answer

(RITZ SHIMOKITAZAWA 高橋真以子さん)
なるほど。
えーとですね。
多分、一回ラフな質感を作るんですよね。
アレンジ前に。
これは、慣れてきたら必要ないと思うんですけれども
最初は、普通にラフな質感のヘアスタイルを作ってから
いらない部分を止めていくって感じでやると
多分、簡単にできると思うんです。
私はいつもそう教えています。
たとえば、ボリュームのある無造作なスタイルを作ってみて
シルエット的にいらない部分をとめていく、って感じです。

あとは、後れ毛の出し方がポイントなんですけれど、
だけど、これ、口で説明するのは難しいんですよねー。
後れ毛って、似合わせだと思うんです。
輪郭とか、頭の形とか見極めて。
って、こんなこと、美容師さん相手に
私が言うことじゃないですね。
でも、普通のヘアスタイルみたいに、
顔まわりに毛があると小顔に見える、というのと同じように
アレンジの後れ毛にも
似合わせとか小顔に見えるポイントってあると思います。

河野悌己さんから薫森正義さんへの質問

  • 2007年04月23日

Question

(GARDEN 河野悌己さん)
扉(企画の最初)の撮影の時と、
カタログページの撮影の時と、
スタイルの見せ方だったり、企画の捉え方だったり
質感の作り方だったり、
何か変えていくことってありますか?

Answer

(Double 薫森正義さん)
えーとですね。
一応僕は、基本的には変えないんです。
常に、どの角度から見てもバランスよく見えるように
気をつけて撮影しています。

ただ、扉とかは
その雑誌のイメージになるところなので、
テーマが前髪だったりすると
そこにちゃんとポイントをおくようにして
ポイントは企画に忠実に、
わかりやすくするようにしています。
ただ、その他のところで
自分らしさは必ず出すようにしているんですけど。
僕、絶対どこかに自分らしさを出したいんです。

扉の撮影って、
確かに気合入るんだけど
扉とかって、カット数多かったりするから
最初はベーシックな形で作って、
撮影しながら、毎回チェックしながら、
ちょっとずつ毒を入れてくって感じです。
最初はきっちりキレイに作って、
撮影をとっている瞬間に、だんだんくずしていく。
そうやって味を出していく感じです。

とは言っても、カタログのページでも
結局同じなんですよね。
基本は、バランスよく作って
途中で入って、面白さを足していく、
そういう感じで作っています。

yu-kiさんから河野悌己さんへの質問

  • 2007年04月19日

Question

(U-REALM yu-kiさん)
あ、これ、
yumi(編集部注:yu-kiさんのアシスタントさん)に質問させてもいいですか?
「河野さん! yumiです。
河野さんって、
撮影前にどんなスタイルを作るのかって
決めているんですか?
それともひらめきで作るんですか?
撮影前に練習とかしたりするんでしょうか?
よろしくお願いします! (by yumi)」

Answer

(GARDEN 河野悌己さん)
そうですね。
まず、伝えたいイメージはほぼ作っていきます。
だいたい2~3パターンくらい考えていきます。
当日ひらめきでゼロから作るということはないんですけれど
現場の空気を見て、
他の人とのかぶりをチェックしたりして、
ウェーブの強さを調整したり、
前髪の雰囲気を大人っぽくしたり、可愛くしたり、
というようなことはやっています。

ただ、そういう微調整はしますけれど、
ポイントをおく部分は、
ちゃんと考えていかないと
ヘアスタイルが誌面に並んだときに
絶対負けて、というかつぶれてしまうので、
GARDENっぽさというか、僕っぽさというか、
そういうのは必ず入れるようにしています。

もうひとつ、
お客さんのニーズというか、
お客さんがこれからどんな感じにしていきたいのか
ということを踏まえた
スタイル提案を気にしています。
お客さんにとって
「あ、そうそう。こういうのやりたかったー」というヘアが
たくさんのっているほうがいいと思うので。

あと、
練習、しますよー!
今、GARDEN全体的に取り組んでいることなんですけれども、
僕自身も、初めてのモデルさんは必ず呼びますし、
何回もやっている子だとしたら、
できるだけハサミを入れるようにしています。
そうしないと、やっぱりスタイルが変わらないと思うんですよね。
うちのスタッフにも、できるだけそうさせています。
そういうのって、まず上がやらないといけない、と思うんです。
よく雑誌に出ているモデルさんだとしたら、
あらゆる雑誌、3号くらい前のものからチェックして
その中でカワイイと思ったポイントをチェックして
それを踏まえて、自分が作るときのデザインを考えます。

岡村享央さんからyu-kiさんへの質問

  • 2007年04月18日

Question

(MINX central 岡村享央さん)
yu-kiさんって、撮影現場で見ていても、
なにも考えないでサクサク作っているような印象があるんですよねー。
いや、もちろんすっごくいろんなこと考えてるんでしょうけれど(笑)。
すみません。なんだか失礼ですよね。
で、仕事的にもスピーディーなので。
yu-kiさんって、
撮影でどんなことを一番大事にしてて、
何を考えながら作っているのかなーって。
それが聞きたいです。

Answer

(U-REALM yu-kiさん)
岡村さーん、これでも色々考えてるんですよ! プンプン! (笑)

でもたぶん、僕、
アイロンで巻くのが速いからだと思うんですよね。
そう、思われるのは。

アイロンは相当研究しました。
いろんなこと(ありとあらゆること)を試しました。
だから“こう”と決まると速い。
あと、お客さんをよく巻きます。

ですけどー、実はそれまでが長いんです。
僕、考えすぎちゃう。
企画、テーマを深く考えすぎて、
いざ誌面を見てみると、
僕だけおかしかったりということが多々あったんです。
今まで……。

だから最近は、直前まで企画書を見ないことにしています。
とりあえず、テーマをパッと見て
カワイイと思うものを作っちゃう!
そして後は、運を天にまかせる! なんて時もあります(笑)。

あとは、僕、自分の作ったもので満足したことが一度もない!
いつも、みんなカワイイなー、うまいなーと思って反省しているから
次はこうしよう、次はあれしようと、
その時点で次が決まっているということもありますかね。

そして最後に、誌面を見る人への責任。
編集の方に満足していただくのは最低ラインとして、
自分が営業で作れないものは絶対に作りません。

柴田真澄さんから岡村享央さんへの質問

  • 2007年04月17日

Question

(Tierra 柴田真澄さん)
撮影時にポラをきって確認したとき
まず何をチェックしますか?

