太一朗さんから大野喜郎さんへの質問

  • 2006年11月30日

to_onoy_s.jpg

Question

(ACQUA omotesando 太一朗さん)
ウェットとドライ、ベースカットと毛量調節など
カットの時間配分を教えてもらえますか?

Answer

(ZACC prime 大野喜郎さん)
カットの時間配分というのは、
初めてのお客様の場合と、顧客のお客様の場合で変わってきます。

新規のお客様は、髪質が読めない場合があるので、
ドライカットが半分、ウェットが半分くらい。
乾かしてから状態を見て切ることが多いです。

顧客の場合は、髪質を把握しているので、
9割くらいはウェットでいき、ドライで1割くらいというのが
いい仕事なのではないかと思っています。

ベースカットと毛量調節の配分は
そのときどきの状態によります。
1回目と2回目で同じ毛量とったりしないしね。
前回とあんまり同じ位置から毛量をとりすぎたら、
ちょっと様子がおかしくなってくるから。
だから状態に合わせて、配分が変わります。

1回目のときに自分がどう切ったか、
今、お客様の毛量がどうなっているか、というのが
わかってないといけないんですよね。
覚えてなきゃいけない。
濡れている状態でも、
お客様の髪について把握しているという仕事がベストだと思うので。
で、実際覚えているかどうか、というと、
これが、意外と覚えてるものなんですね。

最近、この「記憶している」ってことは、
「責任感」ということなんじゃないかと思うんです。
お客様に対する「責任感」が、「記憶」と結びつく。

「俺って、意外と責任感あるんだなー(笑)」と 
自分で思うのはそういう時です。

青木大輔さんから太一朗さんへの質問

  • 2006年11月29日

to_onoy_s.jpg

Question

(TIECHEL 青木大輔さん)
最近気に入っているセニングの使い方ってありますか?
僕、あんまりセニングって使わないんで、
セニング、素人めなんですよね。
アクアさんって、どんなセニング使いしてるんでしょう。

Answer

(ACQUA omotesando 太一朗さん)
えっと。セニングの使い方……。
そうですね~。
難しいですね……。

アクアというか、
僕の場合、
重軽の質感を出すために、
全体を軽くするんではなく
セニングで毛先をチョップカットしたりします。

それで、毛量調節は、
間引くようにっていうんですかね?
言葉が足りなくて申し訳ないのですが、
全体的に削ぐんじゃなくて
ポイントで間引くように毛量調節すると
毛束感のまとまりが出つつ
軽さも出る気がするんです。
それで、重軽な質感になる。

僕もやっぱりブラントで切るんですけど、
ブラントでカットした後、
縦にハサミを入れてセニングでぼかしてあげると
短時間で効果的になじませたり、
パツンとした切り口をぼかしたりできるんで。
そういう感じでセニングを使うことが多いです。

KENさんから青木大輔さんへの質問

  • 2006年11月28日

to_onoy_s.jpg

Question

(aura KENさん)
青木さんって、つむじの流れで
スライドカットを入れるって聞いたことがあるんですが、
それってどっち回りなんですか?

Answer

(TIECHEL 青木大輔さん)
あれ?
KENさん、誰に聞いたんだろう?
まっさんかな~?

うーん。つむじの流れでスライドカット……。
いや、そんなことはないですね(笑)。
つむじの流れ……。
気にしたことないですねー(笑)。

話、終わっちゃいましたね(笑)。
どうしましょうか(笑)。

あ、ただ、僕、右手でハサミを持つので、
ハサミを右から入れたほうが切りやすいから、
基本的には、
時計回りっぽく切るほうが多いです。
右から左にハサミを動かすような感じで切っているので。
でも、結局は、
最終的に流れがほしい方向に切ったりするから、
逆になることもありますけど。

スライドカットする時に気にしているのは、
毛束を筆先みたいに
徐々に徐々に細くするのをイメージすることです。
この徐々に細くなっていく感じを
頭の中でイメージしながら切っていきますね。

あと、
流れにくかったりする髪質だと
軽くねじったりして、
流れるイメージを作りながら切ったりとかします。

こんなんで、大丈夫でしょうか(笑)。

yu-kiさんからKENさんへの質問

  • 2006年11月27日

to_onoy_s.jpg

Question

(U-REALM yu-kiさん)
前髪カットについて質問です。
お客様に「おまかせ」と言われたら、
どういう提案をしますか?

