吉井誠さんからムッシュ豊田さんへの質問
Question
(Stellar 吉井誠さん)これからの美容業界は、サービス・雇用・組織など、
どう変わっていくと思いますか?
それに対応して、どのように教育を行なっていきますか?
Answer
(afloat-f ムッシュ豊田さん)わー、難しいっすねー!
吉井さん、わざと僕に
こんな難しい質問してますよね(笑)。
えーっと、僕が思うのは、
これからっていうか、今もそうなんですけど、
うちみたいに大きいお店、大きい組織は、
大きくなりすぎると、
やっぱり限界があると思うんですよね。
というのも、今まではワンスタイルで、
お店を大きくしてきたところがあるんですよ。
うちで言えばコンサバ・フェミニンを
メインスタイルとして売りにしてきました。
でもお客様のニーズは細分化してるんですよね。
例えば、表参道とかこの辺だと、
もうちょっと、原宿よりの個性的なスタイルも
やらなきゃいけないし、
青山系のコンサバスタイルもやらなきゃいけない。
なので、それに対応する為に、
今うちでは、お店の中を部門分けしているんですよ。
密かに裏原系のスタイルを作れる集団、
なんてのも作っています。
お店として1つのものに向かっているのは
全員ちゃんと向かっているんだけど、
作るスタイルや営業スタイルを
コンサバ、キュート、フェミニン、みたいに
分けちゃうんですよね。
1つの組織の中が、いくつかの部門に分かれている。
イメージは、これまでを専門店とすれば、
百貨店ですね!
理想は、
「何の雑誌を見ても、うちのスタイルが載っている!」
っていう状態。
nonno見ても、with見ても、JJ見ても、CLASSY見ても、
うちのお店のスタイルが出ている!
っていうのが1番いいと思うんですよ。
確かにここまではワンスタイルで
大きくなってきたんだけど、
これからはもう少し
自由に動けるようなサロンの体制を作っていきたいですね。
例えていうなら東急ハンズやロフトみたいなお店。
誰が行っても楽しめる! っていう感じ。
それを目指してます。
これからは総合商社ですよ!(笑)。
で、教育っていう部分ですが。
「お店の中を組織分けする」とかって
口で言っちゃうと簡単そうなんですけど
意外に難しいんですよね。
まず、スタイリスト直前の子には
作品撮りをしてもらって
ブックを作ってもらうんですが、
それを作ってもらう期間を
今までより長めに設けるようにしました。
しっかり作りこんでもらうためです。
そこで作ってきてくれたものを見て、
僕たちが「こういう感じが向いてるんじゃない?」とか、
タイプを見付けていってあげるんですね。
何かに当てはめるんではなくて、
作ってきたものから、導き出してあげる感じです。
作品撮りの期間が長くなれば、
スタイリストになるための準備期間も
当然長くなるわけですが、
その期間で、精神的にも
スタイリストとして、成長できるのかなと思います。
カリキュラム受かって、
「はい、スタイリストとしてやりなさい!」だと
どうしようもできなかったりするんで。
1人1人の強みっていうのを、しっかり引き出して
こういう方向性でやってみよう! っていうのを、
僕らがプロデュースしていってあげることが、
大事なんだと思います。
サービスっていう部分は、表参道やここら辺のサロンって
全体的に遅れをとっているように思います。
今までは雑誌の撮影やって、
スタイル作ってなんぼ!
って感じだったんですよね。
でも最近この辺でも、
内装にラグジュアリー感を出したお店が
増えてきているんですよね。
だけど、まだサービスがその内装に追いついてない、
というか、そこまで対応しきれない部分も
大きいと思います。
サービスは今まで
大勢で揃えてやるサービスっていうのが、
多かったのですが、
これからは1人のお客様に対し
個々のサービスをしていく必要があると思うんですよね。
1人1人のお客様のタイミングをちゃんと見て、
お水やキャンディーを渡したり、
シャンプー台の前できちんと挨拶をしたり。
そういう個別対応のサービスがいいのかなぁと思っています。
サービスに関して目指しているのは、
ディズニーランドですね!
なんかパクリばっかですが(笑)。
全部のスタッフが1人のお客様に対応するっていうコンセプトが
全体に統一されているところ、真似したいですよね。
あと、「いらっしゃいませ」よりも
「こんにちは」という言葉で、
お客様を出迎えたいですね。
「いらっしゃいませ」は商売上大切な言葉だから、
もちろん必要で、言わないわけにはいかないんだけど、
それとは別に、「こんにちは」っていう挨拶は
お客様との距離感を、つめてくれる言葉だと思うんです。
1人のアシスタントが1人のお客様に
最初から最後までついて、
しっかり接客をすることだったり、
そういうお客様との距離を近くする
サービスというか接客を
これからは浸透させていきたいですね。
雇用という部分ですが、
これはぁー!
スタッフをお店から離れられなくする秘策があるんです!
が、
残念ながら秘密です(笑)。
すみません!!