Answer

(MINX central 岡村享央さん)
あ。柴田からのリレーですよね。
(編集部注:岡村さんは、柴田さんの元先輩)
聞いてます。聞いてます(笑)。

そうですねー、うーん。
ポラきったときですか。
最初に目がいくのは、
やっぱりファッションよりも
ヘアのほうにいくんですけど、
ポラとかデジタル画面の大きさによるんですよね。

小さいと
質感には目がいかなくて、
というか、質感まではわからないから
フォルムとかシルエットとか
やっぱりそういうところを
最初にチェックしますね。

写真が大きいと、質感も見えるから、
質感を気にしてみているかも。

ポラ(とかパソコンの画面とか)を見て、
「このスタイル、なんか違うな」って思うときは
わりとスタイリングに目がいきがちで
スタイリングのせいかな? と思ったりするんだけど
案外、カットそのものの問題だったりするんですよね。
ちゃんと切れてないと、
いくらスタイリングしても決まらない。
やっぱりそういうのは大きいですかねー。

ヘアを直して変化が出やすいのは、
やっぱり顔まわりの内角と外角ですかねー。
顔に接している部分の髪と、
その横のシルエットを構成している髪。
その顔まわりの内角と外角を変えると
結構変わりますかねー。

撮影がうまくなるためには、
まずはやっぱりデザインを見る目を養う必要があると思うんです。
もちろん、好みというのはあると思うのですが、
自分が作ったデザインが時代的に早いのか遅いのか
クオリティが高いのか低いのか、
それを判断できる基準を自分の中にもつこと。
そのためにいいものをいっぱい見る、
それは自分がいいと思うものでいいと思うんですよね。
「いいかどうか」を見極められる、
判断をつける「目」を身につけることが
大事なんじゃないかなーと、
思っています。

久住桃子さんから柴田真澄さんへの質問

  • 2007年04月16日

Question

(BEAUTRIUM minami-aoyama 久住桃子さん)
撮影をする時に、
特に一番気をつけていることはどんなことですか?

Answer

(Tierra 柴田真澄さん)
そうですね。
一番は、
やっぱりテーマとかあるじゃないですか
そのテーマに対して
編集さんがのぞんでいることに対して
ピンポイントで提案できるようなスタイルを持っていくことを
一番大事にしています。
もちろん、新しさは踏まえつつ、ですが。

私はメンズの撮影も多いんですが、
メンズの場合は、特に髪の毛の質感ですか。
メンズのほうが、写真にリアルに細かい毛束がでやすいので、
ロケなのかスタジオ撮りなのかでも
全然違ってくるので、
そういうことを考えてスタイリング剤を選んだり
使い方をを考えています。
ある程度カットで整えておくことも気を使いますね。

あとは、似合っているか、似合っていないか。
バランスがいいって絶対あると思うので、
トレンドをふまえつつ、
バランスがいいのが、
ぱっと見て決まってるなって思うだろうし
それは普段のサロンワークでも思います。
それは、すごく思いますね。

布瀬久美子さんから久住桃子さんへの質問

  • 2007年04月13日

Question

(GARDEN 布瀬久美子さん)
ビュートリアムさんのあの独特のやわらかいウェーブ、
私、本当に大好きなんです。
あれって、どうやって出しているんですか?
もちろん企業秘密のこともあると思うので、
お話できることだけでいいので、
ちょっとだけでもポイントを教えていただけませんか?

Answer

(BEAUTRIUM minami-aoyama 久住桃子さん)
布瀬さん、ありがとうございます!
えっと、全然企業秘密じゃないのでお話ししまーす。

まずですね、おそらく、
撮影で使っているアイロン自体が違うと思うんですよ。
なんて言えばいいのかな?
ビュートリアムで使っているのは
コンピューターアイロンっていって、
昔からあるアイロンなんですよねー。
今の最新のアイロンと違って、
はさむところが弱いんですよ。
自分の手で握るようなアイロンで、
自分の手ではさみ具合を調整するんです。
ビュートリアムのスタッフは全員これを使っていますね。
だから逆に、今の、ぴたっとしっかりはさむアイロンは
みんな使えないんですよ(笑)。

で、そいういうアイロンを使っているので、
アイロンにしっかり巻きつけて
縦ロールを作る、という感じではないんです。

そのアイロンだと、どうしても平巻きがメインになるんですよね。
その平巻きのものを、内に入れたり、外に入れたりして
それを繰り返していると、
波をうったような外国人風のウェーブになるんです。
あと、うちのサロンはよくクッションブラシを使います。
そうやって平巻きしたウェーブに、
クッションブラシを通すんですよ。

撮影ではそんな感じなんですが、
これをサロンワークに落とし込むときも、
やっぱり平巻きをミックスしたものになります。
あとはほとんどリバースに巻いていく。
平巻きとリバースのミックスですね。
フォワードはあまり使いません。
そんな感じのパーマで、あのニュアンスを出しています。

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