Answer

(aura KENさん)
yu-kiさん、こんにちは。

僕の場合、
お客様に、どんなに「おまかせで」と言われても
そのお客様が何を求めているかを
引き出すようにします。

たとえば、
「色っぽくしたいんですか?
可愛くしたいんですか?」
というように質問したりして、
できるだけ、その人が
どういう雰囲気を求めているのか、
最低限、
人にどう見せたいのか、
ということを引き出してから
カットするようにしています。

たとえば、
「最近、クールな雰囲気に見せたい」とか
「最近、彼氏ができないから、甘く見せたいとか」
そういうことでいいと思うんです。
そういう希望があった上で、
僕の技術的な提案がのっかると思っているので。

できるだけ親身になって話を聞いて、
その希望を引き出してあげることが一番かな、と思っています。

足立孝史さんからyu-kiさんへの質問

  • 2006年11月24日

to_onoy_s.jpg

Question

(K-two AOYAMA 足立孝史さん)
流行りとは関係なく、yu-kiさんが一番好きな
カットデザインを教えてください。

Answer

(U-REALM yu-kiさん)
ひとことでおわっちゃうけど、いいですか?(笑)

前下がりボブです。

あ。
これだけじゃダメですよね。
やっぱり(笑)。

僕、
もともと面のあるスタイルが好きなんです。
美容師をはじめたころ、
業界的に、前下がりボブとか、ディスコネで作ったりするデザインとか、
ちょうど流行っていたころで、
そのころからずっと、今になっても、
やっぱりそういうデザインが好きです。
ちょっとモードが入ったような、前下がりのグラボブ。

僕のお客様は、モテ系とか、コンサバ系が多いと
みなさん思われているかもしれませんが、
僕自身、「おまかせ」と言われたら
前下がりボブをおすすめすることが多いので、
意外と僕のお客様で、ボブにしている人って多いんですよ。
半端にミディアムに切るくらいなら、
ボブにしようよ、って提案すること、多いですね。

JUNさんから足立孝史さんへの質問

  • 2006年11月22日

to_onoy_s.jpg

Question

(PHASE JUNさん)
もしも明日、地球が滅亡するとしたら
足立さんは最後にどんなヘアスタイルを切りたいですか。

Answer

(K-two AOYAMA 足立孝史さん)
地球最後の日。。。

すっごい質問ですね。(笑)

じゃ、ボブっていっておきます。

意外と僕、ボブが好きなんですよ。
ボブって、切りがいがあるじゃないですか。
上の長さとか、えり足のはえぐせとか、考えることがいっぱいありますよね。
営業ではあまりオーダーがないのですが、実はすごく好きです。

今は、あまりえり足を短くせず、ちょっとハネるくらいのモードすぎないボブ、
一般うけもよい感じのボブが気に入ってます。

ボブといえば、今、思い出したんですが、
僕が生まれて初めて切ったボブは、えり足が、えらいことになりました。
カットモデルさんだったんですが、シザーとセニングを間違えちゃったんです。
あわててレイヤーを入れて、ごまかしたことがあります。
アシスタント時代、スタイリストになる直前のことです。

中村康弘さんからJUNさんへの質問

  • 2006年11月21日

to_onoy_s.jpg

Question

(MINX harajuku 中村康弘さん)
ズバリ、JUNさんにとって
カットとは何ですか?

Answer

(PHASE JUNさん)
中村さんご指名ありがとうございます!
うーん今回もまた本格的な質問ですね‥
僕にとって髪を切るということは人生そのものです!
と言いたいところですが、
僕にとって髪を切るということは
言葉以上に深い信頼関係を人と結ぶ為の
コミュニケーション方法だと思っています。

人と会話をするということはもちろんすごく重要だと思っているんですね。
でも大人、いわゆる社会人になると
言葉の後に必ず行動、結果というものが関わっていきます。
そして最終的にベストな行動=ベストな結果につながることによって
はじめに語った「言葉」の強さや意味の深みが増すと思うんですね。

それは美容の仕事も一緒でお客様に対して
最高のヘアスタイルを創るために美容師がベストを尽くし、
結果お互いが満足する、
それによって始めに交わした
カウンセリングの説得力の強さを
改めてお客様が感じる‥
僕たちの仕事で一番大事な所ってやっぱり「技術」だと思うんですね。
いくら心地よい空間でも、素敵な接客でも
ヘアスタイルがキマらないと全てが台無しになってしまうと思います。
だからこそ僕は髪を切るということが
言葉以上の人とのコミュニケーションだと思います!

榊原章哲さんから中村康弘さんへの質問

  • 2006年11月20日

to_onoy_s.jpg

Question

(reve 榊原章哲さん)
中村さんは、お客様の年代によって、
カットのアプローチを変えていますか?
例えば、20代、30代で、
カットを変えたりしていますか?

Answer

(MINX harajuku 中村康弘さん)
結論からいうと、
お客様の年齢層によって、
カットは使い分けていると思います。

ただ、
「髪はファッションの一部」というような認識で、
ヘアスタイルをファッションとして、
デザインとして楽しむというスタンスの方に対しては
カットの時に、特に年齢を気にすることはありません。

でも、
「髪は体の一部」という認識をしている方に対しては、
ヘアスタイルがライフスタイルの中にとけこむように、
カットしていくことを重要視しますので、
そうすると、自然と世代別に対応した切り方とか、
歳相応に似合うヘアスタイルの提案ということが
必要になっていくのかな、と思います。

世代にあったヘアスタイルというのは、
服でいうと
「着ごこちのいい服」というものに近いかと思います。

年齢を重ねた人ほど、
服を選ぶ時
体のラインに合っているか、
機能性があるかどうか、
素材感が心地よいかというようなことに
敏感になっていくと思うんですよね。

同じように、ヘアスタイルでも
年齢が上になるほど
形がシンプルでベーシックなものを
求める女性が多くなっていくと思うんです。
ヘアスタイルやカットも、いわゆる
「リアルクローズ」なものを、
提案していくことが大事になっていくと思います。

ですので、
やはり、年齢によって、カットを変えていると
言えるのではないでしょうか。

河野悌己さんから榊原章哲さんへの質問

  • 2006年11月17日

to_onoy_s.jpg

Question

(GARDEN 河野悌己さん)
ブローをするお客様と
しないお客様がいらっしゃると思うのですが、
それぞれ、
カットをどのように変えていますか?

Answer

(reve 榊原章哲さん)
ありがとうございます。             
二つのスタイルにカットで
やり方を変えているところは、
毛量調整と質感の作り方です。

まずブロースタイルを希望される場合は、
お客様的にも、
多少スタイリングができる前提で切るので、
ベースをきっちり切って、
量感はセニングで調節し、
まとまりのあるスタイルに仕上げます。

一方
ブローをしないお客様に関しては、
ドライカット重視で、
クセを生かして切ります。
場合によってはワンセクションだけではなく
ツーセクションで分けてベースをつくり、
なるべくセニングを使わないで、
スライドカットで質感を作ります。
そうした方がパサつきがない状態でスタイルが作れて、
クセを生かせるからです。

塚本繁さんから河野悌己さんへの質問

  • 2006年11月16日

to_onoy_s.jpg

Question

(K-two AOYAMA 塚本繁さん)
よしきって、すごくカットに
こだわりがあるんだと思うんですが、
一番重要視するのは、シルエットですか?
それとも、質感ですか?
それ以外のことですか?
そして、それはなぜですか?

Answer

(GARDEN 河野悌己さん)
K-two塚本様ご指名ありがとうございます。

カットで重要視するのはシルエット? or 質感? それ以外?
っていう質問ですが、
難しい……。

一概には言えません。

っていうのでは、話にならないので……書きます。
ずばり、「バング」です。
僕は、バングのバランス・フォルムに、
今、一番力を注いでいます。

サロンワークの中で、カットって、
非常に大事だと思います。(当然)。
美容師として、そのことには、
ある意味命賭けてると思うんですよね。(古臭く言うと)。
だたいつも思うことは、そのこだわりって、美容師側の自己満足であって
お客様には伝わりきってない気がするんです。
そのこだわりって、お客様にももっと伝わっていいと思うんですよ。

一生懸命説明しても、
次の日の朝、髪びしょびしょのまま出勤されるお客様とか
顔まわりのレイヤーのラインに熱を入れてカットしても、
ワイドバングにカットしちゃって、
「いやー、我慢できなくて切っちゃいました」って
次の日サロンに来るお客様とか。

僕は、こんなお客様を変えたくて
バングに力を入れています。
そういえば、某有名サロンのSみさんが、言っていました。
「お客様が思っている前髪より、
1mm短く切っちゃっても、1mm長く切っちゃっても失客する」って。
Sみさんは、アフターで、もう一度、クロスをかけるんですよね。
そして、ほんのちょっと前髪を切ったりしてフィニッシュしたりする。
人によっては、クロスをかけても、どこも切らなかったりもする。
それは、どう考えても二度手間ではないか、って思って、
理由を聞いたことがあるんですが、
「最後の最後で、私は前髪1本でも切る用意がある。
それくらい細心の注意をはらっている、ということを示すのが
クロスをかける意味なの」
と言っていらしたのが印象的でした。

うちのボスも、前髪1mmに命をかけている美容師は
成功するって言ってました。
だから、前髪にこだわるんですかね~。

当たり前ですが、雑誌でも、前髪をすごくよくチェックします。
サロンでも、他のスタッフが作った前髪をよく見ます。
可愛い前髪って? 大人っぽい前髪って? ということや
立ち上がりやすいとか、ぺたっとするとか、
割れてしまうとか、もちが良いとか、
いろんな要素があって、キリがないんですけど、
僕が今一番重要視しているのは、バング、ということで。

ちなみに、
最近は、束感とツヤ感を同居させるカットを考えていまして、
すき間のとり方(トライアングルですね)とか
バングにインレイヤーを入れ、フォルムを作るとか……
そんなことを日々考えています。
なんか、暗いですかね? そういうのって(笑)。
でも、そうやってこだわってカットしたお客様って、
セルフカットをしなくなるんですよ。
お客様にそのこだわりがちゃんと伝われば、
わざわざ前髪のために足を運んでくれたりもするんですよね。

ご清聴ありがとうございます(笑)。

Newer Posts »